ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

続き、続き

昨日も、午前中は作業に専念し、午後から民族学博物館図書室に行きました。
真夏に数日間、通い詰めた時より、はるかに疲れ方が少なくて楽です。どうもあの疲労感は、歳のせいではなく、気候のためだったようです。
館外貸出システムができたので、早速、パスポートを提出して、カードを作っていただき、1冊借りました。サラワクの司教(外科医の資格を有する)に関する詳細な英文書です(参照:2008年10月25日付「ユーリの部屋」)。本当におもしろくて、わくわくします。
と同時に、このような分野がどうして日本であまり研究されていなかったか、を改めて思います。「アジアのキリスト教」の概説のような翻訳本が日本で出版されていた年代以前に、これほど詳しい本が英語で出ていたのに、なぜ文献として紹介されていなかったのかが不思議でなりません。(私が知らなかっただけなのかもしれませんが。)
そうこうするうちに、イスラーム研究の流行となってしまいました。もちろん、ムスリム理解やイスラーム研究の重要性は断るまでもないことですが、だからといって、あの時代に犠牲を払って土地に入って行った宣教師達の苦労を、流行にのっかって、黙殺していいはずがないだろうと思います。
歴史の読みかえは、本当に心しなければならないことです。
今日も、午後、続きをやります。それまでに、作業を本当に終わらせなければなりません。うまくいくといいのですが。