平成になって変わったこと
政治家としての田中角栄氏については(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150524)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161010)、全くと言っていいほど勉強していない。娘の真紀子氏も好きではなかった。だが、人情の機微を知る努力の人としての角栄発言には、今でも目に留まる言葉が幾つかある。
まとめてツィッターに掲載したので、その転載を以下に。
(https://twitter.com/ituna4011)
「田中角栄 100の名言」@tanaka_kakuei_(https://twitter.com/tanaka_kakuei_/status/)
メシ時になったら、しっかりメシを食え。シャバにはいいことは少ない。いやなことばっかりだ。それを苦にしてメシが食えないようではダメだ。腹が減って、目が回って、大事な戦はできん。
9:00 PM - 26 Feb 2016↑今日付のメーリングリストにも書いてあった。
話をしたいなら、初めに結論を言え。理由は、三つに限定しろ。世の中、三つほどの理由を挙げれば、大方の説明はつく。
3:00 AM - 29 Feb 2016↑時間節約。
世の中は、白と黒ばかりでは無い。敵と味方ばかりでもない。その真ん中にグレーゾーン(中間地帯)があり、これが一番広い。そこを取り込めなくてどうする。天下というものは、このグレーゾーンを味方につけなれば、決して取れない。真理は常に中間にありだ。このことを知ることが大事だ。
9:00 PM - 28 Feb 2016↑いかにも日本風。
教育基本法には、善悪の基準、物差しが書かれていない。人は何のために生きるのか、正義とは何ぞや、お互いが奉仕する目標は何か・・・・そういうことが全く明示されていないんだ。それでいながら、ここまで日本が発展してきたのは、単一民族ゆえの共通の価値観が無言の前提としてあるからなんだな。
3:00 PM - 28 Feb 2016↑それが今や崩れかけている....
上すべりでなく、人間すべて誠心誠意、地道な努力が、何よりも必要だ。
6:00 AM - 28 Feb 2016↑一生、地道な努力を。
冠婚なんてお祝いは、いつでもできる。死んだほうは待ったなしだ。今日死んだら、明日は葬式。どんなことがあっても、自分と関わりのあった人に対しては冥福を祈る。そんなことがわからんで、お前たち政治家の事務所が勤まるのか。
12:00 AM - 28 Feb 2016↑最後が大切。結婚式は延期可能。葬儀は一度きり。だから大切。
自分の物差しばかりでものを云っちゃいかんということだ。世の中には、人の為に働かないで、文句ばかり言う横着な人間が少なくない。こういうのはダメだ。使いものにならない。
3:00 PM - 27 Feb 2016↑人の為に働く。
自分が今のところまで来たのは、自分から求めるよりも、周りから支えられたものに忠実だったから―と云った方が当たっている。与えられた仕事に全力を尽くすことが、新しい場面を開く結果になるものだ。
12:00 PM - 27 Feb 2016↑与えられた仕事に全力を尽くす。
日本社会は義理、因縁、情実、不公正が複雑に入り混じった嫉妬の大海である。何とはなしに位階、序列が決まっている大中小の車座集団だ。跳ねっ返りは排除される。分相応に目立たず万事控え目、その職分を誠実にこなしていれば登竜門が開く。
6:00 PM - 26 Feb 2016↑分相応。万事控え目。誠実に職分をこなす。
大学の教授より、むしろ小学生の先生を大事にしなければいけない。小学校の先生が白紙の子供を教えるのだから。
12:00 AM - 26 Feb 2016↑至言。
三十歳になるまで他人の飯を食え、世間を見てこい。よく親父に言われた。実践苦労人になってから、ものを語るようにしろ。他人の苦しみや立場がわかるようになってから、批判しろ。
6:00 PM - 25 Feb 2016↑至言その2.
天皇陛下がおられて助かった。これで民族同士が血で血を洗う粛清がなくてすんだ。お互いは五代、六代とさかのぼれば、みんな血のつながる親類、縁者だ。お互い日本人じゃないか。バカなことはやめよう。これで大方のことは片がついた。
3:00 AM - 25 Feb 2016↑そこが日本の強みだったはず。
一体引き受けてくれるのかくれないのか、イエスノーの無い奴が少なくない。頼んだ方は結論を急いでいる。うまいことを言って、中途半端、曖昧にするのが一番いけない。自信が無ければ、はっきりとノーと言え。ノーと言うのは確かに勇気がいる。しかし、長い目で見れば信用されることが多い。
12:00 AM - 25 Feb 2016↑イエス・ノーをはっきりと。
君達ね、自分の置かれている立場を有り難てェことだと思わんとダメですよ。寝言を言ったり不満ばかり言っている奴は、人生終わるまで不満を抱き続ける人間になるぞ。社会が悪い、政治が悪いなんて言って、一体何があるんだ。人に貢献できるようになってから言うべきじゃ。
12:00 PM - 24 Feb 2016↑訓戒。
政治というものは、国家の威信というよりも、国民の威信を守りつつ、列国に伍していかなければならんのだから。ほかの国がみんな飢饉で困っておっても、まず、わが国だけは餓死者を出さない。みんなにメシを食わせる。これが政治にとって最大の課題になるわけだな。
12:00 AM - 24 Feb 2016↑国民全員に食べさせる。
結論が出たらすぐに実行するのが、私の流儀だ。決断と実行。
12:00 AM - 23 Feb 2016↑男。
ウソはつくな。すぐばれる。気の利いたことは云うな。後が続かなくなる。そして何より、自分の言葉でしゃべることだ。
9:00 PM - 22 Feb 2016↑自分の言葉でしゃべる。
身内のことをまず知るべきだ。身内のことも知らないで一人前の口を利くな。汗を流せ。損して得取れ。そうすれば人に好かれる。
3:00 PM - 22 Feb 2016↑身内から距離を置く処世術が流行るこの頃....
