ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

短い報告その1

今日買ったCDは、次の2枚です。
Johann Sebastian Bach, "Goldberg-Variations" Andrei Gavrilov, Deutsche Grammophon, 1993.
・『日本作曲家選輯 黛敏郎 バレエ音楽舞楽」・曼荼羅交響曲ニュージーランド交響楽団湯浅卓雄(指揮)(2005年
曼荼羅交響曲(1960年)については、もう10年近く前に、近所の図書館から借りて聴いたことがあります。金剛界曼荼羅胎蔵界曼荼羅の二曲から構成され、さすがにメロディーもなじみやすく、すぐに覚えられました。やはり、日本は仏教風土にはぐくまれているのだなあと再認識したため、今回、たまたまお店で、かなり格安で再度売り出しているのを見つけ、購入した次第です。
このところ、話題がクンデラ続きで、中には飽きていらっしゃる向きもおありかと思いますが、今日も一言書かせてください。
笑いと忘却の書』を読み終わり、例によって読書メモもとり、今日、返却しました。小説は、論文集や専門書よりも早く読めることに改めて気づきました。ところで、シェーンベルクの十二音技法についての自己予測およびそれが見事に外れた経緯に関する鋭い指摘には、哀切を感じました。しかし、政治(ナチス)が問題だったのか、音楽性が難解だったことが問題だったのか、どちらともいえない面がありそうですね。だって、日本のテレビ番組でも、十二音技法やシェーンベルクの概説ぐらいは放映しましたから。(だから、私でも知っている。)それはともかく、クンデラ氏が亡命に至った経緯も、間接的ながら、この小説によって、うかがい知ることができました。
最近、好きなことに没頭する楽しい時間を大切にすると、他の必要な用件も加速度的にさっさと済ませられることに気づきました。高校時代からの強迫観念で、これに集中しなければと制約をかけ、やりたいことをお預けにするなら、かえってプレッシャーがかかり、もっと緊張してできなくなるということです。
むしろ、好きなんだから同時並行的にやればいい、ぐらいに考えた方が、相乗効果でうまくいくようです。少なくとも私の場合は、ですが。