ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

中間報告

まだ完治しておらず、神経痛がピリピリと右前頭部とこめかみ辺りを走り、右目だけが充血したままなのだが、久しぶりにブログを書いてみよう。
ストレスと免疫低下で発生する病気なのだが、皇后陛下や皇太子妃殿下も罹患されたことがあり、何も隠すようなことではない。だが、再発防止のためにも、今回は最低限の用事以外は家にいて、ゆっくり休むことにしている。
アクセス・ランキングには一切参加していないので、最初から自分用の記録として、ノートに毎日ページビュー(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131006)やアクセス・データを書いてきたのみだったが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170111)、ブログを書かなかった間も一定数のアクセスが続いたのは幸いだった。これまで、自分の思考の整理と生活記録と勉強ノートとして、時間をかけて一生懸命に書いてきたことが、どこかで何らかの形で伝わっているのだろうか。
読んでくださった方々には感謝申し上げます。
但し、電子版媒体は、一度休むとアクセスが落ちるのはやむを得ない。かと言って、個人ブログなのに、アクセスを気にして書き続けるというのも、本末転倒という気がする。
私は私のやり方で行くしかないのだ。右目が膨れて三分の一ぐらいしか開かなくなった数日間、来し方行く末を考えさせられた。
インターネット情報は、瞬時に目の前に提示される反面、内容が玉石混淆の上、膨大な情報洪水となって時間を浪費しがちである。余程、自己規律をしっかりしないと、紙媒体の作業よりも時間が何倍にもかかってしまう。フェイスブックも、海外ニュースを追っかけていると、それだけで何時間も過ぎてしまう。
それに輪を掛けて、いい加減な文章を平気で書いて、人気を博している人達に振り回されてもいる。
こんなことが積み重なって、病気につながったのだ。
まだ思索が続いている昨年9月の欧州旅行のことだが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161007)、英語圏の保守派運動の一端を担う人々と知り合えたことが、最大の収穫だった。今でもメールやフェイスブックでやり取りがあるが、結局のところ、伝統や歴史を大切にし、現実を直視して地に足をつけて生きている人々とは、一緒に旅行していても価値観や行動原理の上で全く違和感がない。むしろ、妙に「多様性」を売り物にしている団体よりは、遥かに親密になれ、仲良くなれる。
イスラーム問題については、一連のマレーシアのリサーチ経験で違和感なくフォローできたし、先端の最も重要な側面に直接触れられたのがよかった。2015年春のイスラエル旅行でもそうだったが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150511)、私達が訪問した時には平静で全く安全であっても、帰国後しばらくすると暴動が起きたりして、ニュースが飛び込んでくる。これが意味するのは、
(1)引導されるダニエル・パイプス先生の現地認識が的確だということ
(2)安全第一を指針としているので、危険を侵して無謀な行動には出ないが、私達の行程は常に守られていること
(3)日々の勤勉な情報分析の積み重ねと、信頼の置ける確かな人的ネットワークが、何より物を言うこと
だと思われる。
旅で出会った現地ガイド氏や講演者のホームページを見ると、考え方やトピックが非常に共通していて、難なくついていくことができるのには驚いた。何よりも膨大な執筆量で、今頃になってようやく読めるようになった状態だ。これから日本で広く知られることになる方達なのかもしれないが、私にとっては大変に勇気づけられる。
今後は、身の回りを整理して、世界観や価値観の合う人々との交流を大切にしていきたい。時間も体力も限られてきた現在、余計なことに振り回されている暇はないのだ。