ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

イランの『プレスTV』

イランの“Press TV”にダニエル・パイプス先生が連続出演されるようになったのは、昨年の11月中旬からです(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121117)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121230)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130108)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130116)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130124)。

一覧表は(http://www.danielpipes.org/spoken/?&order=publication&order_type=SORT_ASC&nogroup=TRUE)にありますので、どうぞご覧ください。
最初は2011年4月10日のことで、昨年夏に私が見た時の記憶では、パイプス先生ご自身が出演していないのに、“Press TV”に無断で編集ビデオを使われたのか、‘Islamic awakening across the Arab World’という番組に出ているという指摘が読者からありました。(今では、そのコメント自体、変更が加えられています。)
ところが、どういう経緯でなのか、2012年11月12日に‘Debate about possible war between Israel and Hamas’ というけたたましい討論に出演されて以来、ブチブチ文句を言いながらも、「自分の声が届くいい機会だ」と前向きになられたパイプス先生。2012年12月28日には、‘Right wing hardliners gaining ground in Israel’という、これまた奇妙な設定の番組に出演され、新年明けの1月5日には、何だか途中から話が大幅に逸れて変な方向に行ってしまった番組についても、‘Debating Press TV - And Much More’と題目を変更して、ビデオを公式サイトに掲載されました。
(もう、こんな疲れる番組に出演するのは止めたら?)と思っていたところが、2013年1月10日と17日に放送されたという“Press TV”は、貴重な映像を含むまあまあの内容でした(http://pub.ne.jp/itunalily/?search=20519&mode_find=word&keyword=Press+TV)。

やれやれと思っていると、またもや昨晩アップされたのが、1月23日付の‘Interpreting the Israeli elections’。この日には、10分間のニューヨークのラジオ番組、ロシアから放送しているという『クロス・トーク』と題する30分程度の討論番組(これは、マリやアルジェリアなど、日本人も最近巻き込まれた地域情勢を率直にぶつけ合っているもので、司会者が上手なこともあって、割合にいけます)、そして“Press TV”と、立て続けに三本も放送の仕事が入り、パイピシュ先生も大変だったようです。同じネクタイに同じ背広姿で、フィラデルフィアから出演されました。
出演者が皆、お互いに興奮状態で一生懸命喋っているので、(また言葉がかぶっているわねぇ)と呆れながら見ていると、何とその場でパイピシュ先生からメール。結構、こういうことが多いんです。パイピシュ先生のことを考えていると、目の前でメールがピンと届くという...(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120505)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121117)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130108)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130124)。昨年の冬、訳業を始める前のお試し期間中(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120404)、「私が翻訳のことを考えていると、なぜ必ず先生からメールが来るんでしょう?」と書き送ったら、「思わずスマイル。でも、その理由は言えないね」と即座にお返事が来たこともあります。太平洋を越えて‘気’を送っていらっしゃるのかしら?
それはともかく(まぁ、よくやるわねぇ)と呆れ気味の私。日本人とは、基本的に体質と気質が違うのでしょう。私など、この種の話題は時間とエネルギーの無駄だと最初から関わらないようにするのですが、チャンスがあれば、トコトン利用して、自分の声を聞かせようという...さすがは、したたかな粘着気質といった感じです。(そう言えば、数年前、某大学の「40周年記念」のランチョン・パーティーに招かれた際、主催者がたまたまユダヤ学の教授だったのですが、出席者名簿を作った女子学生さんが入力変換ミスに気づかず「40執念記念」としたまま紙を配布していて、同席したテーブルの出席者の微苦笑を誘っていたことを思い出しました。)
しかし、イラン側も負けてはいません。以下の文章をご覧ください。

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/34740
2013/01/23(水曜) 22:25


プレスTV調査、「イランメディア、西側の本質を暴いている」


プレスTVが最近行った世論調査で、多数の人が、「イランのメディアは、イスラエルと西側の本質を暴いているために、シオニストロビーの攻撃を受けている」と答えました。
この世論調査に参加した1万1312人のうちおよそ72%にあたる8124人が、イランのメディアは、西側やイスラエルの本質を明らかにしていると考えています。
また1127人のみが、イランのメディアはイスラエルや西側の政府に関して偽りを報道していると回答しています。
残りの2061人は、イランのメディアは西側メディアで通常広まっている報道路線に従っていないとしています。
この調査では、回答者の23%がアメリカ人、11%イギリス人、5%がカナダ人、61%がその他の国となっています。
ユーテルサット、ホットバード、ヒスパサットなどの衛星運営会社は、表現の自由の明らかな違反ととれる措置の中で、IRIBイラン国営放送の一部やプレスTVの放送を停止しました。
ユーテルサットインテルサットは、EUの圧力を受け、イランの複数の衛星チャンネルの放送を禁じました。
EUは、これらのヨーロッパの衛星運営会社によって提示された要請を拒否しています。

(引用終)

最後に、お口直しを。ツィッターからの転載です。今日届いた本です。

https://twitter.com/itunalily65/following
Lily2‏@ituna4011


"The Japanese Discovery of Europe, 1720 - 1830" (Revised Ed) by Donald Keene (http://www.amazon.com/dp/B0000CQT2I/ref=cm_sw_r_tw_dp_49Kbrb0JHR25J … via @amazon) arrived here today.

(引用終)