ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

部分だけで決めつけないで

発表を続けてきて、時々遭遇するのですが、レジュメをよく読まず、その発表者の背景や事由を無視して、その場の印象だけで勝手に反応して人前で決めつけてくる人、これが一番困ります。
今回も、ロバート・ハント先生に一部始終を報告したのですが、もちろん立場上の責任もあることでしょう、「かなり不作法な反応をする人と出会ったことを聞いて、とても残念です。その場にいた他の人達に、その影響がなければいいのですが」と励ましてくださいました。
あっさり忘れて我が道を行く、というやり方もありますが、私はどちらかと言えば、こだわる性質です。発表から一週間経ち、疲れからも回復し、反省期に入った今、どう見ても、私の日本語がきちんと理解できないままに、結局は「あなたは日本人だから、そう言うのよ」というような、論旨飛躍の決めつけが判明し、やれやれ、と言ったところです。
でも、懇親会後のお茶会で、早速、名簿を出して、その発言者の専門を調べてくれた仲間が現れ、心強く思いました。また、若い院生の女性も、「あの発言を聞いた時はびっくりした。でも、やりとりは楽しかったですよ」と素直に言ってくれました。「これでユーリさんの考え方がわかったから、よかった」と、言ってくださった方もありました。
私は当事者で、長年、テーマに夢中になっているので、直情径行型の性格もあり、どうしても力が入ってしまいがちですが、他に聞いていた人達が、冷静であってくれたのはありがたい限りです。