ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ここに集約される

まずは、フェイスブックhttps://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)の転載を。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDC19H2B_Z10C17A9EE9000/


三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長は19日、国内の事務作業の自動化やデジタル化で「9500人相当の労働量の削減を実現したい」と明らかにした。(引用終)


← 私事で恐縮だが、平野信行氏からは亡父の葬儀に供花をいただいた。

https://www.nikkei.com/article/DGXLZO21246630Z10C17A9NN1000/


社会保障や教育にどうお金を回すかに焦点(引用終)


← 第一、政府にもたれ過ぎる甘ったれが増えたせいだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS19H24_Z10C17A9MM8000/


自治体の大半は戸籍を電子化しており、法務省は大規模災害に備えて戸籍の副本をバックアップデータとして保存
・婚姻届の提出や児童扶養手当の請求手続きなどの際に、本籍地の自治体に出向いたり、郵送の手続きをとったりして戸籍証明書を取得する手間が省けるようになる(引用終)


← 本籍地やマイナンバーの意味が、ますますわからなくなった。「本籍地は日本中なら、どこに置いても良い」と言われるが、通常は先祖代々の系譜がわかるような住所にするだろう。ところが、大学の職員宿舎をまるで自分の終の棲家であるかのように考えて、その住所を本籍地にしていたのを見たことがある。ここまで馬鹿な事例は、最初で最後にしたい。


[追加]
「戸籍には親族や夫婦関係、本籍地などプライバシー性が高い情報が含まれる。」(引用終)


← 戸籍は大切な記録書類であって、無闇に開陳するものではない。だが、親族や夫婦関係や本籍地の何がプライバシーなのか?誰と誰が婚姻関係にあり、どの家とどの家が名字が違っても親戚関係にあるか、どの地域のどの町村で生まれ育った人なのか等、社会生活を営む上で、相互に知っておかなければ失礼に当たる事例は、枚挙にいとまがないのでは?
← 数年前まで、自分の出身地や出身校や家族関係を説明することに、どういうわけか卑下して隠さなければならないかのような感情を、私は外側から押し付けられていた。むしろ、全体から見たら日本の平均値を上回っているはずなのに、良識を持って健全な国民生活を送ってきたはずなのに、なぜなのか?

ユーリ:学部の卒論で上京した頃は、カードで探していた記憶があります。歳は取るものですね?
ユーリ:2014年4月に私もイエール大学へ行き、朝から閉館まで神学部の図書室にこもって、大量の資料を目を皿のようにして広げ、付箋を貼ったり、デジカメで写真を撮ったり、昼食抜きで夢中になって過ごしました。
ユーリ:便利になったものです。但し、目が疲れ、神経が休まらなくなりました。カード時代には、図書館で箱に並べた手書きやタイプ打ちを見て、時間をかけて作業された方の顔を思い浮かべたものです。偉い先生もご覧になったんだわ、とワクワクしました。パソコンには、その感動がありません。

(転載終)
「2014年4月に私もイエール大学へ行き」に関する詳細は、過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140524)をどうぞ。
久しぶりに、保守派を名乗る読書好きな方のブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=http%3A%2F%2Fconservative.jugem.jp)から抜粋を。

http://conservative.jugem.jp/?day=20170917


2017.09.17
Rediscovering Americanism and the Tyranny of Progressivism


アメリカ主義と進歩主義による専制の再発見、と題される本書は、たゆまぬ信念で全米に保守主義を啓蒙する言論人、マーク・レビンの最新の著書


・生命、自由、そして幸福の追求を人々の神から与えられた権利であるとし、その権利を守るために英国から独立して政府を樹立すると謳った独立宣言、そしてその政府を樹立するための法的枠組みを記した合衆国憲法、これらに凝縮された精神をレビン氏は「アメリカ主義」と。


アメリカ主義とは米国においては伝統的な保守主義のことである。


保守主義とは米国建国のルーツそのもの(アメリカ主義)なのだということを示し、一方で保守主義アメリカ主義に対する多方面からの攻撃が歴史的にどこからやってきたのかを解き明かすのが本書の目的


・レビン氏はアメリカ主義の根本は西洋文明の起源に遡るとしている。アリストテレスキケロジョン・ロックシドニーエドマンド・バークモンテスキューアダム・スミスといった人々の語った言葉を引用し、個人の自由と道徳は神が人間に与えた至高のものであるとする自然法こそがアメリカ主義の理念の源流であるとしている。


アメリカ主義と対立する進歩主義はヨーロッパで育まれた。ルソー、ヘーゲルロベスピエールカール・マルクスといった人物が進歩主義の哲学的基盤を作った。そしてそれは19世紀にアメリカに輸入され、ハーバート・クローリーセオドア・ルーズベルト、ジョン・デュウィー、ウッドロー・ウィルソンといった言論人、哲学者、政治家によって徐々にアメリカにも浸透していった。進歩主義が敵視したのはまさにアメリカ主義とその源流である自然法であった。


アメリカ主義が消極法(negative law)を重視する一方で進歩主義は積極法(positive law)を推進。


・消極法とは「政府はこれこれをしてはならない」と政府の領域を限定し、同時に個人の領域を守るものである。積極法は「政府はこれこれをするべきである」と政府の領域を限定せず拡大を促進し、ひいては政府・官僚機構の肥大化、自由喪失、専制へとつながるものである。


・人間の自由と生命は神が与えたものであり、神聖にして侵害してはならないという概念を普遍的な真理であるとする自然法、そしてその自然法を国家として成就させたアメリカ主義。一方普遍的な真理の存在を否定し、集団主義と中央集権によって人間社会は常に上昇していき、最終的には平等な理想社会が実現するとする進歩主義


進歩主義社会主義、ナチズム、ファシズム共産主義へと発展し、未曽有の殺戮をもたらした。ソ連崩壊後もその哲学は官僚組織として米国社会に深く根を下ろして生き長らえることになった。そして今、米国社会の持続と繁栄をもたらしてきたアメリカ主義は進歩主義の攻勢によって危機に直面している。


・日本人が読んでも読みごたえのある一冊。絶え間ない政府領域の増大も真理・哲学・価値観の喪失も自由と繁栄の喪失もまさにわが日本の問題

(部分抜粋引用終)
結局のところ、この十年以上のブログ書きの根本的な動機および話題は、ここに集約されると言えよう。平たく言えば、「真面目にやってきたのに、どうしてこんな状態なのか?」という疑問形が次々に湧いてくるということである。