ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

『ショスタコーヴィチの証言』

昨夕、疲れてきたので、枕を敷いた畳に寝ころんで『ショスタコーヴィチの証言』に熱中していました。暗くなったのに気づき、ふとラジオをつけたところ、思いがけなく、大好きなショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲が流れてきて、感激!やけに朗々と響く不思議な深い音色なので、どこの演奏家かと思って調べてみると、次のことが判明しました。  
ベストオブクラシック」2007年8月27日 「フィンランドのミッケリ音楽祭2007」
ヴァレリーゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団の演奏会
ショスタコーヴィチ作曲・ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 作品77(37分33秒)
ヴァイオリン:セルゲイ・ハチャトゥリャン
〔マルッティ・タルヴェラ・ホールで2007年7月1日に収録・フィンランド放送協会提供〕
ふぅん、なるほどね。もしかしたら、フィンランドのような気候に合う曲なのかもしれませんが、ハチャトウリャンが演奏するとなると、ぐっと現実味が深化してきますよね。とにもかくにも、このような音の響きは初めて耳にしました。

ショスタコーヴィチの証言』は、出版当初から偽書扱いされ、何かと論議を巻き起こした書物だそうですが、素人の私が見ても、(そういうことがあったらしいだろう、恐らくは)という察しはつきます。全くのでたらめではないでしょう。そうでなければ、このようなヴァイオリン協奏曲ができるわけないじゃないですか。しかも初演は、スターリンの死後まで引き延ばされていたのですから。

今日はこれから、手紙を何通か書き、片づけ物や発表の準備などがあるので、短いですがこの辺で失礼いたします。