ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

これからが大変

日頃、テレビをほとんど見ない暮らしなので、世間の動向に疎いのだが、以下のブログを読むと、見ない方が精神衛生上、良いのではないか、と痛感する。

http://hirobuchi.com/archives/2015/09/post_695.html#comments


September 06, 2015
総理を「お前は人間じゃない」と罵った山口二郎 -


・安倍首相も自民・公明の与党もこれからが大変だなとつくづく感じました。何を言っても聞く耳を持たず、オウム真理教に洗脳されてしまったのとほぼ同じ程度の頭脳の持ち主たちを、まともに物を考えることができる人間に戻すのは至難のわざです。
・野党は安保法案反対派が60パーセントを越えているといい、この数字をあてにして、自分たちの言動が「受けている」と思っています
・中国の場合、1979年に「べトナムには懲罰を加える必要がある」と称し中越国境にある「友誼関」を越えて大軍をベトナムに送り込んだ挙句、ベトナム軍の精鋭にコテンパンにやっつけられて引き下がったのは記憶に新しいところです。
・まさに「無知に基づく平和論」者たちです。

(部分引用終)

上記の引用中、中国が「懲罰」を加える云々は、本当に要注意項目である。中華思想の本質を、よく見極めなければならない。日本に対しても「懲罰」として、工作員を通して、さまざまな働きかけがあるのではないだろうか。
今朝の『毎日新聞』によれば、ガルシア・マルケスがFBIによって24年間、監視されていたという。マルケスと言えば、私の学生時代には『百年の孤独』などが学校教科書やNHKテレビのスペイン語講座で紹介されていて、ノーベル賞作家なのでいつかは読まなければ、と真剣に思っていた。
結局、今に至るまで読んでいないが、自然な嗜好に従った方がうまくいくという証左なのかもしれない。
この切り抜きは、早速、クリストファー・アンドリューの『剣と盾:ミトロヒン文書KGBの秘史』(1999年)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150904)に貼り付けた。
世の中は思想やイデオロギーで動いている面が大きく、自分の意識や関心の有無を超えて、もっと注意深くならなければ世界と日本の動向が見抜けないのだと、この年にしてやっと痛感するところである。
以下に、別の角度からの記事の部分抜粋を。

http://www.msn.com/ja-jp/news/narendramodi_opinion/


「米国の民主主義に触れることで、中国人留学生はより“愛国的”になる」
『ダイヤモンド・オンライン』
加藤嘉一


・1898年に設立された北京大学の歴史を振り返っても、蔡元培が学長だったころ(1916〜1927年)は、自由や兼容を理念として掲げた同大学が思想的に最も輝いた時期。
・1989年の天安門事件から25年以上が経ったいま、そんな自由で民主的な北京大学の文化は見る影もなくなっている
・共同研究の人選はとても政治的。ほとんどが社会科学院の先生。政府直轄。
・若手が自由かというと、そうでもない。昇進がかかっているので、公式見解以外のことは言えません。
・拙書『中国民主化研究』(ダイヤモンド社)を執筆する過程で、現在スタンフォード大学で研究されているフランシス・フクヤマ先生の元を訪れ、いろいろと話を。
・中国人留学生を巡る環境に関して、25年前といまでは異なっている。当時であれば米国の自由民主主義の価値観は素晴らしいと心から尊敬して、将来、こういう社会を実現したいと思って帰っていった。いまは逆に中国への自信を深めて、より愛国的になって帰っていくという話。
・米国の教育を受け、世界各地からの学生との議論を経て、逆に愛国的になって祖国へ帰っていく学生。
・「中国の国情を考えるとチャイナモデルしかない。西側の制度や価値観は中国には符合しない」と言い切る学生。“中華民族”全体として見れば、そんな学生ですらリベラルに属すると言える。
・「中国も米国のような、自由で民主的な社会を実現するべきだ」と公然と語る中国人学生に、私は米国滞在の2年10ヵ月で出会ったことがありません。
・米国は心の底から中国の民主化を望んでいるのかという疑問。「米国は天安門事件の最大の受益者だ」
・中国メディアの編集者は、ほとんどの時間を「何を書けるか」ではなく、「何を書いてはいけないか」。当局の監視・規制の目を潜り抜けることに多くのエネルギーを取られてしまい、創造的に何かを生み出す行為に前向きになれないのが現状。
・知識人や文化人たち、そして学生たちがすべてのエネルギーや時間を前向きな行動、創造的な仕事に向けることができたら、中国は恐ろしい国になる。歴史的に花開いた百家争鳴の文化が蘇る。
・中国が過去を意識すればするほど、また「百年恥辱」を意識すればするほど対外的に強硬的に。
・株式市場の乱高下などに代表されるように、経済の低迷によって募った国民の不満を外に向ける必要がある。経済問題が噴出するときは、中国のリーダーは対外的に、特に海上戦略において強く出る傾向がある。
韓国はトップリーダーが悪口を言って回りますが、トップリーダーが言ったら変えられません。中国はそこはしたたかです。外務大臣クラスの発言であれば、トップリーダーが修正することができますからね。
・そのあたりは中国の指導者も深謀遠慮

(部分抜粋引用終)

フランシス・フクヤマ氏については、過去ブログを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071022)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071023)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071026)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071027)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120129)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130828)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131004)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131210)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140506)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140605)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150120)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150217)。