早くも今日は、七草粥の日(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%BC%B7%C1%F0%B4%A1)。
昨日付のブログで紹介した方の文章は(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170106)、いちいち御尤も。非常に賛同できるところである。
何も、ご時世が右向きになってきたから合わせるというのではない。自分の身近な人々を見ていても、少なくとも、私が学部生だった頃までと現在とでは、全く違った人生行路になっているからだ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121109)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160715)。それでうまくいっているというならば問題はないが、客観的に見て、どうもその反対らしい。
それに、少子高齢化(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151215)、未婚率(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100303)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151216)および離婚率(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151219)の上昇に伴う人口縮小問題は、単に個人のプライベートな領域のみならず、国力全体を大きく左右する深刻な全体責任なので、気が気ではない。
こんなはずではなかったのに!
というわけで、もう少し新春お笑いコーナーを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170105)。
以下に引用する「2ちゃんねる」というのは、昔はいい加減で危険な巨大サイトだと聞いていたが、この頃はマナーも向上し、本音が出ている。偶然、検索に引っかかってくる部分が興味深い。
まずは、こちらを。
(https://oshiete.goo.ne.jp/qa/5982116.html)
2010年6月20日
・最大なる出来事は、やはり「我が子が所帯をもつ」ということです。これは、育児の最終段階です。ここで、いい結婚をし、いい家庭を気づいてもらえば、正直親としては鼻が高い、だから風習に従って、ちゃんとした というのもその土地はそれが「ちゃんとした結婚への道筋」なのですから、ちゃんとした結婚をさせてやる!
・嫁がせる親として「もらわれる」なんですよ。ここまで育てた娘を取って行かれる。状態です。こっちの親としても、取って行かれるならばご近所に恥じぬ結婚をさせてやりたい、なんだと思います。
・古い考え方でいけば、正直、嫁ぐ方が嫁がせる相手の風習に従うものではありますが、それを半分半分にしてこっちが妥協すれば、次はあっちが妥協する。これが大人の付き合い方です。
・お互いの関係の上手くし、息子、娘の次なる人生に水を差さないようにする。よって、ぶっちゃけ言えば、両家の親は「子離れ」できていません。
・お二人の説得も何度もあって、現状です。貴方方二人の幸せを選んでも罰は当たらないかもしれませんが、今後支援はないかもしれませんね。支援ないのも辛いですが、世の中、そうやって頑張っている夫婦はいっぱいますから、何とでもなります。
・自分達が一度、子供の幸せを自分の意で駄目にしそうになったと後悔もすることでしょう。
・どちらの親御さんも回答者から言わせると、現在の社会情勢を知らない常識知らずで、因習の塊ですね。
(部分抜粋引用終)
うちの場合も似たようなケースだった。二十年も経つと、上記の他所様の事例だが、失礼ながらも何だか笑えてくる。
主人の家は、よく我慢して忍耐されたと思う。なぜならば、私側の場合、結婚の準備を進めていく過程で、「もらっていただく」立場だということを忘れ、相手の家のあら捜しを親戚中に触れ回り、何とか潰そうと躍起になっていたからだった。ちなみに、主人は私より五歳上、私の父より主人の母の方が二歳上、つまり、主人側が目上なのだから、立てるも何も....。(父は「不足を言い出したらキリがない」と、すぐに了承してくれた。)
今でもあの瞬間を不思議に思うが、騒動の最中に突然、祖母が現れて「いつまでもユーリをこの家に置いておくつもりなの!」と厳しく叱責し、私には「うまくいくように祈っている。これが最後のチャンス。次はないからね」と言ってくれたのだった。
本当に、あの一言、あの一押しがなければ、私も疲れ果てて諦めていたかもしれない。ということは、今までの二十年間がなかったということだ。
客観的に考えて、お相手が誰であっても、全力を挙げて潰しにかかっていた可能性が非常に高い。
その証拠に、結婚後、主人の母宛に私の悪口を書いた手紙が何度か来ていた、とのこと(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160302)。それでも、主人の母は私に何も言わなかった上、嫁イジメも一切ない。それどころか、二三年ほど前になって初めて、主人に「あまりに腹が立ったから、すぐ捨てた」と言ったとの由。
一昨年、引っ越しのお手伝いをしていた時に主人の母が話してくれたことであるが、いいお話がなかったから無理矢理、焦って私とくっついたというのではなく、米国駐在頃から、いいお話がたくさんあっても、なぜか首を縦に振らなかったということだった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091214)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161222)。確かに、お見合い写真を見ると、私が言うのも変だが、真面目で柔軟性のある、いい感じの青年だ。
...という話を、なぜ聞こうともせず、自分の狭い目で何事も勝手に決めようとするのだろうか。
(http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1378223779/)
2013/09/04「結婚できない子供を育てる親の特徴」
・夫婦仲が悪い → 厭婚観を植え付ける
・ヒステリーで不幸体質
・妻が夫の、夫が妻の悪口を、子供に吹き込む
・夫婦共に自己中で、歩み寄る姿勢がない
・自分の結婚が不幸なのは、自分に非はなく、配偶者のせいだと思っている
・互いの実家や親戚を罵る
・夫に家庭を築く意欲が薄い。妻より肉親を大事にしたり、家を建てなかったり
