ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

選択夫婦別姓の狙い

選択夫婦別姓http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151217)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151218)について、見つけたサイト(http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/913.html)から部分抜粋を。

脇浜紀子アナ「名前を変えるのは何となく嫌」「結婚はしたいが姓は選びたい」「韓国中国も夫婦別姓を採用している」「旧制度に固執する人は今まででいい。選択夫婦別姓選ばせろ夫と同じ墓には入りたくない


宮崎哲弥「なら結婚しなければいい(同棲のまま)」「韓国中国の夫婦別姓は封建時代の名残」


フェミニズムジェンダーフリー思想。

事実婚を公認した唯一の国家であった旧ソ連の実験

ニコラス・S・ティマシエフ(Timasheff)「ロシアにおける家族廃止の試み」(N.W.Bell "A Modern Instrucion to the Family" 1960 N.Y.Free Prees所収)


1917年、ロシアの共産革命によって政権を掌握した共産党及び革命政府の施策は多くの抵抗に遭遇。ソ連政府はその原因を家族、学校、教会にあると考え、革命を成功させるため、家族の絆を弱め、教会を破壊し、学校を革命の担い手に。「旧秩序の要塞・伝統文化の砦」とされた家族に対する攻撃。

 一、従来、法律婚の要件とされていた教会での結婚式を不要とし、役所での登録だけで婚姻の効力が生ずるものとした。
 二、離婚の要件を緩和し、当事者合意の場合はもちろん、一方の請求だけでも裁判所はこれを認める。
 三、犯罪であった近親相姦、重婚、姦通を刑法から削除。
 四、堕胎は国立病院で認定された医師の所へ行けば可能となり、医師は希望者には中絶手術に応じなければならない。
 五、子供たちは、親の権威よりも共産主義のほうが重要であり、親が反動的態度に出たときは共産主義精神で弾劾せよ、と教えられた。
 六、最後に、1926年には、「非登録婚」も「登録婚」と法的に変わらないとする新法が制定。

 一、同居、二、同一家計、三、第三者の前での結合宣言、四、相互扶助と子供の共同教育、のうちの一つでも充足すれば、国家はそれを結婚とみなさなければならない。「重婚」合法化、死亡した夫の財産を登録妻と非登録妻とで分け合う

家族の結びつきは1930年頃には革命前よりは著しく弱まった。予想もしなかった有害現象。1934年頃になると、それが社会の安定と国家の防衛を脅かす

 一、堕胎と離婚の濫用(1934年の離婚率は37%)の結果、出生率が急減共産主義国家にとって労働力と兵力の確保を脅かす。
 二、家族、親子関係が弱まった結果、少年非行が急増。1935年にはソ連の新聞は愚連隊の増加に関する報道や非難で埋まった。彼らは勤労者の住居に侵入し、掠奪し、破壊し、抵抗者は殺戮。汽車のなかで猥褻な歌を歌い続け、終わるまで乗客を降ろさなかった。学校は授業をさぼった生徒たちに包囲され、先生は殴られ、女性たちは襲われた
 三、性の自由化と女性の解放という壮大なスローガンは、強者と乱暴者を助け、弱者と内気な者を痛めつける。何百万の少女たちの生活がドン・ファンに破壊され、何百万の子供たちが両親の揃った家庭を知らない

