ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

オバマ氏に関するアラブの反応

『メムリ』(http://memri/jp
Special Dispatch Series No 2116 Nov/18/2008

米政策の変化には悲観的、独自の政策でアメリカに圧力をかけよ
オバマ選出とアラブの立場―
 バラク・オバマ米大統領選出に対するアラブ世界の反応は、二つに大別される。第一は、オバマの選出を可能にしたアメリカ民主々義を評価するもの。第二は、オバマ選出がこの地域の政治的将来に及ぼす影響の分析である。
 選出が及ぼす政治的影響に関しては、オバマの唱えるチェンジは国内問題を中心とするものであり、アメリカの外交政策に劇的な方向転換はないとする分析が多い。この文脈に沿ってアラブ各紙の論説員達は、アメリ外交政策に影響力を及ぼす方策を、アラブ諸国に示唆している。アラブの対米姿勢を統一して、オバマ政権との直接対話と協力を推進せよと呼びかける者、アメリカにおける強力なアラブロビーの形成を求める者もいる。ロシア、中国と協力して“多極的世界秩序”を形成し、アラブの抵抗を強め、新政権に圧力をかけよと主張する者、危機に見舞われた世界経済の救済と交換に政治上の要求を強め、これを新政権につきつけよ、と主張する者もいる。
 このリポートでは、アラブの政府系新聞各紙の論説とコラムで論じられた分析及び政治的提言を検討する。

アメリカの外交政策に変化は期待できない―エジプト紙論説
 半官紙Al-Gumhouriyyaの論説は次の通り。
アメリカの大統領に期待するのは、時間の無駄である。対イスラエル関係と対米関係に関するで我方の大義名分を大統領が重視するとは思えない…オバマやほかの者が大統領になっても、アメリカの政策を変えることはない。中東に悪をもたらすだけである。
 アラブ自身が(労を惜しまず)変革し、力を合わせ、アメリカ主導下の国際社会で使われる言語が、大抵は権益の言語であることを理解して初めて、チェンジが生じるのである。アメリカは、アラブの権益を保護すると公約しながら、アラブを見放したのである」※1。
 一方半官紙Al-Ahramの論説の主張は次の通り。
アメリカとイスラエルの緊密且つ歴史的なきずなや、この地域に持つアメリカの入り組んだ権益を考えれば、アメリカの対イスラエル政策が包括的且つ根本的に変ると期待するのは、ナイーブに過ぎる。しかしそれでもオバマと彼のチームは、イスラエルパレスチナ間の公正且つ包括的平和を推進する、歴史的機会を手にしたのである…」※2。

オバマには余り期待できない―パレスチナ紙論説

 PA日刊紙Al-Hayat Al-Jadidaの論説委員は、同じ主旨で、次のように書いている。
 「ジョージ・ブッシュの悪夢がやっと終わった、と多くの人が喜んでいるが、我々はオバマの政策に高い期待をかけてはならない。選挙戦で唱えたチェンジのスローガンは、国内問題を変革するという意味であり、イラクアフガニスタンの戦争といった対外問題には係わりがないのであるから、我々は新しい民主党大統領から大したものは得られないだろう。
 パレスチナ問題については、アメリカの国内問題と何の関係もないのであり、たといオバマパレスチナイスラエル紛争に関するアメリカの政策を修正しようと考えても、イスラエルの立場に影響を及ぼし得る手段がない。オバマは交渉のスポンサーになる位が関の山であろう」※3。
 パレスチナ人コラムニストのザバリ(Taisir Al-Zabari)は、パレスチナ紙Al-Qudsで、次のように主張した。
「我々は(オバマ当選に)満足しているが、だからといって幻想を抱けるものではない。中東紛争の解決が新政権の最優先課題ではないからだ。アメリカの世論調査が示す通り、(アメリカ社会の)最優先課題は、経済、金融危機であり、政府にはこれを無視できる程の余裕はない」※4。

