ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

憤懣遣る方無い

人間を測る物差しは、お金や物(住居・服装など)よりも、(本質的な意味での)知性と精神(mind & spirit)および識見(ideas)だと思う。その意味で、大和魂や武士道は(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080217)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080221)、他の民族の誰にも真似られないものであって、私達が大切に受け継ぎ、各々に実践して磨き、後に続く世代に渡していくべき義務がある大切な資産だ。
国文学科の話を書いたが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160229)、学生時代に「目先のことだけを考えないように。今、私達が学んでいることは、二十年後、三十年後に真価を問われる」という意味のことを、教授が授業中におっしゃったことを思い出す。
確かに予測通り、最近の東大の国語入試問題の事件にも、それが如実に表れている。
私は、マレーシア研究会という小さなグループで研究発表を始めた。結婚後の1998年のことである。結婚前にも発表した別の会合があり、その一つは中部地方の新聞に写真入りで大きく掲載されたこともあるが、その時には、まだ概念化が絞り切れていなかった。
現地経験に基づく問題意識はあっても、適切な指導者も見つからず(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091230)、信頼に足る一次資料もなく(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071018)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071023)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111029)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141012)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160109)、第三世界の現地万歳主義のような左翼思想が優勢を誇っていた時代に、フィールド・ワークをしなければ相手にしてもらえなかった時代に、大英帝国や日本を一方的に批判しなければ受け入れてもらえなかった時代に、今から思えば、本当に無駄なエネルギーを費やし、消耗したものだと思う(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071103)。
数年前、「国際的に名が轟いている」と自ら豪語し(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130503)、「研究会」から「学会」に昇格改称し、学会誌も発行するようになったのだが、メーリングリストを見る限り、「観光」「災害」「環境」「映画鑑賞」ばかりがやたらと目につく。最近では、関連学会も「イスラミック英語」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160118)「イスラミック言語学」「イスラミック経済」(http://www.danielpipes.org/14865/)「イスラミック銀行」「イスラーム科学」「イスラミック観光」「イスラームと観光」のように、かつての反戦平和のマルクス主義社会主義(実は社会主義を実行すると戦争や紛争が増えることは、周知の事実)を「イスラーム」に鞍替えしたかのような、奇妙なタイトルが多くて気落ちする。
学生時代、「マルクス主義歴史学」「マルクス主義言語学」「マルクス主義経済学」「マルクス主義科学」「マルクス主義文学」(あるいは「社会主義文学」)と名を掲げた科目や本や論文などを目にした。幸いなことに、国文学科生だった私は「マルクス主義国文学」「社会主義国文学」を見たことがない。つまり、国際共産運動のマルクス主義と「国」とは拮抗する範疇だったことが明白である。
その後、方向性を変えてキリスト教系大学の先生方の前で発表するようになって、今月でちょうど10年。それでも的外れなことを平然とコメントする方もいらして(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150302)、本当に落胆する。「本来は先生方のお仕事じゃないですか、これは。なぜ、私のような素人にやらせて平気なんですか。(少子化の原因は、そこにあります。)」と言いたくて、毎回、臍を噛んでいる。
第一、家で静かに勉強していた私を、2004年から2006年まで大学に呼び出しておきながら(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141010)、1990年代前半期に米国東海岸で4年間も留学および駐在をした夫(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070821)を持つ私の目の前で、反米言説を堂々と展開されたのだ。これほど研究が困難な地だと昔から言われてきたのに、9.11のアル・カーイダ系の秘密会合が持たれたマレーシア(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110926)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20130924)(http://www.9-11commission.gov/report/911Report.pdf)へ1990年代前半期に3年間も政府プログラムで派遣された私の目の前で、「穏健なマレーシア」「楽しい楽しいマレーシア」を標榜されたのだ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071108)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120129)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily//20141008)。
全くもって、失礼にも程がある。その怒りをバネに頑張ってきた面も大きい(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090205)。
