ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

近況を少し...

連休も終わり、つつじの鮮やかな季節となりました。久しぶりに書いてみようと思います。
5月4日には、神戸市立博物館のトリノ・エジプト展へ。JRの人身事故のために20分以上も遅れた上、会場も大勢の人々で混雑しており、1時間強しか鑑賞できませんでした。
実はこの展示会のチケット、ある懸賞に当選して、無料でいただいたものです。なかなか当たらないなあ、とあきらめてはいたものの、忘れた頃になって当選できたのは、驚きでした。
展示そのものは、なかなかおもしろくて見応えがありました。人気はミイラと『死者の書』、そして、神々の像でしょうか。エジプトが高度な古代文明を有し、長い歴史を誇る国であることを改めて実感しましたが、しかしこれ、そもそもは、ナポレオンの遠征に従事した外交官兼学者の掘り起こしと解明がきっかけなのですよね?アラブ・イスラームの侵攻以降、砂漠の土中に埋もれてしまった歴史を、他者が入ってきて自国に持ち帰って研究する、という....。しかも今でも、現地以上に、ヨーロッパ各地の博物館に貴重な品々が展示されている、という...。
実のところ、もっと複雑な事情があるのでは、と思いますが、その辺りの状況を再度復習してみたくて、このところ、いろいろな文献を読み直したり、新たに本を借り直したりしています。2年前には、読めたとしても、納得がいかなかったり、少し混乱したり、内心やや抵抗のあったりした書籍が、さすがに時間が経つと慣れてくるのか、頭に定着して整理されてくるのか、すっと読めるようになることに気づきました。そうか、西洋人はそういうところに問題を感じていたのか、こちらにとっては自明のことなのに、等々...。
ところで、すっかりたまってしまった、膨大な(と思える)資料整理を片付けようと思っていたのですが、なかなかできませんでした。今年は、少しペースを落としているにもかかわらず、です。もっと安定して前進することが課題です。