ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

いずみホールの演奏会

まずは、伊熊よし子さんの記事を再度引用いたします(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120625)。

http://blog.yoshikoikuma.jp/?eid=193957
2012.11.01


庄司紗矢香


 庄司紗矢香には、デビュー当時からインタビューを続けている。
 先日は、「東芝グランドコンサート2013」のソリストとして、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番を演奏する予定になっている彼女にプログラム用のインタビューを行った。
 彼女は、つい先ごろサンクト・ペテルブルクでテミルカーノフの指揮により、この作品を演奏してきたばかり。同行したレコード会社のディレクターいわく、現地の聴衆から熱狂的な歓迎を受けたそうで、終演後は大変な騒ぎだったとか。彼女自身はテミルカーノフプロコフィエフのシニカルなユーモアについて語り合い、作品をより深く知ることにつながったという。
「昔からロシアには強く惹かれるものがあり、あの土地で演奏すると、もっともっとその作品が好きになります。特有の空気が感じられ、作曲家の人間性にも近付くことができるような気がします。プロコフィエフの書いた日記などを読むと、本心が書かれているため、とても興味深い。いつも最後にはひとこと皮肉めいたことが記されていて、性格が現れています」
 プロコフィエフのこのコンチェルトは、傑作として知られる。庄司紗矢香は、最初から最後まで気が抜けない作品で、テクニック的にも非常に難しく、オーケストラとの対話も緊張感を強いられるという。
 来年の「東芝グランドコンサート」は、いまヨーロッパでもっとも勢いのある指揮者のひとりとして大人気のヤニック・ネゼ=セガンが、音楽監督を務めるロッテルダムフィルハーモニー管弦楽団と来日。ソリストは先日書いたヤン・リシエツキと、庄司紗矢香のふたりで、1月から2月にかけて全国ツアーが展開される。
 庄司紗矢香も、ネゼ・セガンはエネルギッシュな指揮で大評判なので、共演をとても楽しみにしていると語った。
 今日の写真はインタビュー中の彼女。ミッソーニの微妙な色合いのワンピースがとても似合っていた。この日は、長い日本ツアーがようやく終了したばかりで、ほっとひと息ついたところ。
「でも、私はずっと緊張感が続くコンサートツアーが終わると、必ず風邪をひいてしまうんですよ。ようやくゆっくりできるかなと思い、遊びに行こうと思うと風邪をひく。どうしてでしょうねえ」
 これを聞いて、私も自分にあてはまるため、なんだか身につまされた。やはり疲れがたまると、からだが「休め」という信号を出すんでしょうね。
 庄司さん、今回は風邪の菌が寄ってこないといいですね。ぜひ、追っ払ってくださいな(笑)。

そのインタビューの機会をつくった公演旅行のスケジュールをジャパン・アーツから引用いたします(http://www.japanarts.co.jp/html/2012/violin/shoji/index.htm)。

2012年 日本公演スケジュール

<日時>   <問合>


10月6日(土) 八ヶ岳高原音楽堂(長野)
10月7日(日) 彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)
10月8日(月・祝) 東京文化会館(東京)
10月11日(木) 水戸芸術館(茨城)
10月13日(土) みやまコンセール(鹿児島)
10月14日(日) アルカスSASEBO(長崎/佐世保
10月16日(火) 倉敷市芸文館ホール(岡山)
10月19日(金) フィリアホール(横浜)
10月20日(土) 横浜みなとみらいホール(横浜)
10月21日(日) 入善町民会館コスモスホール(富山)
10月23日(火) 電気文化会館 ザ・コンサートホール(名古屋)
10月27日(土) 黒崎ひびしんホール(北九州)
10月28日(日) プラバホール(島根/松江)
10月30日(火) サントリーホール(東京)
11月1日(木) 静岡音楽館AOI(静岡)
11月3日(土) いずみホール(大阪)
11月4日(日) 札幌コンサートホールKitara (札幌)
*ジャンルカ・カシオーリ ピアノ・リサイタル
11月8日(木) 紀尾井ホール

昨日のブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121104)にも書いたように、私達が聴きに行ったのは11月3日の「いずみホール」です。
今回は、約1ヶ月で17公演と、移動が強行軍だったようです。ご本人のツィッターによれば、「今回取り組んだ曲を少しでも弁護できたなら本望です」とあります。どういう意味なのかよくわかりませんが、いい演奏会だったことは事実です。