ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

短い報告その2

今日は、花粉でお休みしていた近所の小高い山への朝のお散歩を再開。爽やかですっきり、いい気分です。
その後、新年度に入ったスペイン語講座をラジオで聴きました。テキストは単文のやさしいものなのに、放送では、ご担当の先生ができるだけたくさんの生のスペイン語を聴かせようと工夫してくださるので、ありがたい限りです。毎年、新学期のラジオの語学講座は、最初がどうしてもダレ気味ですから。この先生とも、番組上のおつき合いが随分長くなりました。一見、ひょうひょうとしていながら、丁寧で流暢なスペイン語をよどみなくツルツルと話されます。

午前中に布団を干したり洗濯や掃除をしたりするなどの家事を済ませ、早めに民博図書室へ。先月末に「3月にまた来ます」と宣言していたのが、ようやく実現なりました。図書カードも更新していただき、2冊の博士論文を借りてきました。次回の発表の参考傍証として、確認しておきたいことがあったので...。
残りの時間は、再び以前の続きとして、マイクロフィッシュ資料を三時間ほど。機械がどうやら故障のようで、奥にあった一台を使わせていただきました。ふうっ寒かった。印刷が思ったようにできていない箇所が幾つかあり、また出直すことになりそうです。でも、資料の中身そのものは、興味深いものでした。
残念なことに、タイプ打ちの書簡が多いため、オリジナルの資料そのものがマイクロフィッシュ化される段階で、非常に読みにくくなっているものの少なくありません。また、日付も順番通りではなく重複して同じものが別のシートに出てくることもあります。恐らくは、散逸したものも含まれているのでしょう。とにかくバラバラです。必要な箇所だけ複写した後、自宅でファイルに整理しなおさなければなりません。それでも、今日は86枚にもなってしまいました。

時々、なんでこんなに大変なリサーチを十数年も単独で続けているんだろう、と不思議に思います。最大の理由は、つくべき師が国内にいなかったし今もいないから一人でやるしかない、という単純なものですが、実際的には、主人が物心両面で応援してくれるので、ここでやめるのもなあ、と何度も初心に戻らざるを得ないのです。
別に調べたからといって、なんら社会的権威がつくものでもなく、ましてや地位ができるわけでもなく、収入源になることもなく、褒められるはずもないのに、私費で長年やっているという...。でも、この勉強を通して、日本のキリスト教についても、独自の観点から眺める習慣がつきましたし、日本国内で従来欠けていたマレーシア研究の一部分を埋めさせていただいていると思えば、やっている意味もゼロとは言えないでしょう。無理やり理屈をつけて、明日もがんばりましょう。