ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

マレーシア総選挙とキリスト教会

来月8日には、マレーシアで総選挙が行われる予定です。今日付英語版はてなブログLily's Room”(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2)では、『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』から、マレーシアの教会と選挙政治の関係についての記事を1件のみ複写して掲載いたしました。ご興味のある方は、どうぞご覧ください。選挙日は、ちょうど私の学会発表の日でもあるため、どこかで言及できればいいなと考えています。いろいろ文句も書きましたけれども、ここに至ってようやく、私自身の下積みも全く無意味ではなさそうだということがわかってきて、その面ではありがたくもあります。
上記記事の中に、マレーシア教会協議会総幹事のヘルメン・シャストリ師が登場されていますが、実は昨日ちょうど、シャストリ師からお手紙をいただきました。当局からの命令で、発行物のタイトルをマレー語名から英語名に変更したとの由、これでまたれっきとした一次資料が増えました!
また、昨日はカトリック週刊新聞『ヘラルド』も遅れて届きました。相変わらず、英語版とマレー語版には、キリスト教文献の没収事件や“Allah”用語問題の投稿記事などが連載されていて、当事者の関心と懸念の高さ深さがうかがわれます。それに、うれしいことに、スシロ先生のマレー語聖書に関する論文抜粋が大きな囲み記事となって掲載されていたのです!インドネシアからの聖書学的支援は、マレーシアにとって本当にありがたいものです。マレーシアでは、この件に関して、何度も試みや声かけはあったものの、実態としてはなかなか本当の専門家が育っていないからです。育たなかった理由の大きな一つは、「関わりたくない」「下手をして自分の顔/名前/手を汚したくない」という無関心さであり、その背景として、民族政策や教育言語政策の不均衡性があげられるかと思います。

さて、今日はこれから、いろいろと忙しくなりそうです。依頼原稿も幾つかありますし、発表の準備もあります。確定申告の用事もありますし、日課の勉強もしなければ...。では、この辺で失礼いたします。