ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

「格差婚・略奪婚」は幸せか?

話題は突然飛ぶが、以下のテーマを少し考察してみたい。執筆者の想定は初婚の場合だと思われるが、再婚、いや再々婚を狙っている場合は、どうなのだろうか。
「本人同士が良ければいい」「蓼食う虫も好き好き」というのが大人の振る舞いだが、本人達の思惑とは別に、その交際によって、元の良好だったはずの家族関係や職業上の人間関係が壊れてしまい、周囲の人々が離れていくとしたら、どうなのか。つまり、元来保持していたイメージが新たな関係によってダウンしたと周囲がみなした場合である(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180319)。
特に、年齢格差が親子ほども離れている場合、その真の動機が問われよう。
一般人ならともかく、社会的に多少、名が知られている場合は、要注意である。
もう一点、考慮すべきこととして、夫唱婦随で晩年まで一夫一婦制を固く守り、仕事で業績を上げた両親の下で育ったとしても、それを見て育った次の世代が、別の価値観で生きることを選択する場合もある。「親を見れば子がわかる」というものの、反面、「親と子は別人格」ともいう。

http://www.mag2.com/p/money/385120


なぜ「格差婚」は幸せになれないのか? 夫婦の亀裂につながる4つの格差


午堂登紀雄
プロフィール:米国公認会計士CPA)。1971年生まれ、岡山県出身。中央大学経済学部 国際経済学科卒。株式会社エディビジョン代表取締役。一般社団法人 事業創造支援機構代表理事


・結婚とは同じ人生を共有すること。解決が難しい価値観の違いとは


・しばしばクローズアップされる「格差婚」。家柄や収入など様々な違いが挙げられますが、一般的には格差婚はうまくいきにくいと私は思います。


・ただし私が考える格差とは、家柄や収入といった社会的階層や立場の違いというより、育ちなどによる品性の違いや、努力や向上心といった資質の違い、自己肯定感や自己有能感など自我の成熟度の違い、そして金銭感覚や教育観といった価値観の格差です。そして格差というからには、「ちょっと違う」では片づけられない大きな差という意味です。


・何がすれ違いを生むのか


・たとえば家柄の格差で両親から反対されるという話は時々耳にしますが、そもそも自分の親すら説得できないようでは、様々な困難を二人で協力して乗り越えていくのは難しいでしょう。


・これでうまくいかないのは男性側のプライドが高すぎて卑屈になることや、女性側がわがまますぎて夫が疲弊する場合などですが、自分の自尊心が確立し、お互いに相手を尊重して支え合うという意志があれば、大きなすれ違いにはなりにくいのではないでしょうか。


・うまくいかない原因その1:品性の格差


・さて、前述した格差婚でうまくいかないと私が考える1つ目の要因の「品性の格差」とは、たとえば言葉遣いや生活態度、マナーやモラルの違いです。


・しかしそのような言葉遣いが普通の人と、そうでない人が一緒にやっていけるのかというと、やはり「使う言語体系」に大きな違いがあると、受け入れることは難しいのではないでしょうか。


・食べるときに音を出すことに無頓着な人とそうでない人、目上の人に敬語を使える人と使えない人、すぐにキレる人とそうでない人、借りたお金を返す人とそうでない人、人の陰口を言う人とそうでない人、そういう品性の違いはどうしようもなく耐えられないのではないでしょうか。


・うまくいかない原因その2:資質の格差


・「やればできる」「努力は報われる」と信じている人と、「自分にはムリ」「努力したって報われないからやっても無駄」と最初から諦めている人とでは、生き方に大きな違いが出てしまい、同じ人生を共有できないでしょう。


・先ほどの品性の違いも、本人の意識次第で何とでもなります。テーブルマナーだって学べるし、「自宅に招かれたら必ず手土産を持っていく」という習慣も、周囲をよく観察していれば取り入れられる。「そうありたい」と思えば、いくらでも情報は入ってくる。しかしそういう意識がなければ、周囲を流れる情報も、他人の振る舞いも、ただの景色としてスルーされるだけです。


・そのため過去に、何かに没頭し努力して成し遂げたという成功体験を持っているかどうかを確認したほうが良いかもしれません。そういった経験があれば、家庭を前向きに展開させる努力にも積極的に取り組んでくれる可能性が高いと思います。


