ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

「先輩」から励まされる

学部時代の同窓会会報が届きました。その中で、興味深く、大変励まされた記事が掲載されていましたので、少しくご紹介をお許しいただきたいと思います。
以前、高校の先輩で、外交官になって中東地域で活躍されている人がいると会報で知りましたが(参照:2009年7月24日付「ユーリの部屋」)、今回さらに驚いたのが、大学の先輩にも、外交官になって、東京の外務省およびイスラエルアメリカの大使館で海外勤務したのみならず、ヘブライ大学で博士号まで取得された人がいることです。15歳年上の男性で、卒業した学科も異なりますが、昨年の文化講演会、聞きに行けばよかったなぁ。
講演の要約の一項目、「ユダヤ人の生き方から学ぶ原則」の一部には、

①人のネットワークを作る。仲間どうし頻繁に情報を伝達 
②自分を主張して存在感を獲得しよう。何でも聞いてしまおう
③混沌(混乱)は物事の終わりではなく始まり:いかに素早く混乱状況からリーダーシップをとって秩序を整然と組み立て直すことができるか
④正義感:多様な意見(必ず反対批判意見がある)。民主主義とはどうやって育て守るのかの原点。

とありました。

世代や専攻が違っても、同じ大学キャンパスで4年間を過ごして、ここまで人生を切り開いた方が先輩にいらっしゃるなんて、心強い限りです。他大学と比較して、母校をそれほど卑下する必要もないという激励でもあります。「知を愛する郷土」の出身者として(参照:2009年12月20日・12月21日・12月22日・12月25日付「ユーリの部屋」)、私も希望を抱いて努力を続けたいと思います。
中学に入ってから「先輩」という言葉を覚えたものの、自分にとっての「先輩」は、クラブ活動での礼儀作法の用語以外ではあり得ませんでした。でも、学舎を卒業して社会に出てから、「先輩」という言葉の響きの温かさ、心強さを感じます。
先輩、どうもありがとうございます!今後も、外交官兼学者としての更なるご活躍を、遠くより祈念申し上げます。