ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

初めに終わりを想う

明日あさってと、学会があります。以前、ある教授から「私が推薦者になってもいいから」と、入会するようお勧めいただき、それ以来のご縁です。
専門分野ではないので、もっぱら聞いて学ぶに徹していますが、大変に真剣で意欲的な発表が多くて、いい刺激になっています。とにかく、学究的雰囲気が好きなのです。内容が少し理屈っぽくて、批判精神旺盛で、自由を重んじ、本来の私の性向にピッタリ合っているようなのです。
正直に言えば、マレーシアのように「遊び心がないと、(研究は)きついでしょうねぇ」(某氏の助言による)というような環境は、実は私に向いていないというわけです。別に私がお真面目だというのではありません。変なところで気を遣わざるを得ず、言いたいことも言えない圧迫感があることが耐えられないのです。ここ数年は、早くさっさとまとめてしまい、その後はきっぱりやめて、他の勉強に移りたいなあ、と毎日のように思っています。合わないのに、無理に続けて人生を浪費してきたような感触もあるので....。
一方で、マレーシアから送られてくる資料を見ていると、小さな喜びや、ささやかながらも進展する状況が綴られていて、(そんな甘ったれたことを言っていないで、本来、こういう部分にもっと目を向けて、人々に紹介したいと思っていたのではなかったか)と反省もさせられるのです。
昨晩ふと本棚を見ると、2006年にはギリシャ語を少し始めようと思って、新約聖書にもこまごま書き込みをしたページがあったのでした。いつの間にか、ご無沙汰になってしまっています。ヘブライ語のCDも並べてあり、一時は毎日のように聴いていたのに....。それに、一昨年から、お譲りいただいたり注文したりした本が、まだ積ん読状態でした。
この頃は、どうも今一つ気が乗らずに、ダラダラしていてダメだなあ、と反省していたのですが、まだまだ勉強したいもの、勉強しなければならないことなどが、いっぱいあることに気づきました。人生、いつまで続くかわかりませんが、初めに終わりを想う、の精神でまた頑張りましょう!