・ただし、一方の成長に対してもう一方の精神の成長が追い付かない場合、離婚に至るケースが見られます。


・たとえば不遇な時代に結婚し、のちにどちらかが大成を収めたという場合、本人のあくなき向上欲求に、配偶者がついていけず卑屈になるとか、嫉妬したりして逆に相手にブレーキをかけるようになる、といったケースです。


・起業家によく見られる傾向で、私のまわりでも離婚歴のある起業家は頻繁に目にします。とはいえ、これは結婚前には見極めようがないですから、相手がどうなろうと自分がどっしりと構え、全面的に応援するという覚悟が必要です。


・うまくいかない原因その3:自我の成熟度の格差


・DV(家庭内暴力)に走る人、嫉妬心の強い粘着質な人、浮気癖のある人などは、適切な自己肯定感が育っておらず、相手を支配したり縛ったりすることで自分の価値を確認しようとします


・嫉妬心が強いのも、自分に自信がない人の特徴です。だから自分が安心するためには相手の都合などおかまいなく、メール攻撃や執拗な追及など、何でもするのです。


・浮気癖も、自我の確立が不十分なため、つねにいろんな人から愛されていないと不安なのです。愛されていると確認したいから、何度でも浮気を繰り返します。


・こうした性質は、付き合っている時によく観察していればすぐに見抜くことができますし、自身が正常な自意識を持っていればそういう相手は選びません


・しかし自分も自己肯定感が低ければ、愛情を確認する方法が似てくるので、お互いに惹かれ合って結婚し、表面上はうまくいってしまいます。


・いわゆる共依存という関係ですが、相互に依存しあってるゆえに、不満があっても離れられない。これは良い悪いではなく、本人たちが幸せならばそれで問題はありません。しかし、小さな殻を破れずこじんまりとした人生になってしまうのも、またこういう関係の人たちでもあるのです。


・うまくいかない原因その4:価値観の格差


・最後に、金銭感覚や教育観といった価値観の格差も挙げられます。


・堅実な人にとって、ギャンブルや買い物に依存する相手を見れば「自己の欲求を制御できない未成熟な人間」と映り、軽蔑の対象になるからです。


・ただ、それぞれのお金の使い方が、ある程度共通の価値観に基づくものであり、夫婦の幸福や家族の発展につながらなければ、やはり家庭の維持は難しくなるでしょう。


・相手が、今までお金を費やしてきた分野、今費やしている分野は何かを確認し、それは本人にとってどういう意味があったのか、本人のどういう性質や志向を体現しているのか聞いてみる(あるいは想像してみる)。そして今後、どういう分野にお金を使っていこう(投資していこう)と考えているか、話し合ってみることです。そこに自分が納得や共感ができればよいと思います。


・一方、高学歴同士の同類婚が増えているようです。労働政策研究・研修機構が発表した「第4回子育て世帯全国調査」によると、夫婦の最終学歴を「中学校」「高校」「短大・高専他」「大学・大学院」の4つに分類して比較すると、夫婦ともに「大学・大学院」を卒業している高学歴カップルは17.9%で、初回調査時の12.9%より5ポイント増加したそうです。


・学業経験や学習意欲がお互いに似ていることに加え、子どもへの教育にも同質の価値観を共有しやすいということだと思います。


・子どもがいる家庭での教育方針の違いは、結婚生活そのものに影響を与えます。とはいえ、結婚するときに子どもの教育観など持っている人の方が少数派なので、学歴の同類婚が増えているのは、ある意味安全な選択と言えそうです。


・玉の輿に乗っても、進むのは茨の道


・逆に難しいのは、そういった確認をする時間も余裕もなく結婚したデキ婚やスピード婚、ハイスペック狙い婚です。様々な格差という爆弾を抱えて結婚すると、あとから爆発するリスクがあります。


・そんな爆弾を不発処理するには、相手の価値観を尊重し合うこと、お互いの違いを認め、よく話し合って人生設計を刷り合わせる努力が必要でしょう。


・お見合い結婚も格差を確認する時間が短い場合が多いのですが、最初から「違う」という認識の元で一緒になるため、むしろお互いに歩み寄ろうとし、長続きしやすいようです。


ハイスペック狙い婚が難しいのは、相手を尊敬し応援したいという思いよりも、単に安全圏に入りたいという安易な発想が根底にあるからです。


・特に起業家や経営者は必ず浮き沈みがあるものだし挑戦意欲も旺盛。なのに相手のお金を使って自分が豊かになろう、楽をしようというのでは、思考格差があまりにも大きすぎて、すれ違いも起こるというものです。


・とはいえハイスペック人材は危機察知能力も高いので、そういう打算的な異性を敏感に感じ取り、選ばないものですが。


・成功者の配偶者の多くは、相手がどのような状況になろうとドンと構え、支え続けるという覚悟を持っています。


・相手のために、自分はどう変化するのか?


