ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

経過報告(2)

前回のブログの「コメント欄」に(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170303)、ありがたいお見舞いメッセージを転載した。
この「カカシ夫人」とは妙なところで一致点があり(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150118)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150310)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160328)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160918)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161024)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170117)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170126)、何ともおもしろい関係だと思っているのだが、やはりアメリカ人は親切というのか、鷹揚ですね。感謝します。
ということで、これで一ヶ月と三日、帯状疱疹によるヘルペス性の眼炎(と額と右こめかみの赤い発疹)に悩まされている(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170219)。原因は免疫低下とストレスということらしい(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170208)。
不敬ではあるが、以前、部位は違うものの、皇后陛下や皇太子妃殿下も罹患されたというニュースを知った頃、(大変なお立場だから、難しい病気にかかられたのですね)と密かにお見舞いの念を抱いたものだが、その後、妃殿下が公務に出られない年数が長引いたことについて、この度ようやく、一般国民の立場で共感できるような気がした。世間は、言論の自由を盾にとって好き勝手なことを言うが、患者としては、それがますますストレス増加になって病状が長引くのだということに、もっと心を配りたい。
私だって、まさかこんなことになるとは予想だにしていなかったのだ。ましてや、天皇ご一家や皇族ならば、毎日、細心の注意を払ってお仕えする方々がいらっしゃり、最高の治療が施されるのだから、診断が下りた時には驚かれたことだろう。

私が今回、最初にかかった眼科は、二十年前に移り住んだ結婚直後には町内で一軒しかなかった所で、その時も結膜炎で診察を受けた。
その後、六年前にも結膜炎を診ていただき、診察券が手元にあったままだった。2月3日に(朝から何だか右目がヒリヒリ痛い)と思ったので、お財布にその診察券を入れて、用事を一通り済ませた夕方、受診したのだった。
つまり、私の場合、その眼科は三度目だということだった。
今では七十代ぐらいだろうか、いつでも落ち着いて閑散としたお医者さんの経営する医院で、いかにも昭和時代のまま、手書きのカルテで通している。それでも続いているということは、長い間、地域医療に貢献されてきたという意味だろうと思っていた。
それに、再診の時、目薬が合わず悪化したと訴えたところ、「皮膚症状から、ヘルペスではないか」と言われ、「病院に手紙を書いてあげても良い」ともおっしゃってくださった。
ところが、「では、○○大学病院に」とお願いすると「あそこは予約制なので、今日はダメだ」など、いろいろ難しそうだった。
今から考えれば、緊急受付でもいいからすぐに診ていただいていたら、全く経過は違っていたことだろう。
とにかく、最初の症状がみるみるうちに激化して、片目が三分の一ぐらいに腫れ上がっていた頃は、痛みで涙がポタポタ止まらず、電車に乗って隣の市の病院まで行く気力が、とてもなかった。
あの頃はとにかく寒かった上、まずは目薬をさしながら自宅でゆっくり休むことが先決だと、自分で判断してしまったのだった。

途中で一度迷ったが、経過を最初から知っている先生を信頼すべきかと思って、先週まで、別の眼科医には行かなかった。その眼科は五年前にできた所で、今回かかった皮膚科も同じ建物に併設されている上、一階が薬局になっているので、患者としては便利な仕組みだ。

先週は「セカンドオピニオンとして」と初診でお願いし、今日はその再診として診ていただいたが、やはり若い世代の先生だけに、「経過を最初から見ていないので何とも言えないが、こちらに来てもらうならば、私が責任を持ちます」と、力強かった。そして、持参して問診票に書いた5種類も出されていた目薬のうち、「自分ならAとBのみにするが、Bを別のCという薬に変えることも考えられる」「眼圧を下げる目薬は、止めた方がいい」と、おっしゃった。実は、視神経を傷つけるので「眼圧を下げる薬は絶対に止めないで」と、前の眼科医では言われていたのだった。
その後、五日経ってもまだ症状が続いているので、今日診ていただいたところ、「では、思い切って薬を全部変えます」ということで、新たな2種類になった。
結局、「もうしばらく続けてみて」と言われながら、合わない目薬を次々に処方されていたということも大きい。でも、今の眼科医は「もし目薬をさして刺激になり、症状が改善されないならば、三日後に、と言われても、すぐに翌日にでも受診するように」「どうしても治らないならば、もっと大きい病院を紹介するから」と言ってくださった。
町内には、昔から一通りの専門医院が揃っていた。だが、世代交替に差し掛かり、ここ数年のうちに、大学病院勤務医を経て、こちらの町で開業されるようになった新しいクリニックが増えた。今回の二軒目の眼科もその一つで、普段の買い物で毎日のように見かけていたのだが、お世話になるとは今まで思っていなかった。
初期判断を少し間違えたことで、皮膚科の内服が遅れ、眼科の目薬もズレてしまったのかもしれない。
やはり、患者さんが多く、学会などでよく勉強されているお医者さんに診ていただくのがよい。
大変な病気なのに、近場で済ませようと思った私にも、甘さがあった。