・夫で満たされない妻が、子供に過干渉(子供の自立心をそぐ)
・教育にしか関心がなく、子供が学歴をつけることだけが楽しみ
・子供の結婚への思いは皆無(自分の結婚が不幸だから、そこまで思い至れない)
・子供の服装もセンスもダサいまま、異性に自信がないまま育つ
・外見の重要性をわかっていない。「人間は内面だ」と本気で思っている
・色恋事を話せる雰囲気が一切ない。いわゆる堅い家庭
・学生の本分は勉強だ、恋愛など以ての外と言い、適齢期が過ぎると「相手はいないの?」
・親からは愛され、不仲を見ていると、「結婚なんてこんなもの」と幻滅する
・お宮参り、七五三、ひな祭り、といった行事をやらない
・先祖の墓参りをしない
・妻が料理下手(賢くないので料理が上達しない)
・世間体を異様に意識しており、自分を人より良く見せようと必死
・親子揃って他人に自慢できる要素を求め、身近な他人を見下す
・家庭に問題があるけど何でもない事のようにふるまう
・家庭が冷めきってるので恋愛話どころではない。当たり前にそんなものはない「結婚できない男の父親に共通して見られる特徴」
・職業は公務員、あるいはホワイトカラーの会社員
・人を学歴で判断する
・ブルーカラー、自営業者を嫌悪する
・勉強さえできれば社会に出ても安泰だと信じている
・コミュニケーション能力を軽視する
・家に友人や会社の親しい同僚を連れてくることはまずない
・家では電話に出ようとしない
・家で会社での出来事や面白い話をしない
・物事を損得勘定でしか判断しない
・思い出を作ることを軽視する
・子供から「今の時代に生まれていたらニートや引きこもり、良くても派遣やフリーターにしかなれない」と思われている
・男らしさや男気が全く無い
・相手を楽しませよう、喜ばせようと思う感情がない
・子供に良い思い出を作ってやろうという感情がない
・声が小さい。モゴモゴ、ボソボソ、ヒソヒソ喋る
・自分を厳しく叱ったり注意したりする人を「レベルが低い奴」などと見下す
・「ありがとう」「ごめんなさい」を言わない
・挨拶ができない
・何事に対してもネガティブなことしか言わない
・行動的な人を激しく嫌う
・学歴の話題、他人の悪口になると突然饒舌になる
・自分は皆から好かれている、高く評価されていると思っている「結婚できない女の母親」
・アナウンサーや客室乗務員など親が自慢出来る職業に就く事を勧めてくる
・短いスカートをはくだけで、男を誘っていると誤解する
・子供に注意してる内容を言ってる本人(母親)が実行できていない
・人様から好かれる女性に育てようという発想がない
・美的感覚がなく「オシャレなんてしなくてもいい」という価値観を持っている
・家事やマナーなど女としての躾をしない
・愚痴が多い
・人の話を聞かない
・他人への配慮ができず子供にもそういった躾をしない
・良い所へ嫁ぐためには貞操観念や真面目さが何よりも大切だと思っている
・結婚相手以外と交際した経験があると結婚時にマイナスになると思い込み、学生時代に異性との接触を避けさせようとする「負け組家庭にありがちなこと」
・流行物は買い与えない
・学校の宿題の日記などを勝手に読む
・友達を家に上げるのも友達の家に遊びに行くのも禁止
・決まった小遣いを与えない
・若くして結婚した人が気に入らなくて悪口を言う
・学校に必要な物を買わない、家にある代わりの物を持たせる
・異性からの電話に「子供とどういう関係だ!」「取り次ぐことはできません!」と一喝する
・「結婚するなら真面目で堅実な人と・・・それから家の近くに住んで・・・」と子供の頃から洗脳する
・男女交際禁止
・「オシャレなどくだらない」「着飾ることにお金をかけるのはバカだ」と言っている
・毎日風呂に入らない、食後歯を磨かないなどだらしがない
・若い時人生楽しんでいると晩年ツケが回ってくると思っている
・真面目にさえしていれば会社や学校で重宝がられ人気者になれると思っている
・今時結婚は見合いでするのが常識だと思っている
・家の中で挨拶がない
(部分抜粋引用終)
どのぐらい、笑いました?私は一文一文に心当たりがあり過ぎて、不謹慎ですが、たくさん笑わせてもらいました。
十二年ほど前、某大学でマレーシアについて教えていた時、黒く長いスカーフを被った日本人の女子学生が、自分の理解と違ったイスラーム説明を私が出すと、授業の中でも怒って叫んでいた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141011)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150320)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160118)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161030)。
当時も今も、そういう人達が出現する遠因には、上記リストの要因も含まれるのではないだろうか、と愚考する。つまり、家庭や社会の中で可視的な規範がわからなくなってきたので、イスラーム主義者の説くかっちりしたムスリム法体系に沿って生きることを、新しき理想としてしまうのではないか、と。
この改宗ムスリム日本人は極めて少数派なので、結婚率も高く、出産率も高潮のようだ。だからこそ、民間防衛隊としては(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160321)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161030)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161101)、うかうかしていられないのだ。
ところで、昨日、原節子(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151212)主演の映画『青い山脈』を初めて見た。
都会の話かと思っていたが、東北の港町が舞台だとの由。今では古過ぎて、何ら面白みもないストーリーだが、リサーチ感覚で見ると、それなりに思想が窺える。何より、俳優さんの発声法と話し方が腹式呼吸で、舞台劇でよく訓練されたものであり、今とは全然違う。また、会話の運び方に男女差がはっきり表れていて、好感が持てる。
特に、「民主日本」「民主主義」「新しい時代」「封建的」「ゴーリキー」などのキーワードのカラクリには、妙に納得した。まさに、男女交際をテーマにした、戦後の「新日本」向け社会主義の導入及び浸透である。最終シーンが新約聖書の言葉で締め括られているのも、今思えば意味深である。