ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ハグとキス

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34m Lily‏@itunalily65
マレーシアで家族ぐるみで親しくさせていただいていたインド系の奥さん(友達)の誕生日は、2月25日だった。遅れてしまったが、フェイスブックでお祝いの言葉を送ったら、すぐに返事が来て、「愛とハグを」と添えられていた。「ハグ」かぁ....。


30m Lily‏@itunalily65
マレーシアよりインドネシアの方が、女性同士で挨拶のキスをするみたい。もちろん、両頬に。でも、マレーシアでは、私の見るところ、ムスリマもよくハグとキスをし合っている。その意味では、「西洋化」と見間違えそうだ。異教徒の私は関係ないと思っていたが、結婚したと知るや否や、ハグしてくれた。


29m Lily‏@itunalily65
それがちょっとおもしろかった。その直前、ある日本人改宗ムスリム男性が、私に対して、ちょっとマレー人の悪口を言っていたのだった。すると、何の前触れなしに、当事者たるマレー人女性の先生が私達のいた部屋に入ってこられて、「ユーリさん、結婚したんでしょう?おめでとう!」と、突然ハグ。


27m Lily‏@itunalily65
もちろん、キスもハグも、知り合いならば受けるのが礼儀なので、場所が日本でない限り、私も受けて立つ!にわかの展開シーンに、文字通り目を丸くしてびっくりしていたのが、その日本人改宗ムスリム男性。目のやり場に困ったのかもしれない。悪口を言ったら本人が入ってきたので、決まりが悪かったか?


25m Lily‏@itunalily65
...とまぁ、いろいろあるわけですよ、世の中。ともかく、そのマレー人女性の先生だけではなく、他のマレーシアの人々も、私が結婚したと知って、ものすごく喜んでくださったのには、我ながらびっくりした。そんなに結婚が大事なことだとは、それまであまり思ってもみなかった。感覚の違いを再認識。


22m Lily‏@itunalily65
ちょうど私の世代は、男女雇用機会均等法が導入されて間もない頃だったので、「結婚か仕事か」という、今から考えれば無意味な議論が大手を振って横行していたのだった。翻って私は、ただただ迷ってばかりいた。そもそも、相手がいなければ、一人で働いて生きていくしかない。結婚は妥協でもない。


16m Lily‏@itunalily65
ハグしてくださったマレー人女性の先生に話を戻すと、ある広東系女性の先生が、そのマレー人の先生に「ね、あの日本の子、‘pretty’ だわね。どうしてまだ結婚していないのかしら」と言っていたのだという。え?実は、そのマレー人の先生と私は、広東系の先生の指導を受ける割り振りだったのだ。


11m Lily‏@itunalily65
当時の場合、指導者は、私の希望ではなく、先方が決める。後で蓋を開けてみたら、興味深い三角関係が成立していたというわけ。でも、その広東系の女性の先生は、目の前では、厳しい表情でじっと見つめられ、私なりに緊張した。だから、まさか私のことを(かわいい人ね)と思っていらしたとは...!?


8m Lily‏@itunalily65
私は、どうしたらマレーシアできちんとリサーチができて、論文の形に仕上げられるかで頭がいっぱい。毎日焦っていたのに、先方は全く別の観点からこちらを見ていたとは、今から考えても奇妙な環境だった。かれこれ19年前のことになる。甘い話をしているようだが、その広東系の先生は、その後大出世。


7m Lily‏@itunalily65
結局のところ、相性の問題もさることながら、適切な情報そのものが決定的に私の側に欠けていたということなのだ。今ならば、インターネットでかなり事前に予習もでき、その意味では理解促進が速いのだろうが、当時は現地に飛ばなければ、何もわからない状態だった。若かったから飛び込めたようなもの。


5m Lily‏@itunalily65
ともかく、「結婚したら勉強なんてできないゾ!」と脅した日本の母校の教官は、全く間違っていたことが今では実証できる。その意味では、マレーシアの方が、遥かに健全で人間的な生活を営んでいると言えるのだ。結婚しても、大卒以上ならば、当然、専門職として働き、子育ても皆でする。健康的だ。


Lily‏@itunalily65
健康的だから、自然とハグとキスも。もちろん、境界線はきっちりと守って。守るから、チャンスが到来したら、その意味が深まる。誰とでも、いつでも見境なくするわけではない。くれぐれもお間違えなきよう....。

(転載終)

(後書き)今、思い出しました。私達が婚約する前後の頃のことです。その当時、まだ健康で元気だった主人は、仕事でほとんど毎月のようにアメリカ出張に出かけていました。帰国すると、買ってきたアクセサリーなどをプレゼントしてくれ、アメリカでのお土産話を披露し、そして、こそっと言いました。「ハグもするよ」って。もちろん、アメリカの同僚(男性)とのことです。あ、別に女性とでもいいですよって、私、主人の性格と好みを知っていますから...。