ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

縦の連携をもっと大切に

今後の世界情勢及び日本の動向を素人なりに予測してみると、まずは中間層が今よりも減って、左右に二分化された分断社会の出現が考えられる。
以下は、必ずしも前者が左派で後者が右派というわけではない。日本語の文構造から、対置が逆になっている場合もある。
教育政策を基準に考えると、大雑把には、ゆとり教育以前のカリキュラムで公教育を受けた世代とその影響下にある子ども世代、そして、ゆとり教育(現在の40歳前後以下)の公教育世代とその子ども世代(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161214)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161216)という分け方もできよう。
政党で考えると、共産党及び旧社会党系列の民主党社民党系に連なる思想の影響下で生活している人々と、ノンポリも含めたそれ以外の人々だ。
社会経済階層で言えば、凡そ年収800万円以上の層と、それ以下の層だ。
文化的には、歴史や伝統(及び家族や親族の関係)を尊重しつつ現在と将来を考える現実主義集団と、過去は批判の対象と捉え、履き違えた個人主義の名目で自我中心化し、あくまで輝かしい未来を見つめて新世界を構築しようというユートピア集団だ。
これらの範疇の相違を超えたところで、現状に折り合いをつけてほぼ満足し、幸福感を抱いて生きている人々のグループと、いつも非難や不満やあら捜しばかりして不幸せ感覚が常に伴っている人々のグループに,究極的には大別されることだろう。
この場合、大切なのは自分のアイデンティティということになるが、自己獲得と係累遺産との両方があるだろう。
ところで、最近、中学時代の同窓会の幹事さんとも三十数年ぶりに再びつながりができて、「ユーリちゃん」と呼びかけられ、長いお手紙と記念写真が送られてきた。彼女とは部活動が一緒だったが、常にリーダー格で颯爽としていて、今でも幹事を務められるのは自然な感じ(no pun intended)がした。
ともかく、お互いに子ども時代の面影がそのまま残っていて、時空間的に一時ブランクがあっても、関係が再構築されるというのは、とてもありがたく、嬉しいことだ。
今後の分断化社会では、学生時代から重視してきた横広がりの関係と同時に、縦の連携をもっと大事にしたいと私は思う。例えば、過去に学校で一緒だった人々との思い出を温め直すことによって自分の基盤を強化し、さらに積極的に前へ出ていきたいということである。