本日は、51回目のマレーシア独立記念日です。
早速、知り合いや友人にお祝いメールを送りました。私にとっては毎年の恒例行事です。
経済的にはめざましく発展し、豊かになったマレーシアではあっても、情報や教育の進展により、政治的な問題が次々と報道されると、こちらとしても、どのような態度であればよいのか、考えさせられることがあります。
今日は、民族間結婚の是非についての記事がマレーシアの新聞に掲載されていました。宗教や民族の差異が、結婚の障壁になるかどうかという点では、それぞれの夫婦の背景や状況によって異なるので、なんとも言えません。ただ、日本の目で見れば、「結局はマレーシア人同士なのだから」と、おおらかに解釈している人々が多いようにも思えます。十数年前には、あまりの多様性と緩やかさに、本当にびっくりしていましたが、時間がたって慣れてみれば、（そういう考え方もあるのかもしれない）と気にならなくなり、それはそれでおもしろいものです。
昨晩は、「マレー性」に関するケンブリッジ大学出版の論考を2本読みました。学術的論考は、政治によって左右されるべきではないはずなのに、どうもその点が曖昧で、ディレンマを含むもののようです。
ともかく、平和で繁栄したマレーシアが続きますように、遠くより祈念申し上げます。