政治家もそうだが、人間は地が大事。そんなもの(知識の借り物)にウエイトを置きすぎると、かえって人生うまくいかない場合もある。
12:00 PM - 22 Feb 2016↑地頭と地心。
第一は、できるだけ敵をへらしていくこと。世の中は、嫉妬とソロバンだ。インテリほどヤキモチが多い。人は自らの損得で動くということだ。第二は、自分に少しでも好意をもった広い中間層を握ること。第三は、人間の機微、人情の機微を知ることだ。
3:00 AM - 22 Feb 2016↑自分に少しでも好意を持った層を握る。
身内のことを知りなさい。身内のことも知らないで一人前の口をきくな。そして身内のために汗を流せ。損して得を取れ。手柄は先輩や仲間に譲れ。そうすればお前、めんこがられて、好かれるぞ。
12:00 AM - 22 Feb 2016↑損して得を取る。
赤坂、柳橋、新橋でも、料亭の女将で店を大きくするのはどんな奴かわかるか。仲居上がり、女中頭あがりだ。芸者や板場を立てて、見事に大きくする。ダメなのは芸者上がり。
9:00 AM - 21 Feb 2016↑仲居上がりが店を大きくする。
多数決原理と少数意見尊重の二つが柱。その政治が国民多数にとって現実的不利益を招けば、次の総選挙で必ず公正な審判が下る。議会制民主主義の生命力の源はここにある。
6:00 AM - 21 Feb 2016↑多数決原理と少数意見の尊重。
約束したら、必ず果たせ。できない約束はするな。ヘビの生殺しはするな。借りた金は忘れるな。貸した金は忘れろ。
12:00 AM - 20 Feb 2016↑できない約束はするな。
人は実感したものを信用する。
6:00 AM - 18 Feb 2016↑実感→信用。
(転載終)
眞子内親王のご慶事に関して(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170819)、今、いろいろと世間の勉強をしている。大変に興味深く、おもしろい(と書いては不謹慎だが)。
国民の中からこのような発言が出てくるのは、状況を見れば当然のことで(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170816)、むしろ常識的だと私は考えている。
ちょうど25歳なので、内外の誰もが客観的に認める日本の低迷期と、まさに歩みを一にしていらっしゃるということだろう(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160310)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170124)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170127)。
後学のため、記録を以下に。
・生活や結婚は持続しなければならいもの(ママ)。だから普遍的な格式や家柄に拘るわけですよね。だって、生活習慣や価値観は生涯大体変わりませんから。そして生きている限り無くならない。価値観や生活習慣が似通った夫婦は仮面夫婦になりにくく離婚率が低いそうですが……眞子さんたちはどうなることやら。
・25歳で早まった決断した周りは、半数は出戻ったり、仮面夫婦か、離婚してないだけで破綻しきっていたり、けじめつけずにダラダラ同棲していたりします。
・最初は渋っていた両親も、娘可愛さと頑なさに折れるしかなく渋々承知したのですが、その先輩、離婚家系で片親、かつその片親がかなり強烈。
・“周りが反対する結婚や恋愛は後に必ず何かがある。”とのことです。
2017年8月18日 1:55 AM
・皇室だけじゃなく、家柄の良い資産家だと産まれた時から親同士で許嫁(いいなづけ)を決めていたりして。当然、双方同じ格で安心もあったことでしょう。今上の時から、政略結婚のようなものが無くなり産まれた時からの縁組も無くなり、庶民も自分で探す恋愛結婚が多くなりましたからね。
・「残り物には福がある」と言われてます。
(部分抜粋引用終)
「25歳で早まった決断」とあるが、人による。二十歳過ぎれば、日本人なら誰でも成人。選挙権は昨年から18歳に引き下げられた。皇族であれ、民間人であれ、25歳ならば、男女共にもっと心身共にしっかりしてもらわないと、日本社会全体が困るのだ。
冒頭の田中角栄氏は、高等小学校卒業という学歴を誇り及び看板にして、若くして政界に躍り出た。
翻って、自分が25歳だった頃を振り返ると、政府プログラムによる派遣で、マレーシアの教育機関で一生懸命に働いていた。
