ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ちょっと余談を...

このはてなダイアリーシリーズでブログを開設している人の中に、芥川賞作家の平野啓一郎氏がいます。
この方は、私の実弟と同年齢で、大学もサークルも同じで、本当かどうかは知りませんが、直接会ったことがあると随分前に言っていました。弟にとっては自慢のネタ/タネなのだそうです。
彼の作品は一度も読んだことがありません。何やら難しい漢字の多い文章を書かれるとか。
以前、N響アワーのゲストとして出演されていた時には、ショパンが好きで、執筆の際にはいつもクラシックを聴いているとおっしゃっていました。それで、やや親しみを持ちました。グレン・グールドのピアノについては、あの歌声が気になって私はあまり好きになれないのですが。
弟がまだ4歳ぐらいの頃です。家でグールドのレコードを聴いていたら、「あ、この人歌ってる!」と弟が叫びました。それを、母が習っていたピアノの先生に伝えると、「この子は耳がいい」と大袈裟に褒めてくださった話も思い出しました。まあ、私の頃のピアノの先生といえば、体育会系よろしくヒステリックに叱り飛ばすのが常套手段でしたが、弟の時代になると、「褒めて育てよ」なんてキャッチフレーズで、何でも無責任に褒めまくっていましたからねぇ。
確か、お生まれが我々と同じ愛知県だったと思います。
受賞当時、めったに笑わないと騒がれていた記憶がありますけれども、昨晩、たまたまブログを読ませていただいたら、結構、ご自分では笑いのある楽しげな内容を書いていらっしゃるようでした。
血のにじむような努力を表に出さないのが今風なのか、それとも、順調にうまく波に乗っかって人生を謳歌されているのか、ともかく、うらやましいような才能の方だと思います。
いつか作品を読める日がくるといいのですけれど。