先週の週末から月曜日（6月3日から5日）にかけて、主人と美濃太田、飛騨高山、白川郷を訪れた。
子ども時代、名古屋に住んでいた頃は、学校教育やメディアの影響もあり、東京方面を見て暮らす癖がついていたのだが、父方母方のルーツである岐阜は、この年齢になると良さがわかる。飛騨川の清く静かな流れ、低い山々の連なる広々とした光景、美濃と高山の気候対比、今や外国人旅行者が大半を占める白川郷、津田左右吉と坪内逍遥ゆかりの地等である。恵那もそうだったが（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080502）（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080528）、岐阜県内は、家の中の声まで聞こえそうなほど、沁み入るような静けさである。
話にはよく聞いていた母方の祖母の生家を（恐らく初めてだろうが）訪れた。私にとっては、曾祖父母のルーツを等身大で知り、精神的なアイデンティティの確立につながる大切な出来事だった。今秋で結婚二十年になる主人も、両家がそれぞれ岡山と岐阜の双方で、日本の歴史や文化伝統を担ってきた家系であることを知り（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100108）（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151111）、より安心したようである。
祖母の義妹に当たる方が応対してくださったが、何と私と同じお名前だとのこと。もうすぐ卒寿を迎えられるそうだが、まるで60代のような若々しさと明晰さで、今もしっかりと家業を守っていらっしゃった。
祖母の誇りだった家が繁栄していることが、何よりもうれしい。
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江戸時代から続く母方の祖母の実家です。日本の伝統文化を育んできた曾祖父母を誇りに思います。
This is my maternal great-grandparents' home industry. It has started since the Edo period.
［過去ブログ］
（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080218）（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110502）（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161115）（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161121）（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161222）（http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170114）
歴史と伝統を引き継ぎ、現代に活かすことの重みと責任をひしひしと感じる。考え過ぎなのかもしれないが、ブログが心理的になかなか書けなかったのも、そのためである。
