ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

今日から3月...

早いもので、今日から3月です。
朝起きると、「今日は一日のんびりしようよ。お昼は外食しないかい?」と主人。このところ、毎晩のように帰宅が11時半頃でしたから、待っている私もいささか疲れがたまっていたのでした。
結婚前から、大阪は食い倒れの街だと聞いていたのですが、確かに食べ物屋さんが多く、それも、どこも安くておいしいのが特徴です。しかし、食糧の自給率低下や昨今の中国産食品問題を考えると、自分達だけそんなに満足していていいのだろうか、といつも申し訳なく思います。その分、無駄が出ないようにしっかりと地に足をつけた市民生活を送り、常に世界情勢の中で自分の暮らしを考え、少しでも他者のためになることをして返していかなければ、と改めて考えています。
というわけで(?)、今日は大阪ではなく、京都方面へ出かけました。長岡京のお店には、ひな祭り用のお花が売られていましたが、私の住む周辺には桃の木もあり、すでに桜の枝もほんのりと桃色がかっているので、わざわざ買わなくてもいいや、と思いました。桜は、花を咲かせる一か月以上前から、幹や枝がわずかに色づいてくるのです。学校にも桜はたくさんあったはずなのに、それに気づいたのは結婚してからでした。
こうしてみると、どこかに所属して、あくせく目の前のことだけに集中して、あたかも一人前になったかのような誤解や錯覚を持つことにさえ、どこか疑問を覚えます。実は何もわかっていなかったし、知らなかったこともたくさんありました。少なくとも、20代の自分はそうでした。
昨日、古い預金通帳を整理していて、日本経済の浮き沈みについて考えさせられました。もともと、実家の父が、銀行員であっても社会の経済動向を家で全く話すことがなかったこともあり、きょうだい三人、誰一人としてその道に進むことはありませんでした。私はといえば、購読していた日経新聞を小学校4年生から読み始めましたけれども、言語文化面や教育方面に関心があったために、実利の世界にはさらに疎かったのです。ただ最近、このままでは日本の財政破綻はあと5年で到来するなど、噂レベルではありますけれども、そういう話を聞くとさすがに、「お金とは何か、財産を守るとはどういうことなのか」について再考しなければならない時期に来ているのだろうと思います。主人や私の世代は、その点、最も恵まれたよい時代に成長期を過ごしたと言われますが、今後は身を引き締めてやっていかなければなりませんね。