ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

あれから14年:忘年会兼懇親会

昨晩、同期と忘年会を兼ねての懇親会に出席したという主人が、いろいろと近況を話してくれました。ちょうど、ほとんどの人が私共の結婚披露宴に出席された方々で、あれから14年、それぞれの人生を歩んでいらっしゃるようです。お元気そうで何よりです(参照:2008年11月16日・2009年11月16日・2010年11月16日付「ユーリの部屋」)。
(当時、「ラーメン屋さんに転職するんだって」と、大真面目で主人が言った人がいて、披露宴にお招きできませんでした。その頃、密かに(そんなの、同業の別会社に変わるに決まっているのに)と私は思いましたが、黙っていました。今回、事実、その通りだったと判明!)
何より、お子さん方の成長ぶりが、意外だったり堅実だったりして、おもしろく聞かせていただきました。昨今の就職不況とはいえ、主人の同期の方達は現実主義者が多く、最初はトレンドに乗って夢を語っていても、足元を見て、しっかりと手堅く就職。これは賢い選択だと思います。
そして、二十歳過ぎの私なら、早く仕事を見つけ、親元を離れて自立したいとうずうずしていたのに、案外に仲良く親子で暮らしているご家庭もあることに、ご時世の差を感じた思いでした。
昔ならば、専門学校レベルだったのが、今では平気で「就職できなかったから大学院に」という若者がいるそうです。東京外大の先生が研究会でそうおっしゃっていたのは、数年前のこと。でも、そういう若者の面倒を見ているうちに、時間もエネルギーも吸い取られてしまい、研究の質が下がるようでは、元も子もありません。
だから、私も今はこの道で。‘useful idiots’なる「知識人の裏切り」を、我々は今目撃しているのだ、という華人神学者の言に沿って(参照:2011年12月17日付「ユーリの部屋」)、時流にノリ軽く便乗するような軽率さは慎みたいと思います。