・楽観は禁物。状況にそぐわない―イラク
 イラク日刊紙Al-Sabahのコラムニストであるジャッセム(Muzhir Jassem)の主張は次の通り。
オバマホワイトハウス入りでつくりだされた楽観的気分は、状況にそぐわない。この男の計画を誤判断しているので、そのような気分になる。このような楽観主義は、特にイラク情勢を考えると、現実的な根拠を全く欠いているのである。
 イラク国民は自覚しなければならない。国内状況の改善は、アメリカが何をするかではなく、イラク国民とその指導部が平和確立に向けて何をするかにかかわっているのである」※5。

・幻想は抱けない。新政権でも抵抗継続が必要―シリア紙

 半官紙Al-Thawraの論説委員ムラード(Elias Murad)は次のように書いた。
「意図をまだはっきりと表明していないので、(オバマを)判断するのは時期尚早である。もっともオバマは、ブッシュ政権が推進したイラク侵攻に反対の意向を示し、前向きの姿勢を示してはいる。
 しかしアメリカは、さまざまな団体や権力機構によってコントロールされている。このような国の大統領の立場を判定できると思うのは、ナイーブというものである…我々は幻想を抱くわけにはいかない。次期政権が正式に発足し、外交政策を策定し、国連決議を支持する前に、前向き云々を口にしても始まらない…。
 多くの者が、バランスのとれた政策を待ち望んでいる。ブッシュ政権が世界中につけた傷を修復する政策のことだが、オバマは本当にそうするのであろうか。経済問題の圧力と金融破綻の対応に追われて、少なくとも最初の2年間は、グローバルな分野がおろそかにならないだろうか。それから3年目に入ると、2期目の準備で多忙になるのではないだろうか…。
 アメリカの新政権は、世界問題とりわけ対アラブ関係で厳しい試練に直面する。しかし、力の源泉は我々アラブ人民とアラブ諸政府が握ってしる。ブッシュ政策の阻止に役割を果たしたのが、(我々の)抵抗意志である。そして我々の意志の力は、我々の領土解放と権利回復まで十分に持ちこたえる」※6。

・シリアの日刊紙Al-Watanのコラムニストであるヒルダン(Hassan Hirdan)も、同様に抵抗継続を次のように呼びかけている。

アフガニスタンパレスチナレバノン及びイラクの占領に対する抵抗、アメリカの覇権に対する世界の拒否姿勢が、アメリカの力を減退させ且つ又ネオコンの政策を敗北に追いこんだ主要因である。9/11以来数年間の出来事から引出せるのが、この教訓である。
 執拗な抵抗こそ、アメリカを阻止する保証となる。オバマ新政権が、アメリカの帝国主義政策、親イスラエル偏向、そしてアラブの権利を踏みつけにしたイスラエル支援を継続しないためには、この抵抗が必要である。継続的抵抗で占領軍は帝国主義の野望遂行を妨げられ、占領が高くつくことを思い知らされるであろう。(占領軍には)二つの選択肢しか残らなくなる。占領を続ければ消耗戦に直面し、出血を強要され、アメリカとイスラエルの危機はいよいよ大きくなる。第二の選択肢は撤退である。こちらを選べば(暗い)トンネルから抜け出せるのである」※7。

