ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

5月の終わりに

明日から6月。5月にしては肌寒い日々が続いていましたが、そうこうするうちに、早くも今年の後半に差し掛かりつつあるのですね。
いろいろ書くべきことはたまっているのですが、ブログを書くと本が読めず、本を読んでいるとブログが書けず、の連鎖。書かない日が増えた4月と5月ですが、アクセスは通常通りなので、結局は、書いても書かなくても変化なし、ということでしょうか?
とりあえず、政局の動向から。与党連立政権が、やはり、というのか、とうとう、と言うべきか、崩れかかっていて、副大臣が辞職となりました。そうです、2010年3月28日付「ユーリの部屋」で登場された方です。新聞報道によれば、ご本人としては、所属政党の方針として、筋を通すためにやむを得ない方向だったとはいえ、辞職に際して泣いている写真まで掲載されているところから、(ここまで懸命に仕事を進めてきたのに、志半ばで断念せざるを得ず、無念)というお気持ちなんでしょうね。もっとも、私が町内の施設で直接お話をうかがった際には、政治というのは先行き不透明で、いつ何時どうなるのか予測がつかない性質のものだというニュアンスを漂わせてはいらっしゃいましたが。
こういっては何ですけれども、私としては、いつかはこうなるのではないかと、どこかで予想していたこともあり、3月に機を捉えて、副大臣としての報告会に初出席(そしてこれが最後)できたことが、一番の思い出となりました。
ついでながら、3月半ばに総理のご先祖のお墓参りにも行けたことは(参照:2010年3月23日・24日・25日・26日・29日付「ユーリの部屋」)、タイミングとしてもちょうどよかったのではないかと思っています。最近、ペンキ塗りの事件も発生したことですし...。
あまり、あれこれ考え過ぎず、直感的になすべきことをしていた方が、案外チャンスをつかめるのかもしれません。

さて、特筆すべき出来事としては、5月29日のヒラリー・ハーンソリストに招いてのサロネン指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏会。
兵庫県立芸術文化センターの大ホールで初めてヒラリー・ハーンを堪能したのが2009年1月12日(参照:2009年1月13日・14日付「ユーリの部屋」)。この時はリサイタルで、ピアニストはウクライナ出身のヴァレンティーナ・リシッツァでした。ですから、同じホールでのご面会は、これで二度目ということになります。彼女の来日はこれで7回目ということなので、恵まれた出会いだとも言えます。(5回目の来日の広告を見て、主人が「安い席でもいいから行きたい」と言ったのを私が却下したことが、今更ながら悔やまれます。もっとも、NHK-FMラジオでは、東京での来日公演を聴いていましたが。)
ヴァレンティーナ・リシッツァとは、お互いにすばらしい音楽の才能を有していながらも、相性が今一つではないか、と当時は感じたのですが、どうやら、ヒラリー・ハーンとはペアを組んで海外演奏旅行を続けている仲だそうです。一度だけでは判断できないことが、これでわかりました。しかし、余程好きでない限り、普通ならば、その一度きりの感覚で次が決まってしまうのですから、演奏家の仕事とは、ある意味で恐ろしいものだと思います。
今日は一日中、ヒラリー・ハーンの英語インタビューを読んだり、彼女が「観客獲得のためではなく」と断りながら、個人としての楽しみで開設しているというYou Tubeの「ヒラリー・ハーン・ビデオ」を覗いたり、ヴァイオリン・ケースが語るという設定のTwitterを見たりして過ごしました。音楽について、ホールでの生演奏を媒介に、人生の一時を同じ場所で共有できるという楽しみのみならず、生演奏から受けたインスピレーションなどをきっかけに、曲や演奏家についていろいろと調べ、新しく学んだりして、少しずつ視野が広がることは、私にとって新たな喜びです。
明日以降、この続きを書きます。今日はこの辺で....。