ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

シオニズムは人種差別?


月刊 基礎知識
http://www.jiyu.co.jp/GN/cdv/backnumber/200303/topics02/topic02_05.html


◆反シオニズム決議
本誌1990年版収録。


1975年2月10日に、国連総会で成立した決議で、「シオニズムは人種主義および人種差別の一形態である」という主文をふくんでいる。賛成72、反対35、棄権32で、日本は棄権した。同日に採択された「パレスチナ解放機関(PLO)代表のジュネーブ会議参加招請」決議および「パレスチナ民族の基本権行使に関する委員会設置」決議、ならびに12月5日に採択された「イスラエルへの軍事的経済的援助停止」決議とともに、PLOの地位の向上とイスラエルの独立化をもたらし、アメリカはこれに対する激しい反発を示した。なお75年12月17日、ユネスコも、国連の反シオニズム決議を支持する決議を採択し、これに反対したアメリカ、イスラエル、EC加盟9カ国のユネスコ代表は、同日以降の会議出席をボイコットした。このため76年のユネスコ総会は反イスラエル決議を修正する新たな決議を採択した。


(引用終)

[コメント]
上記の国連決議は3379号を指す(http://unispal.un.org/UNISPAL.NSF/0/761C1063530766A7052566A2005B74D1)が、「1975年2月10日」ではなく、「1975年11月10日」ではないか?
長年私が理解できなかったのが、「ユダヤ民族が自国を持つ権利を有すること」を根本概念とするシオニズムが、なぜ「人種主義」「人種差別」に相当すると考えられてきたのか、ということだ。もちろん、2000年に及ぶ長い離散のユダヤ史を、短期間で一気に変えようとするのだから、さまざまな軋轢が伴うのはやむを得ないのだが、この論理破綻が国連総会で通るということ自体、理解しがたい。
当時の日本の国力および一般国民の中東理解から、圧倒的賛成票の中で、断固反対に回れず、ようやく棄権したのは、アラブからの石油を必要とする日本の、国連における限界を露呈している。当時の国連日本代表がどなたで、どのような議論があったのか、いつか調べてみたいと思う。ただ、「棄権」という態度を表明したことは、今から考えても、せめてもの救いだ。

本トピックを扱うきっかけとなった英語論文は、(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20130417)を参照のこと。

本日届いた本二冊です。

https://twitter.com/ituna4011
1. Lily2‏@ituna40112m
"The Deadliest Lies: The Israel Lobby and the Myth of Jewish Control" by Abraham... (http://www.amazon.com/dp/B0068ERHXK/ref=cm_sw_r_tw_dp_lTNBrb051MEND …) arrived here today.


2. Lily2‏@ituna40113m
"Zubin Mehta: The Score Of My Life" by Zubin Mehta (http://www.amazon.com/dp/157467174X/ref=cm_sw_r_tw_dp_tSNBrb0Q26YS2 …) arrived here today.