ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

思い込みを捨てて前へ

学生時代から海外に目を向け、院生の時には留学生寮の住み込みチューターを務め、その後はマレーシアへ。タイ、インドネシアシンガポールへも平気で単独で旅行していました。
でも、気がついたら、この12年ほどは、ほとんど毎日、家にこもって本を読むかパソコンを見ているような単調な暮らしに...。どうしてこんな風になってしまったんでしょう?
20代の頃は、「ユーリさんって、結構、ぶっ飛んでますよ」「これからはアジアの時代ですから」などと周囲に言われて、有頂天になっていたこともありました。元々、好奇心旺盛で、外へ外へと向かう性格でもあったはずなのに、すっかり内向きの生活に...。人生の大事な時期に、いろいろな危機が重なってしまったこともあります。自分に負けた、のかもしれませんが、不可抗力でどうしようもなかった、という側面もあります。思い出すだけでもどっと疲れが出そうな経験がさまざま降りかかってきました。いずれも、予想外のことばかりでした。
今日は、郵便物などのたまっていたものを片付けながら、ふと、ドイツ語もスペイン語も案外に読めるのに、どうして今は家に籠もっているんだろうか、と疑問に思いました。このまま年をとっても、家にいて、本だけ読んで家事をする生活なのだろうか?19年間もマレーシアと関わって勉強を続けてきたのに、どうして仕事がないのだろうか?いや、仕事をするためには、もっと勉強しなければ、と自分に強制していて、今はまだまだ、と、その連続でここまで来たのではなかったか?
もし、ここで人生が終わるとしたら、ものすごく不完全燃焼的な感覚しか残らないだろうなあ、と思います。子どもの時から、将来を夢見て精一杯やってきたつもりなのに、どうして今はこんな状況なのか、と。こんなはずじゃなかったのに...。
結局、あと半歩、あと一歩というところの踏み込みで、いつも後ろに下がっていたんだろうと思います。あれやりたい、これやりたい、と願っていても、すぐに「できるわけないよ」「失敗したらこっちが恥かくからやめて」などと言われたことを鵜呑みにして、新しいことに挑戦するという態度を封じてしまっていました。
こういうことの積み重ねで、人生が大きく変わっていくんですね。