ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

興味関心を広げて備えをする

夫婦研修でいただいたライフ・デザインの指南書を読みました。かなり分厚いもので、あらゆる角度からの人生設計上の助言のみならず、昨今の変動激しき時代に対応できるよう、相応の覚悟を要求する内容でした。
金銭面でのリスク分散のように、専門分野だけに集中せずに、年齢に応じて趣味や他の技能や異業種への関心や人脈を広げていくことで、人生上の危機に対応する準備をするように、とのことです。これは、ある程度の年齢から徐々に心掛けるべきで、肩書きなしの自分が通用するような分野を精神的にも整えておくことが大切。高齢化社会を迎え、自分のことは何でも自分でこなす自己責任が強調されていました。
そこで我が身を振り返ってみたのですが、ここ数年は特に、分野にとらわれず、読みたい本がどんどん読めるようになってきましたし、フランス語を始めてみて(参照:2010年10月13日・10月20日・11月4日付「ユーリの部屋」)、これまでの外国語学習とは全く違う新しい世界があることに遅ればせながら気づきましたし、何とか自分の身の丈にあったような方向性が、ようやく見出せるようになってきたかと思います。
2月のフランス旅行に関しては、冊子を作成するなど、親睦を深めるという企画があるそうで、楽しみにしています。では、突然のフランスが、マレーシアと何が関係があるかと言えば、まず、マレーシアのカトリック史にはフランス系司祭の影響も見られること、訪問地には、マレーシアのカトリックのシスター達も行ったことがある場所も含まれていること、などです。
最近では、カトリックプロテスタントの共同の聖書の学びなどが神戸で進展中で、数年前に、私もその恩恵にあずかりました。幼い日にカトリックの幼稚園で育ったことが、そもそもキリスト教に対する関心の始まりなので、なつかしく感じながら学ぶことで、ルーツを辿る意味もあります。
このように、複合的な動機や背景が重なっての活動、これからも大切にしたいと思っています。
そういえば、新書の紹介がマレーシア神学院のサクティさんからありました(参照:2010年4月13日付「ユーリの部屋」)。ボルネオのアングリカン教会史の本です。早速、神学生を中心に注文が相次いでいるようで、私もその末席に連なっています。届くのが楽しみです。