オバマの立場は過激だが、変化の公約は支持しなければならない―サウジアラビア

 サウジ半官紙Al-Watanの論説は、オバマは?過激な立場?で知られるが、それでもサウジ・米間は良好な関係を維持しなければならないとし、次のように主張した。
「アラブのメディアは、オバマの勝利を喜び、オバマをアブ・フセインとかイブン・フセインと呼び始めているが、アラブのなかにはアラブとイスラエルに対するオバマの立場をすっかり忘れた者がいる。つまり彼はいつも過激な立場であった…しかしそれでも、スマートな敵は愚かな友にまさるのである。オバマ民主党候補者よりずっとスマートであることは間違いない。つまりアラブは彼と話ができる。対話ができるということである。
 サウジの政府関係者は、アメリカの何名かの政治家達と良好な関係を持っているにも拘わらず、オバマについては余り知らない。しかしながら、アメリカの南部が、ビル・クリントンという無名の政治スターを生みだした時、我々は同じ経験をした。当時駐ワシントン大使はバンダル・ビンスルタン公であったが、御本人の率いる外交団が、新人と強い関係を築いたのである。
 オバマとも同じことになり得る。サウジアラビアは影響力のある国であり、選挙戦も終ったからである。今週サウジアラビアの国王と外相が訪米する。二国間の互恵、アラブ・ムスリム世界とアメリカの将来を念頭とした実務関係を築くため、オバマと会見するだろう。
 現段階においては、オバマの変革公約を支持し、彼の提案する新しいアイディアの中味を検討するのが大事である」※8。

・我にオバマを味方につける機会あり

 アラブ首長国連邦UAE)のコラムニストであるビンフワイダン(Muhammad bin Huwaidan)は、アメリカの外交政策を変える目的で、オバマを支持せよと主張した。「アラブがオバマを失う時」と題し、UAE日刊紙Al-Bayanで次のように書いた。
「アラブ世界にアメリカの大統領を味方につける戦略がないのは明らかである。アラブ諸国は疑問を抱き、政治家の多くは、何をしても無駄、アメリカの対アラブ政策は変えられない、と最初から思いこんでいる。
この悲観的態度の故に、対応は受動的となる。こちらから積極果敢に接近しないで、相手が対アラブ政策を決めるのを待っている…(この受身の態度のため)、アラブはオバマを相手にとられてしまいそうである。相手方は待っていない。ホワイトハウス入りをする前から、アメリカの次期大統領に接近し、味方につけようと積極的に努力する。
バラク・オバマはチェンジの旗を掲げている。つまり、外交政策を含めアメリカの政策を変えるということである。アラブの抱える問題に目を向けさせる絶好の機会ではないか…アラブが何をおいてもまず習得しなければならぬのは、これである。
アメリカの大統領に影響を及ぼす機会と捉えず、相変わらず陰謀論にうつつを抜かし、シオニストロビーなどのせいにして自分の惨めな状況の言い訳にしていれば、(パワーバランスが)我々に不利な方にシフトする。アラブの大義に役立つ成果は何もなし、となるだろう。
オバマが提示している機会を逃がさないために、我々はまず前向きに考え、アメリカの新大統領を支持しなければならない。我々は彼に働きかける必要がある。アメリカの対アラブ政策は変えなければならない。その(チェンジ)こそがアラブとアメリカ双方にとって利益になることである、と説得しなければならない…。
この積極工作の一環として、アラブの指導者がホワイトハウスオバマの許を訪れる最初の人物とならねばならない。不幸にして、そうなっていない。ほかの国の指導者達が競い合うようにホワイトハウスを訪れているのに、アラブでこの訪問レースに参加したという話を全く聞かない。他者に先を越されるままである。
イスラエルの要人が、ホワイトハウスオバマに会う最初の人になることは、間違いない。賭けてもよい。アラブ側は先んじられる。あたかもアメリカの新しい大統領に(全く)興味がないかの如く、何もしない…」※9。

