ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

世界戦略と軍事後進国

http://kigyoka.com/news/magazine/magazine_20131227_3.html


2013年12月27日
米国の世界戦略は変わった/ハドソン研究所首席研究員 日高義樹
企業家倶楽部2014年1/2月号 著者に聞く


・日高 日本人は、米国にとってはもはや日本を守るための日米安保条約は不要だという事実を知らねばなりません。日米安保をきっちりやれば米国が守ってくれるというのは古い考えです。日本のお金や技術が必要だった時は日本が大切にされました。しかし世界情勢が大きく変わって、米のドル体制が完全になり、日本は一つの節目にしかすぎなくなりました。日本を守って米国に利があるかが重要なのです。

http://kigyoka.com/news/magazine/magazine_20140501.html


2014年05月01日
アメリカは既にかつてのアメリカではない/ハドソン研究所首席研究員 日高義樹
企業家倶楽部2014年6月号 著者に聞く


・日高 今、核爆弾は誰でも作れる兵器です。ただ濃縮ウランとプルトニウムがないと作れない。この2つを安倍首相はアメリカへ渡すことに同意してしまいました。原発がある限りいずれまた貯まるでしょうが、今なぜアメリカに渡してしまうのか。靖国神社参拝にしても頭が悪い、考えてないとしか思えない。
・日高 どんな人でもいいですが、頭のいい人がいいですね。石油を買うのはアメリカが一番安い。シェル石油の採掘と発見の技術はアメリカが持っています。アメリカ人やアメリカがどのように変化しても、技術は変わりません。なのでアメリカとは仲良くすべきです。今は仲が良いわけではなくバカにされているだけ

http://kigyoka.com/news/magazine/magazine_20150413.html


2015年04月13日
平和ボケした日本に警鐘を鳴らす/ハドソン研究所首席研究員 日高義樹
企業家倶楽部2015年4月号 著者に聞く


・日高 確かに中国の経済成長は目ざましく、素晴らしかったです。しかし、近々破綻するであろう、先の無い中国は怖くありません。今までの成長が何十年も続くと思うから脅威であるかのように見えるのです。
・日高 メディアに問題があります。(中略)他国の記者はワシントンポストアメリカの宣伝に過ぎないことを知っていますからね。そしてこの傾向は現在も変わっていません。日本における中国の記事は人民日報を読んで書かれたものです。中国側の誇張表現を鵜呑みにし、日本に広げています。そのため、日本では中国が脅威だなどという論調になるのです。事実を報道しない新聞はエンターテイメントに過ぎません。
・日高 アメリカが世界のリーダーとしての責任を放棄したことです。(中略)これからアメリカは再度一人勝ちするでしょう。ヨーロッパでイスラム勢力が大きくなりつつあるのは、イスラム教過激主義者によるパリ新聞社襲撃事件に対してデモを行うのみで、誰も厳しく攻撃しないことからも明らかです。また、第二次世界大戦後、ドイツに戦争をさせないために作られたユーロは不要だとの考えが広まれば更にアメリカが優位になります。
・日高 今の日本が核武装をしても世界は興味を示さないでしょう。使う意思のない兵器など意味がありません。日米安保が締結された時、軍事、政治、外交は日本がしなくてもよい、アメリカがするとされたようなものなのです。日本は経済と文化だけだと思われているのです。
・日高 とはいえ、以前から日本は一方的にアメリカに安全を与えられてきたわけではありません。日本を同盟国とすることは共産主義と戦う上で重要でした。軍事面以外でも、日本の技術がアメリカに取り入れられています。この相互関係をお互いが認識し、再構築することで世界の秩序を作っていくことが理想でしょう。

http://kigyoka.com/news/magazine/magazine_20151016.html


2015年10月16日
軍事情報後進国から脱却せよ/ハドソン研究所首席研究員日高義樹 氏 
企業家倶楽部2015年10月号 著者に聞く


・日高 日本が軍事的責任について言及したことは評価できますが、見当違いです。まず集団的自衛権という考えは冷戦時代のものです。アメリカが日本に望んでいることはサイバー攻撃に対する協力だと米国国防長官も記者会見で述べています。戦闘行為でもホルムズ海峡での機雷の撤去作業でもありません。日本は冷戦までの安全保障の論理で未だに考えているのです。

(部分抜粋引用終)
日高義樹氏についての過去ブログでの言及は、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%C6%FC%B9%E2)。