ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

お茶の話

...と言っても、茶道ではない(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161218)。
今月の中旬に屋久島へ行った時、グアバ茶をお土産に買ったと記した(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161213)。
早速、帰宅後から、葉を鋏で細かく切って空き瓶に詰めておき、今日に至るまで随時、他のお茶と混ぜて急須に入れ、一日に二度ほど飲んでいる。
もともと、私は学生の頃からお茶が好きだったが、その理由は眠気覚まし。
幼稚園以外は国公立の普通の学校を経由していて、「学校の勉強は、授業をしっかり聞いてテスト前に少し復習する程度でよい。それよりも、苦手な運動を克服するために、スポーツ系のクラブに入って、体を鍛えて人間関係を学ぶ方が、余程か将来のためになる」と父が厳命し、中学は軟庭部、高校は水泳部で頑張っていた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/about)。
中学も高校も比較的近くだったので、通学時間は片道10分以内。交通費もゼロ円で非常に経済的な子どもだった(と思う)が、部活の後で夕方、家に帰ってすぐ夕食。それから一時間は必ずピアノの練習(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161013)。それだけでもう、成長ホルモンが活発に放出されていた頃だったのだろうが、宿題にかかる頃には、眠くてたまらなかった。
だから、最低限、宿題だけは済ませるために、濃い緑茶を自分で入れて、何杯も飲んでいた。どうしても眠くて何も頭に入らない時には、思い切って目覚まし時計を5時にセットして寝てしまい、早朝に起き出して一人でお茶を濃いめに入れて、ちびちびと飲みながら勉強していた。
お陰様で今も虫歯がなく(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110123)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110124)、歯科検診では「きれいな歯ですね」と歯科衛生士さんからいつも褒められている。

そういうこともあって、グアバ茶に混ぜる茶葉は、大抵の場合、緑茶と決まっている。でなければ、昼間は集中力を全開にできないからだ。生活習慣とは恐ろしいもので、中学生の頃からの行動が今でも続いている。

グアバ茶の効用について、たまたま見かけたサイト(http://www.guavatea-jiten.net/)から、要点のみ以下に列挙する。

・グァバ葉ポリフェノール:糖質の吸収をおだやかにする作用+血糖値の急激な上昇を抑制する効果
←食事によって体内に摂取された糖質が、グァバ葉ポリフェノールによって分解されブドウ糖に変化する酵素の働きを抑えるため、糖質の分子は大きいまま小腸での糖質吸収が妨げられる。
←胃腸の動きが活発になるのでダイエット効果も。レスベラトロールの4倍とも言われる抗酸化力があり、メラニン色素の生成と関係する酵素チロシナーゼの抑制作用もあるので、アンチエイジングや美白にも効果。


ポリフェノールとは光合成で作られる植物の色素や苦み成分の総称で、その種類は5000以上。緑茶カテキンポリフェノールの分子量は100〜300ですが、グァバ葉ポリフェノールの分子量は5000〜10000と大きいので腸管から吸収されずに腸の中で働きます。


・グァバ葉ポリフェノールは腸の中で消化酵素(すい液アミラーゼ等)と結合して、ブドウ糖分解に向けられる消化酵素の数を減らすことができるため、血液中に入るブドウ糖の量が減って血糖値の上昇が抑制される。


・糖分は体内でブドウ糖に変わって吸収されますが、この時に働くのが唾液やすい膵臓から分泌される消化酵素アミラーゼ。グァバ葉ポリフェノールはこのアミラーゼの働きを抑えます。つまり食べたものがブドウ糖にかわらず吸収されないので、ダイエット効果がある。


・グァバ葉には、ビタミンC、A、E、ミネラル、カリウム、タンニン、クエン酸、乳酸、ポリフェノールなど豊富な栄養成分が含まれていますが、アンチエイジングを考えた時に特に注目したい成分が渋味成分のタンニンと赤ワインに多く含まれることで知られるポリフェノール


