ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

今年のハヌカ

ハヌカについて知ったのは、小学校5年か6年の時、担任の女の先生がアンネ・フランクについて紹介してくださったことをきっかけに、中学の頃、『アンネ・フランクの日記』(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%A5%A2%A5%F3%A5%CD%A4%CE%C6%FC%B5%AD)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171010)を読んだ時が初めてである。
過去ブログにも、「ハヌカ」言及がある(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090423)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141224)。

私も会員として連なっている日本イスラエル親善協会のホームページの説明を参考にすると(http://japan-israel-friendship.or.jp/special/festival/829/)、ハヌカとは以下のようである。
紀元前二世紀、シリアのギリシア人の支配下にあったイスラエルでは、占領政策としてヘレニズム文明が普及し、割礼や安息日の遵守とトーラーの勉強が禁じられた。また、神殿に偶像を入れられ、神殿の燭台であるメノラーを点す油の壺を全て汚された。ついに反乱を決意したユダヤ人は、強力なギリシア軍に勝利し、紀元前165年にエルサレム神殿を奪回し、解放した。
その時、汚されていない油壺が一つだけ見つかり、一日分の量だったのに八日間も燃え続けたという。
その奇跡を記念して、祭日としてハヌカがお祝いされるようになった。「光の祭典」の由来である。

「光の祭典」そのものは、インドやマレーシアでのヒンドゥ教のディーパバリも同様である。つまるところ、この世に闇があることを前提に、光を灯すことで世を照らすという希望の意味が込められているのではないだろうか。

今年のハヌカは、米国大統領がエルサレムイスラエルの首都として公認する宣言を行ったという意味で(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171207)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171211)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20171212)、前途はますます厳しくなるだろうものの、ユダヤ教徒にとっては殊更に意義深いのではないだろうか。
ここ数年、イスラエルから輸入したユダヤ暦のカレンダーを卓上に置いている。
あくまでも異邦人としての理解である。従って、同時に自分の伝統文化を見直し、自己アイデンティティを固め、より深めておかないと、かえって訝しく思われるだけであろう。
今後の勉強課題が一層固まってきた。
よきハヌカを!