ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

マレーシア情勢について(続き)

マレーシア情勢に関して、本日の『朝日新聞』朝刊では珍しく、私のテーマが比較的大きな記事となって掲載されていました(『「アラー」使用 異教徒に許すな/マレーシア イスラム教徒ら教会に放火/カトリック系紙への抗議 先鋭化』)。
日本の一般全国紙で、マレーシアに関してこの種の報道がなされるのは、記憶違いでなければ、恐らく初めてのような気がします。
ちょうどマレーシアのキリスト教組織のスタッフからも、声明や新たな情報が送られてきましたので、特に重要だと思ったものについて、英語版ブログ“Lily's Room”(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20100112)に掲載させていただきました。インターネットの普及と「言論の自由」に基づく情報の洪水の中で、風土や土地柄に基づく原則をしっかりと保たなければなりません。見た目の急速な発展とは裏腹に、社会基盤の脆弱さを露呈するかのように、こういう事態が発生すると、つい恐怖心からか安易な妥協へと右往左往する傾向が、どうもマレーシアにはあるようです。
近所の図書館へ行き、昨日付と本日付の日経新聞、読売新聞、毎日新聞産経新聞京都新聞をざっと調べてみましたが、どうやら報道された形跡はなかった模様です。ただ、英語版の朝日新聞に相当する“The Asahi Shimbun-International Herald Tribune"には、二日間、かなり大きく写真付きで報道されていました。早速、コピーをとりました。
今晩あたり、pdfを作ってマレーシアのキリスト教の諸機関へ送ろうかとも考えています。
今回、年末から今日まで、ニュース記事などをワードに落とす作業をしてみて、手作業でスクラップブックを作るよりも、より時間がかかることに気づきました。やはり紙媒体の方が便利で楽なことも多いということです。
そこで、昨日は、ふと店頭で見つけたモヘアの毛糸を編む作業を、ワードに複写する作業と同時並行させてみました。つまり、複写が終わるまで、じっと待つのではなく、編み物をしながら待つという案配です。
実は昨日、主人に「私がマフラーを編んだら、出勤にも巻いて行く?」と試しに聞いてみたところ、「イヤだよ、そんなの。恥ずかしい」と言うかと思ったのに、予想に反して、「うん」とうれしそうに返事をしたのです。現首相夫人が、ご主人のネクタイ選びのみならず、古くなったネクタイをほどいて、自分の着る物の縁飾りや小物入れにリフォームされていると映像で見て、何か円満の秘訣を教えられたように感じました。
ネクタイを小物入れに作り替える方法は、以前から知っていました。でも、うちは病気になってからネクタイを締めなくなったので、すっかりご無沙汰。しかも、どうも地味な色柄が多く、私には向かないようなのです。(私には、ぱっとしたオレンジ系やはっきりした桃色や淡い藤色のような類が合うそうです。)
そこで、エネルギーの大奮発をして、明るめの薄橙色で編み物をしています。こうしていると、鬱屈しそうなニュース報道収集も、少しは楽しくなってくるので、一石二鳥です。

PS:上の記述に一カ所誤りがありました。マレーシア研究会ウェブサイト(http://jams92.org/news20100109.html)によれば、2010年1月9日付読売新聞でも、一部経過報道がなされていたそうです。誤認をお詫びして訂正いたします。(2010年2月13日記)