ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

手加減せずに(4)

http://scarecrowstrawberryfield.com/


September 17, 2016
日系人ユダヤ人は比較的裕福というアメリカ社会の謎」


・東洋系アメリカ人は平均して白人アメリカ人より年収が高い。
・カカシが大学時代、化学の時間に実験班を組むときに、何故か私の周りに白人生徒たちが集まって困ったことがある。私は化学は大の苦手だったので、自分より頭のいい生徒たちと組みたかったのだが、日本人というだけでかなり誤解を受けたようである。
ユダヤ系のほうが圧倒的に年収が多いのだ。まさかアメリカでユダヤ系が優遇されているなど反ユダヤ差別者で無い限り言わないだろう。アメリカにおいてユダヤ系ほど弾圧されている集団もないのだから。
アメリカでもっとも年収が多いのが、なんと日系アメリカ人なんだそうだ。続いて中国系、次がユダヤ系、そしてイラン系と続く。左翼リベラルはやたらとアメリカはイスラモフォビアだとか言ってるが、それならなんでイラン系アメリカ人がアメリカ社会でこうも成功するのだ?

(部分抜粋引用終)
カカシ夫人(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=http%3A%2F%2Fscarecrowstrawberryfield.com%2F)の書いていることは、知る人ぞ知るだが、案外に盲点では?
京都の某私立大学はアメリカ研究でも有名ということだったが、十年以上も前に私が触れた限りでは、アメリカは人種差別の国で黒人やムスリムに対する偏見がひどいという話や、共和党は白人の富裕層が中心なので、日本人のようなマイノリティのアジア系は、リベラルな民主党が合うという話をもっともらしく聞かされた。
(は?)って感じ。そんなことを教えているから、日本社会が低迷してきたのでは?
一言だけ付け加えると、世界中から人々が集まって多種多様な共同体を形成している実験国家のような若い国だから、差違や摩擦は存在するだろうが、それを克服するための努力や工夫も、併せてしっかりと観察したいものだ。それに、カカシ夫人が上記で述べているように、ユダヤ人差別の方がムスリム差別よりも比率が高いことにも留意。
もう一点、「化学は大の苦手だったので、自分より頭のいい生徒たちと組みたかった」というカカシ夫人の記述は印象的。伸びていく人は、若い頃から観察力が違う。実に積極的で好ましい。翻って私は、頭のいいクラスメートに迷惑がかかるから優秀な人達とは一緒のグループにならない方がいいだろう、と遠慮していた。
だから今でも頭が悪いのだ!
最後の「イラン系アメリカ人」の成功については、もともと西洋化した上層階級のイラン人がイラン革命時に出国してアメリカへ移住したということと、イラン人にも少数派の非ムスリムがいるので、その系統の人々ではないだろうか、と考えられる。
この辺りを具体的に考えたい時、私はヴァイオリンのガラミアン(アルメニア系)の経歴を想起する。

http://conservative.jugem.jp/?day=20160917


最低賃金、若者のハシゴを外す安倍左翼政権」
2016.09.17


・安倍政権の左翼経済政策である年3%の最低賃金引き上げ目標に沿って最低賃金が上がっている。最低賃金なるものは従来より左翼の政策であった。だが保守不在の日本においては、いわゆる左派もいわゆる右派もそろってこの左翼政策を支持している。


・商品の価格は需要と供給のバランスによって決まる。これは「新自由主義思想」でも「リバタリアン思想」でも何でもなく、有史以来変わらぬ事実である。


・同じ商品の価格を上げれば需要は減る。当然ながら雇用の機会は減少する。特に減少するのは低付加価値な労働における雇用である。


・「最低賃金が上がったくらいで継続できなくなるような経営力の無い事業はそもそも淘汰されるべきなのでは」と。

この小アタマの良い言葉をもっと分かりやすい言葉に置き換えるとこうなる。

最低賃金ほどの利益を生み出せない者達(低学歴者、低能力者、若年者、身障者等)はこの世から消えてしかるべきなのでは」


・「バイト」である。彼らはそこで仕事の大変さや責任感を徐々に学んでいく。そのような仕事で家族を養うことは出来ないし、その必要もない。なぜならば、これら低付加価値な仕事は「階段の第一歩」でしかないからである。第一歩だが重要な第一歩である。

