手加減せずに(1)
『プレジデントFamily』で先端研・イスラム政治思想分野が紹介
『プレジデントFamily』2016年10月号(2016年秋号)、58-59頁
・相手が小学生だろうが親だろうが私は手加減しないので、通り一遍の「イスラームっていいですね」という話ではなく、イスラーム教の規範が現代の国際社会の中でどのような場面で問題化されるのか、その根本を論じています。
・私の写真には「願望で世の中を読み解いてはいけない」などと強烈なキャプションが大きくかぶさっています。
(部分抜粋引用終)
池内恵先生の言葉は、何となく朝からおもしろくて、笑えてくる。
その昔、京都の国際日本文化研究センターでご講演(前座)を聴いていた時には(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120126)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141010)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150320)、気がつくと、黒っぽいネクタイにフォーマル背広姿の若い池内先生のみが一生懸命に喋っていて、周囲の白髪頭のご高齢の方々は、こっくりこっくりと居眠りをされていた。それでも確かに、手加減せずに一貫して同じことを話されていた。
その中で、ほぼ私一人、一期一会だと思ってメモを盛んに取っていた。
本当に一期一会になってしまった!
ただ、池内先生が書かれていることは、遠い過去の限られた私の記憶と一致していることが多いので、その意味で大変信頼できる。
喋る毎に、書く毎に、微妙に論点がずれたり、自分より立場が強そうな相手に合わせ過ぎたり、気に入らない人を突然貶めたり、よく知りもしないことをもっともらしく公言したりするなど、信憑性に欠ける人が世の中にはいるが、そういう人は研究者やジャーナリストには向かないと思う。
私がこのブログで過去分のアドレスを逐一明示しているのは、あくまで自分の経験に基づく文章であることを示すためでもある。誰がどこを調べても自分の文章であり、引用以外は、自分が経験したことだけを書いている。