・アラブは大同団結し団体交渉力を築け―エジプトのジャーナリスト協会前会長

エジプトのジャーナリストで前ジャーナリスト協会会長アレフ(Jallal 'Aref)は、アメリカの政策にチェンジを期待する前に、アラブは中東問題に関して統一見解をまとめ、これを提示するのが先決とし、次のように論じた。
「我々は重大時期を迎えている。その時期とは新しい指導者がホワイトハウスに入り、散々の体たらくに終った前政権の厄介な遺産を処置する時である。しかし我々(アラブ)は(我々の立場の)見直しをしているであろうか…アラブのイラクについて何か政策を立案しているだろうか。戦争続行か和平合意か。ワシントンとテヘランに任せきりではないのか。石油とアラブ資金の運用で、アラブの権益に合った統一政策をまとめたであろうか。ワシントンの盲目的親イスラエル偏向に決着をつける、新しい提言をまとめたであろうか。
我々の内部紛争特にパレスチナの分裂を収めないでよいのかどうか。アラブの主要勢力が合意しないでよいのかどうか。誰か我々の立場を一顧でもする者がいようか。アラブの権益を無視すれば、中東における自国の権益を守れない、とアメリカが悟る。そのような取引のできる地位につくため、あらゆる努力をしないのでよいのかどうか。
これは、現実の疑問であり、課題なのである。我々が答えをだすまで、アメリカの対アラブ政策の顕著な変化をいくら論じたところで意味はない」※10。
アレフはエジプト日刊紙Al-Akhbarでも、エジプトが卆先してこのアラブの統一見解の形成にかかわれと主張、次のように論じている。
「アラブは己れの無気力を克服し、能力を構築する必要がある。そうすれば、誰もが我々の主張に聞く耳を持たざるを得なくなり、(政策)の見直しをせまられる。そうなれば、(アラブの)参画なしで物事は決められない。彼等を踏みつけにしてこの地域の運命が決められることもない。
エジプトは(そうなるように)、役割を担わなければならない。ばらばらのアラブの力を結集し、如何なる挑戦にも応じられる勢力を形成することだ…そして、アラブの内部分裂に終止符を打たなければならない。そうして初めて、アメリカの中東政策を本当にチェンジできるのである。アメリカは、自国の権益を守るためには、アラブの権利を尊重することが肝要、と認識するだろう…」※11。
アラブロビーをつくって米政策に影響力を行使せよ
エジプトの日刊紙Al-Ahramのコラムニストであるシュクリ(Mahmoud Shukri)は、アラブ諸国アラブ連盟に、ロビー活動をおこなうアラブ系アメリカ人の市民運動をつくれ、と次のように呼びかけた。
「アラブ系アメリカ人の約68%はオバマ支持と推定される。しかし、この相当な投票数をアラブの声としてまとめあげるには、どのように組織すればよいのであろうか。
アラブ諸国アラブ連盟が、アラブ系アメリカ人の市民団体設立を支持する時がきているのではないか。次の選挙でアラブの声がインパクトを与えられるように。アラブ社会を除き、アメリカのさまざまな社会は、ロビーと呼ばれる政治団体市民運動をもっているのである…。

さて、本題に入ろう。アラブは次期大統領バラク・オバマに何を期待するか。これが問題であるが、卆直にいって私は、アラブ側にはまとまった方針がないと思っている。アラブは何を達成したいのか。この点について、アメリカの新政権に提示できるものが、ねりあげられておらず、立場として有力なものがない。世界政治には、アラブには不案内の方式即ち可能性模索術を必要とする。アラブはそれが不得手で、性格的に冗漫。美辞麗句を並べたて、中味のない話を声高に喋るだけである…。

次期大統領オバマは、(パレスチナ問題)で自分の立場を既に明示している。クリントン政権時代の中東特使デニス・ロスを、中東担当にした。特にアラブ・イスラエル(紛争)を担当する。我々は、ロスのことをよく知っている。この問題に関する彼の政治哲学も判っている。オバマは(パレスチナ問題については)もっと明確なサインを送っている。首席補佐官にラーム・エマニエルを任命したのだ。この二人の顔振れを見ただけで、パレスチナ問題でオバマの立場が奈辺にあるのか判る…」※12。

