ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

頼もしくも茶目っ気のある先生

パイピシュ先生(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120811)って、やっぱり頼もしくて、いい先生です!もっと早くから知り合いになれればよかったのに、それだけが残念!
30代から40代初頭ぐらいまでのお写真や映像を拝見する限りでは、若い頃のシューベルトみたいで、細身の長身で、メガネをかけて、髪の毛の量がふさふさしていて、いかにも神経質そうな、でもちょっと愛嬌のある、お勉強一筋の秀才タイプなのですが、お歳を重ねるにつれて、もともとの勤勉さに茶目っ気が出てきて、すごくかわいいおじさま先生!
ボストン育ちなんだなぁ、と改めて思いますね。移民二世として、育った家庭で生活の苦労があまりなかった分、恵まれたエリートのアメリカ人として、自分がなすべき課題に全力で投入する、という....
私の限られた印象では、大衆的なアメリカ文化はあまり好きではないけれど、個人的に接したことのある数少ないアメリカ人は、何でも自分で考えて、自力で道を切り開いて、人のため、世の中のためになると思ったことに対しては、一生懸命になる単純さ、気さくさ、大らかさ、楽天性があるという....。競争が厳しいので、常に落後しないよう頑張っていなければならないけれど、でも、こちらが向上心や独立心を持っていさえすれば、気楽に手を貸してくれる、気前の良さがあります。
ハートフォード神学校の元教授と、シンガポール人の教え子の修士論文に関して、私が送った手紙を読んでくださったパイピシュ先生 (http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120809)宛に、またメールを書きました。

お忙しい中、手紙を読んでくださり、ありがとうございました。
米国内のアメリカ人学生や留学生に影響を与えることで西洋の高等教育に浸透する、典型的なイスラミストのアジェンダの一つだと思いました。それに、本当はそうしたくない時でさえ、キリスト教系学者達も、あるがままのムスリムを受け入れることで、よき意志を示そうとして、ムスリムをあまりにも宥めてきました。
先生は、中東や欧米のイスラーム主義のことを頻繁に言及されていますけれど、マレーシアでは、知識のイスラーム化がもっと広まっています。それは、非ムスリムと‘穏健な’ムスリムの両方にとって、実に問題があり、害があります。もっとも、その現象そのものは、表面的には平和的で、問題がないように見えますけれども。
先生は、40年以上も、イスラームや中東について、精力的に戦略的に研究をされてきました。お伺いいたしますが、アカデミアにおける、このイスラーム復興は、世界中でいつまで続くのでしょうか。どのようにすれば、そういう現象がこれ以上進むのを防ぐことができるのでしょう? このイデオロギーの闘いは、どのぐらい耐えるべきなのでしょうか?

再び、パイピシュ先生からのお返事。「学界におけるイスラーム主義(の問題)に共感を寄せて」と題するものです。

そうだね、あなたは正しいよ。僕はマレーシアを無視している。もっとよく知りたいと本当に思うけれども、だけど、無視しなくちゃいけなかったんだ。だってね、中東のことでもう手一杯だから。
イスラーム復興がいつまで続くか―難しい質問だね。終わりが見えないよ。
どうやって防ぐか―だから、キャンパス・ウォッチで征服しようとしているんだよ。一般人にこの状況を気づかせようとしてね。
どのぐらい耐えるべきか―長い、長い闘いになると構えるべきだね!