・格差を論じると必ず出てくるのが「差別だ」「上から目線だ」「見下しているだけだ」「マウンティングだ」などという批判です。しかし、前述のような格差を抱えたまま結婚することが、当人同士の幸福に寄与しない(ことのほうが多い)のは明らかです。だから格差があることを知り、自分が受け入れられるかどうかを確認しておくのは、後悔しないためにも有益でしょう。


・本当に重要なことは、「自分はどういう生き方がしたいのか。そのために自分はどう変化しなければならないのか」を考えて実践することです。すると、そんな人にフィットした異性が現れる可能性が高くなるのですから。

(部分抜粋引用終)

ここ数年、医学や医療の発達および生活水準の向上によって、急に寿命が伸びているが、そのことによる年齢格差の関係が浮上し、ある場合には深刻化することも考えられよう。昔ならば、古稀辺りで今生のお別れだったので、問題があったとしても、小さく済むか、あるいは期間が短くて済んだことであっても、今はピンピンして活動する時間が十年、二十年単位で伸びたので、意識も問題も延長してしまう。

上記の格差婚だが、そういう結びつきを持っていることが判明した直後に、私はその人達から遠ざかることに決めた。物の考え方や行動様式の上で、自分にも影響が及ぶからである。

もう一点、いわゆる「略奪婚」と呼ばれるケースがある。
以下に、あるサイトの抜粋を引用する。上手な誘導文であるものの、長い目で見れば、多くの場合、真の幸せとは程遠いように思われる。

http://www.minden.jp/clover/stolen-love-happy/


2018-02-01


・幸か不幸かお付き合いが出来たとして、その不倫相手の彼と本気の関係になったとき、次に考えるのは結婚ですよね。お互いにできれば一緒になりたいと思っていても、離婚というハードルのことや周囲の反応や、「因果応報」なんて言葉が頭をよぎれば不安になります。


・いくら彼が彼女・妻の愚痴をあなたにこぼしていても、略奪愛をするつもりであるなら「ほんとあの子馬鹿だよね」といったように彼の愚痴に便乗して悪口を言うべきではありません。たとえ共感によるものであったとしても、悪口とはけして良いものではないからです。特に男性は、女性が悪口や陰口を言うことを嫌う傾向が強いです。


・男性が女性に求めているものの中でも「癒し」は大きな要素です。仕事で疲れ、家庭でも邪険にされているような人であればなおさらです。パートナーがいる男性が、別の女性のもとへ癒しを求めてやってくるということは、パートナーには癒しを感じていない証拠。


・略奪婚を幸せなものにするためには、古い関係を精算して二人の結婚を成就させるまで、不倫や浮気の関係を周囲に決して知られないことがとても大切です。二人のお付き合いも結婚に持ち込む計画も、ひっそりと水面下で行いましょう。知られてしまえば、相手のパートナーにも女の意地が出てきます。そうなれば、「別れない!」と泥沼化する可能性がありますし、最悪、関係の清算自体ができないこともあります。職場にバレれば、職を失う可能性もあるのです。


・彼がフリーになることに成功したら、それまで我慢を強いられた分すぐにでも籍をいれたくなってしまうかも知れません。ですが、少し冷静になって入籍まである程度時間を空けることが、その結婚を幸せなものにしてくれると知っておきましょう。略奪愛からの結婚を駄目にしてしまう大きな原因の一つに、周囲からの非難の視線や圧力、世間体の悪さがあります。当事者同士の内情はどうであっても、やはり「略奪婚」というのは、一般的は「悪」のイメージを持って受け止められます


相手の元配偶者や子どものことを憎んだり、過去にまつわることを排除したがってはいけません。本当に相手を愛して結婚するのならば、相手の過去も丸ごと受け止める覚悟が必要です。


・離婚というのは神経も肉体も、金銭的にも激しく消耗する行為ですから、男性にとっては、結婚生活に多少不満があっても継続する方が楽なのです。

(部分抜粋引用終)
私の知っているケースでは、年齢上その他の相当な格差に加え、どうやら女性側からの略奪らしかった。しかも、男性側に離婚歴が二度あった上でのことである。
非常に残念なことだが、元の配偶者や子供達への影響は計り知れない。