・タンニンやポリフェノールには抗酸化作用があり、老化の促進を防ぎ、細胞の発ガンを抑制。ポリフェノールの抗酸化作用はアンチエイジングで話題のレスベラトロールの4倍もあり、老化の原因となる活性酸素を強力に撃退。


・体の中の活性酸素を取り除く働きによって、血液がさらさらになり、様々な病気の原因を取り除く効果や、糖の吸収とブドウ糖の生成が抑制されて血糖値の上昇を防ぐことで、糖尿病を予防するだけでなく抗酸化作用の効果も。


・グァバはハーブとして知られるシジュウムの和名で、薬としての名前は蕃石榴(バンザクロ)と呼ばれ、温帯から熱帯にかけて分布。古来から薬として用いられ、乾燥させた葉はお茶として飲まれ、ヒスタミン放出によるアレルギー症状を抑える成分が含まれているため、花粉症に対する効果も高い。


グァバ茶に含まれるタンニンには抗酸化作用、免疫力を高める作用だけでなく、抗炎症性作用もあり、アトピー性皮膚炎に有効。


・グァバ葉に含まれるポリフェノールにはチロシナーゼを阻害してメラニン生成を抑制する作用があり、色素が抑制されることで美白効果。


・皮膚が紫外線を浴びると、皮膚にあるメラノ細胞ではチロシナーゼ酵素によってチロシンが分解され、メラミン合成を誘導します。グァバ葉のポリフェノールにはこのチロシナーゼの働きを妨げる作用。

(部分抜粋引用終)
という触れ込みなのだが、私の購入したグアバ茶は、屋久島で採れた無農薬だという。包装が昭和時代を彷彿とさせる素朴なもので、観光ルートにある場所だったので、試しに購入した次第。
まずは、一袋飲んでみて、数ヶ月後の効果を測ってみよう。

ところで、グアバ茶と以前から飲んでいた緑茶を混ぜるのみならず、11月下旬に普段買い物をしている町内の某所で購入した「万能茶」も一緒に混ぜている。いわば、自家製の「爽健美茶」ないしは「十六茶」風にアレンジしているのだ。
だが、この「万能茶」、今調べたところでは、公正取引委員会によって今年3月10日に措置命令が出ていた。

http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h28/mar/160310.html


「どくだみ・柿の葉・とうきび・はと麦・甜てん茶ちゃ・くま笹・あまちゃづる・はぶ茶 甘かん草ぞう・大豆・田舎麦・桑の葉・枸杞くこ・ウーロン茎・びわの葉・浜茶」



実際には、別表1「原材料名」欄記載の原材料のうち、「大麦」の一部及び「どくだみ」の一部以外の原材料は外国産であった。

(部分抜粋転載終)

ということなのだが、私が購入した「万能茶」の表装は、裏書きに「日本国内製造」と表示の上、「原料原産国」は、日本以外に「アメリカ・オーストラリア・インド・中国・ラオス・その他」と提示されている。
「その他」が気になるが、ベトナムカンボジア辺りだろうか?「中国」は広い大陸なので、どの地域なのかが知りたいところである。「インド」と言えばアッサム・ティーなどの紅茶だが定番のはずだが、「その他」にはスリランカなども含まれるのだろうか?
日本人の健康志向と伝統的なお茶好きに乗じた、一種のグローバル・ビジネスなのかもしれない。
知り合いのマレーシア華人が、早稲田に留学した後、香港人と結婚して今は東京に住んでいるが、日本をベースに中国へも進出してお茶のビジネスをしていると、以前電話で話してくれたことがある。ところが、華人でさえ、中国では一億円ほど損をしたとのこと。
それを聞いただけで、私は関係したくはなく、彼が紹介したお茶の商品を試してみたこともない。
漢方薬じゃあるまいし、お茶を飲んだだけで効能があるなんて、そんなうまい話が転がっているはずがない。
やはり、栄養のバランスの取れた食事と適度な運動と規則正しい生活を心がけ、心身ともに安定した暮らしが肝要だ。
子どもの頃から飲み慣れた、確かな品質のお茶を選ぶことが賢明なのではないだろうか。