最近のメーリングリストより。
中島聡『結局、人生はアウトプットで決まる』
・私がマイクロソフトでソフトウェア・アーキテクトとして活躍していたのは1990年代だが、当時、私の仕事について知っていた人は、一緒に仕事をしていた連中だけだ。
・わたしの仕事が多くの人に知られるようになったのは、数年後の2004年のことだ。きっかけは、1つのブログ記事だった。
・重要なのは、その当時に書いていた大量のブログ記事が、今では私の履歴書代わりになっているという点だ。ソフトウェア業界の人であれば、ほとんどの人が私の名前を知っている。
・私にとってまったく予想外の結果になったが、このブログの存在が、私がビジネスをする上で、強力な武器になっている。
・ブログを書き続けるために、以前よりもはるかに多く、それも頻繁に勉強するようになった。
・ブログというアウトプットを持つことが、私にとっての最高のマーケティングツールでもあり、勉強術にもなっている。
・あなたのこれからの人生は、アウトプットの有無で決まる。
・あなたが「この情報を伝えたい」という「熱」さえ持てば、文章のテクニック云々を抜きにしても十分さまになるということだ。
・結局、アウトプットが最強の情報収集である。
・人に話すことが、最高のインプットになる。
・相手が食いついてきたら躊躇なく、会話を展開していく。そんな会話こそが、良いインプット、ひいてはアウトプットにつながっていく。
・世界的企業のCEOは、アウトプットも超一流。
・プレゼンと講演の良し悪しは、「おみやげ」の質で決まる。
・私が考える最高のプレゼン資料とは、ズハリ、「大事なことが書かれていない資料」である。
(部分転載終)
末文が重要。実は私も、事実と証拠に基づき、比較的細かくレジュメやブログを作ってはいるが、最も肝心なことは表に出していない。念のため申し添えると、だからと言って、嘘やごまかしを書いているのではない。全ては読み手の読解力に委ねている。
以上、ものを書く以上、当たり前の常識である。