派遣先が決まる前、国際交流基金の面接では、「いわゆる世間では結婚適齢期に当たりますが、そんな大切な時期に二年も海外の仕事で日本を離れることについて、支障はありませんか」と尋ねられたことは、はっきりと覚えている。「大丈夫です。このまま日本でただ安住して過ごすよりは、これまで学んだことを活かし、仕事を通して視野を広げ、その後の人生に備えたいと思います」等と返答した記憶がある。大学院のクラスメートは、ほぼ全員がそのまま博士課程に進んでいたので、大学院推薦を経由して(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070801)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100309)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110407)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120425)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140324)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151107)、政府の仕事で経済的に自立する自分は、それほど間違っていないだろうと内的に確信していた。
勿論、どのような道を進むにしても、自分なりに対処できるような覚悟と備えだけは、忘れなかったつもりである。
・あちこちブログをのぞいていたら、今日は宮内庁の電話がパンク状態だったようです。対応されていた職員の方は、ヘロヘロだったとか。
・宮内庁への電話はなかなか繋がらなかったようで。職員も大変なのはわかりますが、それだけ不満が多いってことで理解して、天皇皇后、秋篠宮ご夫妻、眞子さまに伝わることを願っています。
(部分抜粋引用終)
こういうコメントを見ている方が、世相の勉強になる。
(https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7227391.html)
私の周りでは、反対を押し切って結婚した女性を3人知っています。
3人に割と共通していることは、
・あまり家庭的な環境に育ってきていない
・かなり気が強く、自分本位(結婚は、本人同士さえ良ければ良い、と思っている)、自己主張が激しい
・その親もまた、親の反対を押し切って結婚している(蛙の子は蛙)
・親が子を見捨てたので、結婚できた
・親が嫌いで、親から逃れたがっている
残りの殆どは祝福されて結婚していますが、皆に共通していることは、
・円満・良好な家庭に育っている
・親を尊敬している
・親から愛されてきている
・自分達2人さえ良ければ良い、と考えるのではなく、周囲(円満な、親・兄弟・親戚関係の構築)を大事にしている
・一時期の熱よりも、先見の目を持って、冷静になって考えている
という感じですね。。。
・親の反対を押し切って結婚した場合、いつか必ずその報いが自分に跳ね返ってくるそうですよ。
・親は、相手に離婚暦があることを知って、「また繰り返すから、交際をやめろ」と言いました。そこで、私は裁判所まで赴いて、なぜ離婚したのか裁判記録を閲覧しました。すると、裁判記録に、ただ普通に付き合っているだけでは全く分からない、醜い結婚生活が書かれてありました。醜いというのは、自分の全く知らない相手の裏面です。
・その場合、嫌われている親にも責任があると思います。「姨捨山」という有名な昔話があります。年老いた親を捨てるのではなく、年老いた親を大事にするよう戒めた古来からの物語です。仏教の教えにも、親を粗末にすると地獄に落ちて苦しむ、とあります。
・親の反対にあって結婚された夫婦って、離婚率高いんですよ? 知ってました??なぜかはあなたが結婚してから判断してみてください。
・生涯独身などみっともないぞ。寂しいぞ。でも現状のような態度なら結婚したい相手なんてキミには現われないような気がする。
・家柄が違う・・・親の立場ではとても困る。親戚にも会わせられない。
・(お相手が)きちんとしたしつけをされていない。(これも親やきょうだいが恥を書く(ママ)。)
「お里が知れる」と言いたくなるような事項 ← これ、長い付き合いでとっても大事な要素。
・(お相手の)収入が極めて不安定そう。
・(お相手が)ちゃらんぽらんそう。離婚歴あり者も要注意
・大事な子供の生涯に関わる相手ですから、その観察眼はめちゃめちゃ鋭くなっています。
(部分抜粋引用終)
私の世代だと、いわゆる適齢期には「女性も仕事を持って自立しないと」という風潮だった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150408)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150409)。学校を卒業して、家事手伝いと習い事などの花嫁修業を二三年して、親の紹介によるお見合い結婚など、どこ吹く風。
国公立の四年制大学に進学した以上は、自立かどうかは別としても、外で働く経験を通して男性を見る目も養われるだろう、という目的もあった。
だが、本当に男を見る目ができるかどうかは、あくまで本人の感性や努力次第だとも言える。
結婚二十周年を今秋迎える私にもし何か言えることがあるとすれば、病気のことだけは残念だけれど、それも含めて、やはり主人が自分には一番合っていると、総合的に言える。先月、名古屋へ二人で久しぶりに出掛けて(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170727)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170730)、初めて会った時のことを振り返りつつ、あちこち歩き回ったが、第一印象がそのまま今も続いているというのが実感である。