ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

破産都市デトロイトの事例

昨日の「初」快挙連発先生(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140610)の出身地は、デトロイト。ご本人から直接、10年前に伺った。非常に誇り高くおっしゃったことが印象に残っている。
その当時は、アメリカのことが(広過ぎて)よくわからず、それほど真剣な興味もなかったので、(やっぱり優秀で社会の指導的立場にある女性は、いいご出身なんだろう)とぼんやり思っていた。ついでに、こちらもどこに住んでいるのか問われ、出身は名古屋だと答えると、特に反応がなかった。それで、話をつなげようとして、主人がボストンで勉強していたと追加したら、途端に嫌そうな表情をされたので、(これがアジア人に対する人種差別なのか...)とも感じた。
ただし、ミシガンと聞くといつでも、中学の時に学校で紹介してもらった文通友達のアメリカ人の女の子が、ノートをびりびりに破ったかのようなノートの切れ端に、あまりにも単純な英語で返事を書いてきたのを思い出すので、あまりいい印象はなかった。
今から思うと、この当時の私は、本当に無知だった。何も萎縮する必要もなく、反省する要素もないのに、なぜか相手から威圧感を覚えて、ひたすら後退気分だった。何という浪費!
今のデトロイトは、破産都市として有名。日本語では、やたら著名な大都市みたいに持ち上げている説明を見かけるが、主人によれば「自動車産業で有名になっただけで、そんなにいいとこじゃない」とあっさり断言。
今日のフェイスブックで知った写真だが(http://www.ijreview.com/2014/06/145906-watch-city-detroit-fall-apart-eyes/)、ほんの4,5年で民家がこれほど荒廃するなんて、恐ろしいと思った。この写真をやらせだとか合成だと思うのは間違い。なぜならば、「先生」こと「友達」のお仲間活動家の女性も、数ヶ月以上前に、同じくフェイスブックで自分が見に行って撮った写真を並べて示しており、まさに似た状況を感じたからだ。彼女の場合は、お母さんがイギリスからアメリカに移住したユダヤ系で、自分は黒人男性と結婚した。だから、移民感情も知っており、民族問題も肌身で感じている女性だ。その彼女が、今のデトロイトを見て悲嘆に暮れていたのだ。
どうやら、デトロイト市の破産と荒廃は、民主党政治のためらしい。
だから、昨日書いたことは、単なる私の愚痴や悪口だと受け留めないでいただきたい。まさかとは思うが、くれぐれも恩を仇で返していると勘違いしないで欲しい。
日本だって、大学で「私達はリベラル進歩派です」と自慢げに公言する教員をあちこちらで見てきて、いつでも困惑してきた。‘Useful Idiots’そのものの自覚なしに、「私は学者ですから」と自称する点、どうにも救いがたい気がする(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111217)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111227)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120120)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121121)。
だから、本業そっちのけで、ブログを書き続けてきたのだ。