ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

首相の訪韓決意を巡って

もう一件、櫻井よしこ氏を(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180202)。

https://yoshiko-sakurai.jp/2018/02/03/7266


2018年2月3日
「反対強い中での安倍首相の訪韓決意 政治家としての判断しっかり見守りたい」
週刊ダイヤモンド』 2018年2月3日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1217 


・1月24日、安倍晋三首相が2月9日に行われる平昌五輪の開会式に出席するとの考えを、開会式出席に最も強く反対していた「産経新聞」のインタビューで明らかにした。自民党内には反対の見地から大きな波紋が広がった。この開会式には主催国の韓国でも強い反対論がある南北朝鮮の選手による合同行進で韓国国旗の「太極旗」ではなく、「統一旗」という奇妙な旗が使用されるのが一因だ。
・安倍首相はなぜ開会式に出席するのだろうか。米国政府からの働きかけがあったと、一部の関係者は語る。それが事実なら、開会式に出席するペンス米副大統領と同格の麻生太郎副総理の出番であろう。
時事通信自民党二階俊博幹事長や公明党山口那津男代表らが首相の出席を求めたことが背景にあると報じた。
首相は以下の点を語っている。
・2020年に日本も五輪を開催する。日本人選手達を激励したい
・文大統領と会談し、慰安婦問題での合意を韓国側が一方的に変えることは受け入れられないと直接伝える
ソウルの日本大使館前の慰安婦像撤去も当然強く主張する。
北朝鮮への圧力を最大化していく方針はいささかも忘れてはならない。
・説得できるとしたら、それは日本国の最高責任者である自分自身だ。問題が困難であっても解決の方向へ持っていく責任は自分にはある
・首相は、開会式出席に強い反対があることも、そうした気持ちになることも十分に理解できるとして、「何をすべきかを熟慮して判断し、実行するのは政権を担う者の責任です」とも語っている。
・文大統領に日韓関係についての日本の危機感を伝え、北朝鮮問題での日米韓の結束の重要性を説くことも当然すべきだ。
朝鮮半島をめぐる力学の中で、ペンス副大統領と共に安倍首相が訪れることで、日米関係の緊密さを、中国などの関係諸国に顕示できる。その政治的意味は軽くはないはずだ。
・今回の件は首相のロシア外交を連想させる。見通しが甘いなどといわれながらも貫き通している。首相はその言葉のように、「熟慮して判断」したのだ。自民党内はおろか、世論の強い反対もある訪韓は、政治家としての判断だ。しっかりと見守っていきたい。

(部分抜粋引用終)