ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

楽しく充実した一日でした

今日も一日、いろいろな用件をこなしました。
まずは午前中、住居のドアのペンキ塗りのお兄さん三人がやって来て、30分ほど仕事をされました。あっという間に終了。乾くまで一時間待ち、その後、活動開始。
暑かったので、つばの広い黒の帽子をかぶり、日傘をさして、近所の図書館へ本4冊を返却に。ちょうど15分ほど歩くと、汗だくだくで疲れるので、この距離で冷房の効いた建物に入るのが、熱中症防止のためにもよいようです。例によって『音楽の友』最新号の一部をコピー。これは、毎月の楽しみなんです。それから、一階に下りてレストランで昼食。水分補給と体力温存のためにも、この辺りがよいようです。夏でもちゃんと食べられることを改めて感謝。結婚前もそうでしたが、結婚後の10年も、一度も消化不良だとか腹痛だとかの病気になったことがなく、主人に言わせると「消化力抜群」なのです。だから、多少太り気味でも、健康そうに見えるからいいのだとのこと。「無理にやせようとするな。ぽっちゃりした方が女性は幸せそうに見えるよ」。
その後、また10分ほど歩いて馴染みの生協へ。ここで、空き缶やら発砲スチロール皿などを箱に返して、ようやく鞄がすっきりしたところで、二階に上がり保存用に学会誌から拙稿箇所をコピー。これも、クーラーが入った建物なので、ちょうどよい休息となるのです。
それから駅まで10分。銀行で通帳保護の袋を交換してもらい、ATMカードの新規を勧められて、帰宅後、検討することに。そして、郵便局で9月の学会参加費用を払い込みました。
電車に乗って、バスに乗り換えて、民博図書室へ。今日は水曜日で、普段の通路口が閉まっていると事前にお電話で説明を聞いていたので、15分ほど歩くことになりました。道に迷ったらどうしようかと思っていたのですが、偶然バスで同乗だった、スーツケース持ちの研究者風の中年男性と、同じ道を歩くことになったことが判明。普段は使わないゲートの暗号番号までご存じだったので、問題なく辿り着くことができました。
考えてみれば、私の住んでいる場所は、京大にも阪大にも民博にも日文研にも思い立ってすぐ行けてしまうほどの便利さで、文献をパソコンで調べておきさえすれば、時間のできた時、いつでも閲覧できるのです。このことについて、今日も歩きながらつくづく幸せだなあと思っていました。出身地の名古屋は、案外に必要な文献が揃っていないことが多いのです。若い頃は、専門が国文学や日本語だったので、それでも何とか間に合っていたのですが、今の研究テーマでは、全く不充分だということがよくわかりました。Webcatで調べると、名古屋にはなく、東京にもなく、関西にしかないという文献がたくさんあります。今回もそうでした。民博と京大と天理大と旧英知大の聖トーマス大学にしか所蔵されていなかったのです。もし、今でも名古屋在住だったら、いったいどうしていたのでしょう?
文献探しは、暇な時にノートにメモしておくのですが、ある程度冊数がたまらないと無駄足になるので、タイミングにはあるコツがいります。ただ、私の場合、これまでその点で失敗したことはないのが、実にありがたい限りです。
数年前までは、研究機関の図書館を利用するには、しかるべき所からの紹介状が必要でしたが、私はへっちゃらで、上記の近所の公立図書館から紹介状を出してもらって、堂々とどこにでも行っていました。誰も咎め立てすることなく、すんなり通していただけて、自由に複写も取れて、本当にラッキーでした。文献そのものが、どちらかと言えば珍しいものが多かったためもあります。蔵書は、棚に並べておくだけでなく、集めた以上は使ってもらわなければなりませんからね。
そして、気がついたら現在では、京大でも民博でも、「どうぞどなたでもご自由に閲覧してください」と公開されるようになり、納税者(結構高い税金を払わされているのです!)のはしくれとして、当然の権利だとは言え、昔と比べて敷居がずいぶん低くなりました。よい傾向だと思います。だいたい、かくかくしかじかの機関の所属でなければ文献が読めない、などという狭い考えでいた日には、このグローバル化の時代に、みすみす敗者競争を促しているようなものです。第一、外国語の専門文献なのですから、門戸開放をしたとしても、足を伸ばしてわざわざ閲覧に訪れる人は、ある程度は限られています。だからこそ、オープンにした方が知的財産の共有の精神からも、健全なのだと考えます。
さて、今日は上記本の他に、最近入ったばかりだという三本のマイクロ資料も出していただきました。これは、アメリカの神学関係から送られてきたもので、どなたが注文してくださったのかわかりませんが、私にとっては準一次資料に相当します。一本のリールそのものがあまりにも分量が多過ぎて、全部を見きれませんでしたので、「明日また来ます」と宣言して退館することになりました。コピー代が一枚40円と高いのですが、この情報を入手しているかどうかで、9月の学会発表にも大きく影響が出ることが判明し、俄然やる気が出てきました!準備や読み込みも含めると、タイミングとしては実に不思議なようにぴったりです。

その後は、モノレールで戻り、買い物をして、帰宅。片付けなどをして10分もたつと、主人の帰宅。今日は特例で早く帰る日だったのだそうです。しばらくすると、机上スタンドが届いたので、さっそく主人に組み立ててもらいました。その間に私が夕食を作って、これまたタイミングよく、スタンドの光がともったのと夕食の出来上がりが同じ時だったんです!
何だか、とても気分がよいです。主人の帰宅が早いと、いろいろなことができ、私も安心です。どうかすべての職場の仕組みが、家庭生活を健全にする方向に改善されますように。そうすれば、変な事件も減るだろうし、少子化対策にもなるし、円満ライフで仕事も効率よくなるのではないでしょうか。