ところで、主人の家は、真言宗http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070817)と神道http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150103)と士族の系統(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071103)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100108)を引き、純然たる日本人の精神が残っていると、私は日々感じている。ところが、敗戦を機に価値観がガラっと変わってしまった上に、育ちの良さと人の良さが災いして、他人に言いくるめられて、いいようにされてきた面も大きい(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091210)。
今でさえ、まとまった私自身のお金を平気で盗んで取り上げた上(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160221)、長年、徹底して無視しておく一方で、結婚後も、私の悪口を書いた手紙を何度か義母に送りつけた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160225)。その挙句、毎年お墓参りを欠かさない私達に対して、樹木葬の勧めや高級老人ホームのパンフレットまで自慢気に義母に送っていた。その他にも、義母は気味の悪い意味不明の手紙でまとわりつかれてきた。気落ちして臥せっている所へ勝手に上がり込み、表面的に見聞きしたものだけを人に無責任に言いふらされてきた。
その詳細が判明したのは、なんと昨年秋のことだった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151106)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151110)。
第一、私達の結婚を一人だけわけのわからない理由で妨害し尽くしておきながら、なぜ、婚家の母に変な手紙を送りつけ、勝手なことをするのだろうか。娘を嫁に出した家は、一切出しゃばってはならない。これが原則である。
「騙される方が悪い」と言ってしまえばそれまでである。結局のところ、足元を見られ、脇の甘さや隙を突かれているのだ。しかし、謙虚さのつもりで卑下を繰り返すと、嫉妬心が卑しさを生み、こちらの日々の勤労の糧や精神的な財産を奪い取って、我が物顔に平然と暮らす下卑で図々しい人達に負けてしまう。
もっと気品と誇りをしっかりと持たなければならない。
但し、そのような不届き者の家系が真に繁栄することはない。結婚とはDNAを受け継いで組み合わせることなのだが、だからこそ、カール・ヒルティが記したように(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100209)、結婚とは実に恐ろしいことであり、慎重にならざるを得ないのだ。昔のお見合い制度は、その点でよくできたものであり、聞き合わせも賢明な措置だったと思う。江戸時代の五人組制度も、犯罪を防ぐのに非常に役だった。
サークルや職場で知り合った恋愛結婚とは、「本人同士の合意のみに基づく」という法を盾にとって、家族親族関係や周囲の環境を無視することも多く、非常に危うげだ。マルクス主義が目指す家族の解体は、ここに始まることも多いのではないか(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130908)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150409)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151110)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151219)。顔立ちや頭の良し悪しや体型や遺伝だけではない。精神や心さえ、結婚で台無しになることも多いのだ。
安定した結婚生活のためには、気質、体力、学歴、金銭感覚、人付き合いなどが、相互にほぼ同程度か、夫側の方が少し上の方がうまくいく。似た者同士の夫婦は、安定感があって楽だ。一頃流行った、いわゆる各種の「格差婚」や「玉の輿結婚」は駄目だ。そして、きちんと結婚式を挙げ、親戚にもお披露目ができる家同士でなければ、駄目だ。
個人情報だとか、プライバシー保護と騒ぎ立てる人は、かえって怪しげな人生を送っているのではないかと疑った方がいいのかもしれない。
私と一緒に育った者達が配偶者を未だにきちんと紹介しない、できないのは、健全な結婚生活ではない証拠だ。子ども、子どもと、子どもをダシにして、皆が集まる法事や葬儀を堂々と欠席したり(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160225)、何でも長女の私のせいにするのは(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160227)、そもそも根本が間違っていたからだ。
いい加減にせよ。そのうち、とんでもないしっぺ返しが降りかかってくるはずだ。楽しみに待っていなさい。
まずは、独り占めした遺産と潤沢な研究費と税金の返納から始めなさい。
次に、配偶者がどのような家系の人か、書式にして提出しなさい。
それから、父のお墓石を自力で建立しなさい。
ここは日本だ。私達は、日本の地で日本の血を引き継いでいるのだ。勝手に捻じ曲げるな!

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坂の上の雲〈6〉 (1978年) (文春文庫) 司馬 遼太郎 (http://www.amazon.co.jp/dp/B000J8QWHI/ref=cm_sw_r_tw_dp_cpV1wb024GV1E …)を10円で購入。売上金はユニセフに送るとの由。


・『存在の耐えられない軽さ』(集英社文庫ミラン・クンデラhttp://www.amazon.co.jp/dp/4087603512/ref=cm_sw_r_tw_dp_.pV1wb0BYNYH6 …)を10円で購入。数年前に読んだことがあるが、文庫本ではなかった。


・『日本の時代は終わったか』ピーター・タスカ(http://www.amazon.co.jp/dp/4062059460/ref=cm_sw_r_tw_dp_nrV1wb0JER7WM …)も10円で。1992年時点の厳しい予測を今、検証する。恐らく驚かないだろう。日本時代は終わった。

(転載終)
(後注:『存在の耐えられない軽さ』は過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090225)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090313)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090326)に記述有。)