ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

基礎訓練の恩恵

本当に久しぶりにヴァイオリンの根津先生のブログからの抜粋を(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070727)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070729)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130408)。
こういうものを読むと、子ども時代から規則正しく毎日ピアノに向かって、ハノンなど基礎練習を繰り返していた日々を思い出す。(アルバムの写真によれば、私は一歳頃からアップライトのピアノに触り始めたようだ。そして、三歳から楽譜を見て鍵盤上で指を動かし始め、五歳から名古屋市内の音楽学校に週一回レッスンを受けに通い始めた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070910)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110222)。大学院の一年生の前半期まで、ずっとこの生活を続けてきた。大学受験があっても、全く生活は変わらなかった。)
もし、今も勉強や読書が苦にならない自分があるとすれば、間違いなく、この時代の蓄積のおかげだろう。ピアノだけではない。漢字の書き取り練習や算盤での暗算や英単語を覚える習慣なども、同路線にある。
今はパソコンがあるので、子どもの勉強は暗記ではなく、ゆとりの時空間における自発性と独創性が大事だ、と書いてあるものがあるが、とんでもないことだ。一見単調に見える選び抜かれた基礎を疎かにしない忍耐力の訓練は、技術面のみならず、生涯に渡って精神面にも大きな影響を及ぼす。

http://www.nezu.ms/tubuyaki.html


2016年9月22日


・色々なコンクールの結果を見ると、成績優秀者には共通した特徴があります。それは基礎を大切にしているということです。誰もが知っている課題と練習法をキッチリ毎日するだけです。ある程度出来てきた時が分かれ道で、出来たと思って基礎をおろそかにすると元の木阿弥、最後まできちんと練習できる人が良い成績をとっています


・こういう細かい練習はどうしても忍耐力を必要とするので、つい勢いで弾いてしまいがちです。でもそれではダメなのです。勢いで弾かずにしっかり練習すると、ある時「こうすれば良いのだ!」という感触が得られます。

(部分抜粋引用終)
パイプス先生率いる欧州旅行の話に戻ると(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161006)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161007)、行きは関空からパリまで一日早くエールフランスの直行便で。機内では、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第一番を繰り返しイヤホンで聴いていた。帰途はストックホルムからアムステルダム経由で関空までオランダ航空機に。機内では、エールフランスよりも遥かに性能がよく、選択肢の多かった音楽CDで、エレーヌ・グリモーカーネギーホールでの演奏曲集などを、あれこれ聴いていた。
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲(第一番)」は、ユダヤ系もかなり混じるパイプス旅団では、食事中の会話の時、有効な話題の一つである(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070725)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070828)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070919)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070929)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071005)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071012)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071013)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071015)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071020)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071115)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071226)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110521)。
私の方から話をふると、必ずと言ってよいほど、驚きと喜びの混じった反応になり、格段に親しみを寄せてくださるようになるからである。第二楽章の軽快なスケルツォは、明らかにユダヤの旋律を基盤としたメロディーで、私がショスタコーヴィチを好きになったきっかけも、まさに自分でそれに気づいたからだった。第三楽章の陰影を伴う朗々たるパッサカリアに入ると、現代の世界情勢にも通底する重苦しさと精神的な抑圧下にある呻吟が表れていて、共産ロシアで何とか生き延びたか、あるいはアメリカに移住を決意した人々が、現に目の前にいる二世へと連なり、旅行メンバーの人生を結実しているとわかる。

https://twitter.com/ituna4011


『いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人』ケント・ギルバートhttps://www.amazon.co.jp/dp/4569831192/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_9RW.xbQM4H7TN …)が割引価格のほぼ新品状態で届いた。前回はサイン入りで、ケントさんからのプレゼント。今回は再び自力で購入した。

(転載終)
「前回はサイン入りで、ケントさんからのプレゼント」については、過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160809)をどうぞ。