ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

昨日の仕事

昨日は、午前中、主人の特定疾患の継続申請手続きのために1時間半ほど費やしました。年1回の恒例行事ですが、一見何でもないように見える人が、病気で苦しんでいらっしゃることがわかる機会です。
60代ぐらいのご夫婦連れで、ご主人が奥さんの看病に当たっているらしいケースに出会いました。陽気そうに、いろいろ夜中の苦労などをしゃべっていたご主人ですが、そばで奥さんが「私だって、なりたくて病気になったわけじゃない」とぼやいていて、それが関西弁なので、どこかユーモラスでした。こういう場が必要なんでしょうね。

その後、民博図書室へ。雨でしたが、借りていた博士論文3本を返す日に相当していたので、がんばって出かけて行きました。書庫へ入って、ようやく作り上げたコピーのリストと照らし合わせながら、もう一度、『モスレム世界』を創刊号から見直していました。案外、「マレーシア」「マレー」の項目が見つかるもので、また日を改めて作業にかかる必要性がありそうです。ふう!
それにしても....この、ムスリム・クリスチャン関係については、膨大な資料に当たって、丹念に調べていかなければ、本当のところはわからないものですね。今は、対話路線が主流で、対話会合に出てくるような限られた人材だけが、狭いサークルの中で場所を変えて、議論するやり方が盛んですが、共通項を重視するだとか、相互の人間関係を大切にする、というのは、1911年当時から存在した考え方でした。もし、それを踏まえずに、同じ議論を繰り返しているだけならば、単に時間とエネルギーの無駄でしかありません。
当時と今の違いを指摘するとすれば、宣教師として出て行く人の層の問題と、情報の流れが今ほど大衆的に広まっていなかったことでしょうか。