ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

テッド・クルーズ氏の撤退から

期待のテッド・クルーズ氏(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150904)が撤退表明してから数日が経ったが、インドでのインタビューでもクルーズ氏を応援表明していたパイピシュ先生は(http://ja.danielpipes.org/article/16597)、さすがに落胆の模様。
日本にいる私は、アメリカ国内のさまざまな分裂状態や社会問題の山積を報道や本で知らされていたが、45年間の筋金入り保守派共和党員として勤勉に活動してきたパイピシュ先生は、あくまで強気でグイグイと前を見て、ギリギリまで邁進してきただけに(http://www.danielpipes.org/blog/2016/05/ted-cruz-for-president)、その翌日に撤退を表明されたことが余程ショックなのだろうか、このところ、ずっと沈黙状態。
特に、テレビ出演やコラム執筆などで関わりのあった(http://ja.danielpipes.org/article/15465)(http://ja.danielpipes.org/article/16271)(http://www.danielpipes.org/3961/do-radical-islamists-run-the-middle-east)(http://www.danielpipes.org/9650/american-taxpayers-funding-terror)(http://www.danielpipes.org/12688/what-to-do-in-syria)(http://www.danielpipes.org/13419/us-strategy-syria)(http://www.danielpipes.org/14853/catching-up-on-libya)(http://www.danielpipes.org/14932/thinking-about-kurdistan)(http://www.danielpipes.org/16139/assessing-the-iran-dealグレン・ベック氏が「テッド・クルーズと大統領選キャンペーンで一緒に旅をしている間にメディア帝国が崩壊してしまい、50万ドルもの大金を喪失した。スタッフを40人解雇した」などとも報じたため(http://www.breitbart.com/big-journalism/2016/04/29/glenn-becks-farewell-address-40-laid-off-troops-pretend-oval-office/)、衝撃は更に大きいだろうと想像される。
日本向けのマスコミ報道体制にも一部問題がある。「クルーズは強硬だからトランプよりも危ない」などと、どのような政治的根拠を元にしているのか表明せず、煽り立てるだけのような記事も目にした。または、どのような層なのかを明示しないまま、クルーズ氏の名前を挙げるだけで共和党内でも薄ら笑いされていた、などとも報じられた。
ちょうど一年前の今日は、夢のように充実して楽しかったイスラエル・ネゲブの旅を終えて帰宅したところだった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150511)。共に過ごした8日間の経験は、今や手の届かない遙か彼方にあるように思われる。
アメリカは、一体どのような方向に向かうのだろうか。また日本としては、最悪を想定して、あらゆる選択肢に対する備えを始めなければならない(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160506)。

http://conservative.jugem.jp/


米大統領選挙 クルーズ撤退」
2016.05.08


共和党の指名候補争いにおいて最後に残った中で唯一の保守主義者であったクルーズが撤退し、米大統領選挙は事実上終了した。
・思想的背景はニューヨークのリベラルであることが明白となったにも関わらず、イカツイ顔で一見過激な発言を咆哮するトランプの戦闘的な姿勢が低IQな有権者にウケ、結局はクルーズの良識を凌駕することとなった。人々は眼を覚ますことはなかったということである。
・日本にとって(当然アメリカにとっても)望ましいのはクルーズであった。なぜならば、クルーズが指名を獲得すれば民主党陣営との対比が明確になり、更にクルーズが本選挙で勝てば、日本に徹底的に欠如している保守主義が脚光を浴びることになろうからである。なぜならば、強い経済、強い国防、自由な社会を実現するのは保守主義だけであり、クルーズこそが保守主義を体現する存在だからである。しかしいまやその希望も潰えた。
アメリカは8年間に及ぶオバマ左翼政権の負の方向性を転換する貴重な機会を逃した。そして我々日本人は保守主義の何たるかを垣間見る機会を逸した。誠に残念なことである。

(部分抜粋引用終)

上記ブログの過去引用リストは、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=http%3A%2F%2Fconservative.jugem.jp)。