ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ドイツの対日ライバル意識?

http://www.genron.tv/ch/sakura-live/column/vol?id=273


南京大虐殺が世界記憶遺産へ 悔やみ切れない敗北を喫した対中戦略
週刊ダイヤモンド』 2015年10月24日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1105


・「読売新聞」編集委員の三好範英氏の『ドイツリスク「夢見る政治」が引き起こす混乱』(光文社)
ドイツに対して日本人は親近感と信頼感を抱きがちだ。しかし、特派員として通算10年をベルリンで過ごした氏は、ドイツ側が日本に抱く印象は非常に厳しいと指摘する。彼らは日本を論理的に劣った国と見なし、だからこそ、福島の事故でも脱原発ができず、歴史問題でも十分な反省ができないと考えるという。
・この種の見方がまかり通る背景にドイツの対日ライバル意識があるそうだ。とりわけ1980年代以降、多くの産業分野でドイツは立ち遅れ、「日本の後塵を拝することが多くなったこと」、さらに「ナチズム、とりわけホロコースト故に、国際社会からの厳しい道義的非難にさらされてきたドイツ人が、他に(日本に)倫理的非難の対象を発見して安堵する心理」もあるという。
・ドイツには西欧への親近感と東方への夢が混在していると分析。東方への夢は「ロシアへのロマン主義」と言い換えられ、「西欧的な人権や自由、明るい合理主義や啓蒙主義と対極の、豊穣ではあるが暗部を秘めた東方世界への憧憬だ」。

(部分抜粋引用終)
「暗部を秘めた東方世界」って?西洋社会だって「暗部を秘め」ているのは、少しでも独文学を読めばわかることではないか。