・政治的譲歩と交換に経済危機の解決に協力―パレスチナ人研究者

パレスチナ人研究者のハロウブ(Dr. Khaled Al-Haroub)は、PA紙Al-Ayyamで、次のように書いている。
「新大統領にとってパレスチナパレスチナ大義は最優先事項ではないだろう。焦眉の問題が目白押しの主要課題のなかには入らないだろう。我々はこの点を留意しておかなければならない…。今後数ヶ月いや数年、パレスチナ大義に対するアメリカの政策に飛躍的前進を期待できるものでもない。
アメリカ、イスラエルそしてアラブの三つ巴の関係が変ることもない。アメリカは、強力なユダヤロビーが存在し、アラブ側ときたら、影響力のある手づるを持たず、アメリカを動かすテコがない。今後数ヶ月いや数年、イスラエルに対するアメリカの盲目的依怙贔屓は続く。
現在進行中のグローバルな経済(危機)は、存在感のないアラブを、新しい観点から見直すように促している。欧米は世界の経済破綻をくいとめるため、アラブの資本が必要である。交換条件で我々は取引を提案できる。世界経済におけるアラブの資本と投資を見返りとして、政治的要求をださぬ手はない。アラブが学習する時がきている…。
世界経済を破綻から救うため何か相当の貢献をする場合、条件をつけなければならない。主な条件は、チェンジ、中東全般特にパレスチナ問題に対する欧米の政策をチェンジさせることである…。
全アラブ国家が認めた重要且つ明確な提案がある。(サウジ提唱の)アラブ平和提案である」※13。

アラブの問題は多極的世界秩序でしか解決できない
中東問題の専門家ラドワン(Dr. Shubakshi Radhwan)は、サウジ日刊紙'Okazに「アメリカの選挙―アラブが追い求める蜃気楼」と題する論文を寄稿し、オバマが政権の座についたからといって、アラブの抱える諸問題が解決されるわけではないと主張。ロシアとその同盟諸国と共に強大な反米フロントを形成するところに解決の糸口があるとし、次のように論じている。
「何故アメリカの選挙に過大な関心を抱くのか。これまでの選挙で得られなかったが、今度の選挙では得られるものとは何か。理性的なアラブ人からみれば、アメリカの選挙は蜃気楼にすぎない。妄想を抱く人々が追いかけている逃げ水である。オバマの前任者は、アラブの問題には全然留意しなかった。只ひとりの人間から(我々の抱える諸問題に対して)突如として一挙に解決がくだされるものだろうか。そのような過大な楽観主義を何故抱くのか。これまで(の我々の経験は)この願望が馬鹿らしく不合理であることを教えている。

多極的(世界)秩序と国際的パワーバランスが出現しなければ、アラブの抱える諸問題と世界問題に解決の糸口はない。その出現に伴なう積極的且つ現実的対応が、解決を生みだす。勢力を誇るアメリカに少なくとも一ヶ国が楯ついた時、これが生じてくる。

現在のところ、この重要な役割を果たせるのは、ロシアを除けば存在しない。この大国は、世界の対極にあって、アメリカのライバルとして再登場しつつある。ロシアとその伝統的同盟国例えば中国、アジア・アフリカ地域の大きいアラブ、ムスリム諸国で構成される枢軸。世界はその形成をはなはだしく必要とする…。

このような枢軸(の形成)こそ、アラブとムスリムが(当面)頼りにできる唯一のものである。何故ならば、このような枢軸が形成されれば、アメリカとその西側同盟諸国はやむなくもっと理にかなった政策をつくり、諸問題―まず第一にパレスチナ問題―に解決をせまられるであろう…」※14。


※1 2008年11月9日付Al-Gumhouriyya(エジプト)

※2 2008年11月8日付Al-Ahram(同)

※3 2008年11月6日付Al-Hayat Al-Jadida(PA

※4 2008年11月7日付Al-Quds(同)

※5 2008年11月10日付Al-Sabah(イラク

※6 2008年11月9日付Al-Ba’th(シリア)

※7 2008年11月6日付Al-Watan(同)

※8 2008年11月9日付Al-Watan(サウジアラビア

※9 2008年11月8日付Al-Bayan(UAE

※10 2008年11月6日付 同上

※11 同日付Al-Akhbar(エジプト)

※12 2008年11月10日付Al-Ahram

※13 同日付Al-Ayyam(PA

※14 同日付’Okaz(サウジアラビア

(引用終)