(部分抜粋引用終)
上記のブログ引用は、保守派を名乗る方(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=http%3A%2F%2Fconservative.jugem.jp%2F)による。
安倍総理のファンには申し訳ないが、どうも工作員が首相の周囲にいるのではないか(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151201)、あるいは民進党の圧力に抗えないものがあるのか、と疑われるほど、最近の政策には賛同しがたい面が出てきた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160313)。
もう一件、部分抜粋引用を。

http://conservative.jugem.jp/?day=20160918


働き方改革で成長力底上げ」 洗脳された日本社会
2016.09.18


・「人口減が加速するなか、女性や高齢者が仕事に就きやすくする」ことで「働き方を改革」して「成長力を底上げ」するという愚にもつかない冗談を真顔で人々が語る。


人口減少は衰退の象徴である。豊かさは人口の増加をもたらし、人口の増加は活力を生み出す。人口の減少は人々が将来への希望を見出せない社会の産物である。


・なぜ経済が縮小するかといえば、それは社会福祉と規制によって現在と将来の富が国民全体から吸い取られているからである。


女性が働けば働くほど、当たり前だが結婚は減少する。結婚が減少すればするほど出産も減少する。出産が減少すればするほど将来の人口は減少する。


・永遠の負のループである。それで最終的に「成長力が底上げできる」言い張るのであるから脳みそが腐っているとしか言いようがない。

(部分抜粋引用終)
厳しいが、仰せごもっとも(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150408)。
昨晩、二十代の頃の貯金通帳(郵便局と都市銀行)数冊を眺めていて、つくづく私の若い頃は、日本社会全体に活力があったと思った。アルバイトも、大学進学率が30パーセントぐらいの選抜式だったので、学生の(素人)家庭教師にさえ、月に6万円ぐらいも気前よく払う家庭があって、大学生協のチラシや新聞広告で見つけた確かな紹介所に登録さえしておけば、仕事を探すにも全く困らなかった時代だった。
大学のクラスメートの中には、家庭教師を二軒やって、夕食付きで、時にはお風呂にも入れてもらえるという好待遇で、半年かそこら続ければ、ヨーロッパ旅行にも充分行ける資金が貯まっていたようだった。私はしなかったが、塾や予備校で教えるアルバイトも、非常に実入りのいいものだったようだ。(2000年前後までは、大学の非常勤講師を続けているよりも、同じ時間勤務でも遙かに稼げるという話だった。)
それに、当時は利率が高くて、千円でもお財布代わりに預けておけば、数ヶ月で利子がおもしろいようにつき、貯金のしがいがあった。当時の銀行員の対応は非常に丁重で、選び抜かれた容姿の妙齢の女性達が緊張感を持ってテキパキと働いていた。社会全体は厳しかったが、それだけに希望も持てた。
今は、大学進学率が18歳人口の半数以上で、少子化のために定員割れもあるので、「勉強したいです」と個性を発揮すれば入学できてしまうケースもある。高校程度の学力も身についていないまま、「就職できなかったから大学院に来ました」と平気で言っていた人もいたという情けない有様だ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140324)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150405)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151226)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160320)。
従って、横には広がったが質が下がり、しかも、預金をすればするほど、税金でかなり取られてしまう。現在のところ、貯金の額は、主人の定収入のおかげで桁が上がったが、利子が少なく、税引きもあるという、貧相な通帳に成り下がってしまった。
こんな日本は、早く脱却しなければならない。まずは国防と憲法問題から意識を変えよう!