ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

昨日と今日の出来事

今日の午前中は、台所の整理をし、長らく使わなかった生活用品を段ボール二箱に詰めて、以前から時々関わりのある福祉施設へ送りました。こういう時、宅急便は電話一本で来てもらえるので、非常に助かります。
夕方4時から6時までは、ニュージーランド出身で東南アジア史がご専門でいらっしゃるAnthony Reid教授のお話をうかがいました。近著出版ご紹介も兼ねたブリーフ講演で、京大で開かれたものです。留学生や外国人研究者や教授陣も含めて、約25名ぐらいの参加でしたでしょうか。新しくできた建物は、大層立派で、1993年から何度も足を運んできた場所でありながら、まったくお上りさん感覚でした。
Reid教授のお話は非常に明快で、温厚で気さくな方で、以前、ご論文を読ませていただいた時の印象そのままでした。始まる前に、会場の入り口にあった趣意書を、身をかがめてもう一度読み直していたら、後ろから声が。驚いて振り返ると、教授がにこやかに笑っていらっしゃいました。突然のことに、なんと返答して良いことやら、びっくりしました。
時々、本当に進路を誤ったなあと感じるのは、こういう時です。質疑応答を聞いていても、私なりにそれぞれ感じることはあるのですが、教授の応対が実に謙虚であって、不快さがありません。これまで、さまざまな場面で何かと不愉快に感じることがあり、それはこちらの勉強不足と身分の低さのせいかと思い込んで、ますますがんばらなければ、と息巻いていたのですが、どうやら、その必要はなかったか、と。ふさわしい環境とよい先生につくならば、そういう思いをすることもなかったかもしれないのです。
もちろん、今回ご説明されたご著書は、購入リストに入れます。マレーシアのお話もかなり含まれていましたから。
さて、昨日の午後は、久しぶりに美容院へ行きました。若い人達が経営している所なのですが、1年ぶりぐらいなのに、私のことを「前来られた時に、おもしろい人だなあって思って、それで名前を覚えていたんですよ」と上手に持ち上げてくれる、楽しいスタッフでした。「ここへ来ると、若返ります」と私も調子を合わせていたのですが、本当に若い人達っていいですね。感覚が違うのと、反応が早いので、いい刺激になります。