ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

専門家の講演について

https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?fref=pb&hc_location=profile_browser


決断
(1)今後一切、講演に際しては講演録の刊行を許可しません。
(2)抄録を作る場合は主催者側が作ってください。こちらで修正は加えます。
(3)講演に来ない人には講演の内容を知りえないということで構わないはずです。
(4)活字で読むのであれば、本を買ってください。

(部分引用終)
池内恵先生は、以前から親切過ぎるほど親切だと思っていたが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141012)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150129)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150211)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150406)、やはりここで宣言を。
専門家の講演は、人となりや息づかいに触れることで、その分野への興味を広げるきっかけになり、ご著書を入手する刺激にはなる。一方で、自分の専門性との重複がない限り、一時間やそこら聞けば即座に理解できるというものでもない。それに、論文や著作に比べて、講演記録は要約の上澄み程度でしかなく、物足りないことが多い。やはり、少なくともご著書を一冊以上読んでから講演会場に向かうと、自信を持って聞くことができるし、いい時間を過ごすことができるように思う。
名古屋・栄の文化センターでもイスラームに関する一般向けの講義をされると、しばらく前にどこかで見た。引っ張りだこなのは結構だが、移動時間やエネルギー拡散も含めて、大変ではないかと人ごとながら気になっていた。
その意味で、早くも十年ほど前に、関西で二度ほど講演の機会に恵まれた私は(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120126)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141010)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150320)、実に幸運ではあった。
一点、補足を申し上げたい。私が学生だった頃、聞きたい講演があっても、名古屋は素通りという悔しい思いを何度かしている。東京と大阪や京都ならば、機会がたくさんあったようだ。名古屋でさえそうなのだから、ましてや、もっと遠くの地方在住ならば、講演どころではない場合もあるのではないだろうか。だから、必要な講演はウェブサイトに掲載するという方法も、是非ご検討いただければと願っている。フィルタリングをかけて会員限定にすれば、負担を減らすこともできるのではないだろうか。
ダニエル・パイプス先生が、巨大な個人のウェブサイト上で、1990年以降のテレビ・ラジオ出演などを掲載されているのは(http://www.danielpipes.org/spoken/)、ご自身の経歴披露もさることながら、過去に振り返って問題を再検討する際にも利用できるからではないだろうか。私はそのように考えている。9.11やイラク戦争の是非についても、当時と今とでは、私なりに印象が異なっている。リスクは大きいが、エリート教育を受けた専門家は、それぐらいの覚悟で人生と職を真剣に生きているという証左であろう。

https://twitter.com/ituna4011


・『ユダヤ人と日本人の不思議な関係』ベン=アミー シロニー(著)立木勝(訳)( http://www.amazon.co.jp/dp/4880861707/ref=cm_sw_r_tw_dp_g8fnwb06SA30W …)が今日届いた。


・『現代史の中で考える』(新潮選書) 高坂 正堯 ( http://www.amazon.co.jp/dp/4106005263/ref=cm_sw_r_tw_dp_e9fnwb1B7KCRY …)が今日届いた。著者のことは以前から存じ上げていたが、この度、初めて入手する本。


・『世界史の中から考える』(新潮選書) 高坂 正堯 ( http://www.amazon.co.jp/dp/4106005077/ref=cm_sw_r_tw_dp_o-fnwb0N12DDF …)も今日届いた。読むのが楽しみだ。

(転載終)