ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

頭脳の鍛え方

今朝届いたメーリングリスト「国際インテリジェンス機密ファイル」から転載。似たような内容の過去ブログは、こちらをどうぞ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090210)。 

石角完爾『ユダヤ人国際弁護士が教える天才頭脳のつくり方


要旨


・65億人の人間が地球にいるが、その中でユダヤ人はわずか1400万人しかいない。それなのに学問やビジネスで大きな存在感を示している。


ユダヤ社会に息づく勉強法にはいくつかキーワードがある。
1.何事にも疑問を持ち、問いを設定する能力を身につける。
2.読書によって知識を広げる
3.褒めることで自尊心を育む。
4.複数言語を習得する。


・タルムードは全30数巻。紀元500年ごろ主としてイラクチグリス川とユーフラテス川に囲まれた、豊穣の地バビロニアで完成した。律法集、歴史書、格言集、言行録、民話伝承集、民族学集、博物学辞典、百科事典、医学書哲学書、文学全集を収録したユダヤ学の総合体系全集だ。トーラーやタルムードの勉強はユダヤ人にとって面白い


ユダヤ人は、大量の読書を大切にするアメリカのエリート教育では、大量の読書を求められる。実社会は唯一の正解などない世界ですから、大量の読書で培った知的競争力が武器になる。


・読書を幼い頃に習慣にすれば、大人になっても読書を通して学び続けることになる。学生時代には、テレビやパソコンで流行すたりのある情報に接するよりも古典などを読んで、将来の知的競争力を育む土台を築くことが大切だ。


ユダヤ人の多くが世界に股をかけて活躍しているのは、幼少期より複数言語に触れていることに理由がある。3ヶ国語を話す人も珍しくない。


・語学教育の方法は暗記法と同じ。繰り返し音読を行い、読み聞かせ幼い頃から音と体感で頭に染み込ませる


・子どもが幼い頃からいくつもの言葉をしゃべるように実地訓練を行う。まず音で覚えた後で、読み書きができるようになる。


脳を活性化する記憶術。それほどの語学力を身につける秘訣は脳を活性化させる記憶術にある。語学の学習は、暗記の学習でもある。ユダヤ人のラバイは、膨大な宗教文書を完璧に暗記している。


ユダヤ人の記憶術の秘訣は、聖書を常に座右において読み続けることにある。繰り返し読むために、この回数の多さが、記憶の秘訣の一つだ。ユダヤ人は聖書を黙読だけでなく音読もする


・欧米には英語で「植民地」を広げていくという発想がある。日本人にはそういう発想がないが、海外にいれば理解できる。ITや金融で使う用語を考えてみれば、一目瞭然だ。


リスクの分散とコントロールで生き残るユダヤ人は、物事の根源的な構造を問い続けることがある。これは自分の身の回りの物事を深く考える習慣を生む。


身の丈を知り、大勝負に出ないこともユダヤ人のビジネス感覚だ。ユダヤ人は「メンツのために損を覚悟で最後まで」という気持ちはまず持たない。


・リスク分散、現実主義損切り、そして契約。ユダヤ人はこうしたビジネス感覚を人生を通して学んでおり、結果としてビジネス界での成功に役立っている。


ユダヤ人は19世紀ごろまでは「物づくり」ではなく、商業や金融でビジネスをしてきた。商業や金融は当時、他にまねする人々のいない分野で、仕組みづくりのビジネスだった。また誰に教わったのでしょうか、しっかりと金、銀、ダイヤモンドのほか、21世紀の産業に必要なレアメタルの鉱山も押さえている。


グローバルなキャリアを考える。


問い続けることでニュービジネスが生まれる。


・日本の世界での存在感は、政治力ではなく、その経済力の大きさによって保たれている。


※コメント
天才頭脳というと難しく考えてしまうが、うまいやり方で地道に脳を鍛えることがポイントだ。膨大な音読、読書、自問自答によってそれは出来上がる。

(転載終)