戦争に直面している国の国力を破壊 → 社会の柱(pillar of society)である家族を再強化

 一、「結婚」の意義が再評価。生涯の結合であって人生の「最も厳粛な行事」。家庭の強化は共産主義の基本的モラルの一つ。「離婚は性的快楽のための権利ではない
 1939年の公的雑誌「国家は家族なしには存立し得ない。結婚は生涯の伴侶を得てこそソビエト国家に価値がある。いわゆる自由恋愛はブルジョワの発明であって、ソビエト市民の行動原則とは何の関係もない。さらに結婚は、子を儲け、親としての喜びを経験することによって国家に対する最大の貢献となる」
 『イズベスチヤ』や『プラウダ』は結婚祝福の記事、1936年には教会で用いられる結婚指輪も店で売られる。
 二、離婚の制限を強化した。1935年には離婚歴が戸籍に登録、女性が男の三十人目の妻となるようなケースを防止できる。離婚費用も3ルーブルだったのが、一回目50ルーブル、二回目100ルーブル、三回目150ルーブルに引き上げ。
 三、1926年に導入された非登録婚の制度を廃止。登録婚だけが合法、嫡出子と非嫡出子の「ブルジョワ的差別」も復活。婚外子とその母とは扶助料も受けられなくなった
 四、堕胎の自由もなくなった。1935年から反中絶キャンペーンが始まり、それがいかに母体に悪影響を及ぼすかを医学者たちがPR。1936年には1920年の法律が改正され、母体の生命と健康に危険のある場合及び重大な遺伝上の問題がある場合を除いて人口中絶が禁止。出産が奨励され、六人以上の多子家庭には特別手当が支給。
 五、親に対する反抗の奨励も修正。親の権威が強調され、1935年には、「親に対する尊敬と孝行は青年共産主義者同盟(コムソモール)の道徳の核心をなすものである」と新聞に報道。スターリンも1935年10月、自らチフリスに住む老母を訪ね、母親に対する愛情と尊敬を示し、模範例として称揚。

福島瑞穂氏「ロシア革命の後、様々な政策が根本から見直され、一時的であれ、事実婚主義がはっきり採用されていたとは素晴らしいことだと思う」(『結婚と家族』岩波新書)と手放しで絶讃。

家族崩壊と青少年非行、児童虐待に悩む欧米諸国の現状。クリントン大統領は1996年1月の一般教書で家庭の尊重を強調し、6月には青少年犯罪対策として夜間外出禁止条例の制定を州、都市に要望。スウェーデンソ連に近い事実婚公認)やフランスの家庭崩壊は目に余るもの。崩壊した家族秩序を修復、再建することは至難の業。ピューリタンの厳しい伝統に支えられていた米国等でさえ然り。

華子「山田さんの奥さんが李さんになっていて、子供は、別姓になる前の子供が山田君で、別姓にしてからの子供は李君なのよ。」
教子「別姓になって子供の「姓」は、夫婦のいずれかに統一されるようになっているでしょう。授業以外でもうヘトヘトよイジメの原因になるのよね。両親の都合で中国の姓の生徒はかわいそうなのよ。中国は別姓の国だから、日本で別姓法案が法律化になるって、中国国内ニュースで歓迎するような報道していたらしいからね!」
華子「福島瑞穂さんたちが、熱心にやっていた“子供の人権条約”に反するじゃない」
教子「そうなのよ、子供たちはえらい迷惑しちゃうのよ」
華子「夫婦別姓ってなにもいいことないわね。仕事上新しい姓を尊重して、李さんって呼ぶじゃない。山田さん離婚したのかってね。それって個人情報だから言えないでしょ。もうイヤになってしまう。」
教子「それがさ〜、民法改正になった事でいろいろ人間不信になってしまって!家庭訪問してたら、私生児だと思っていた子供の家に、真新しい表札が付いていてね、その子のお父さんがクラスメートのお父さんだったのよ。婚姻していた子供の家も別姓を選択したから表札は2つで、どっちが法律的夫婦か他人には分からないじゃない。そして、民法も改正され遺産の相続が、実子と私生児の区別がなくなり、同一になってから本妻と内妻の立場の差がなくなったように見えるのよ。」
華子「夫婦別姓といっしょに、離婚原因に“5年以上の継続別居”を追加されたでしょ。新しい法律で簡単に離婚は認められるし、純子と先生の間に2人の子供がいて、その子供たちに相続の3分の2がいくからね!」
教子「もう日本も終わりだね!辞書から不倫って言葉なくなるじゃない。」
華子「婚姻届が意味がなくなるね。事実婚とか重婚と大差なくなってしまって、家族の絆って死語になったよね。たしか、福島瑞穂さんって事実婚だったよね。福島さんの家庭の利益になるように、日本の法律が改正されたってことじゃない。」
教子「こないだ、生徒のお母さんが病死して葬儀に行ってきたけど、お清めの席でもめていたのよ。墓よ!墓。墓ってだいたい、なになに家の墓ってなっているじゃない。それで、亡くなったお母さんが別姓にしていたので「姓」が違うので、どうしようってことなのよ!」
華子「そこまで、考えてなかったじゃない!日本の墓の、かなり問題になるってことね!」
教子「夫婦別姓を含む民法改正前の2009年10月27日に、憲政記念館で開催された“日本解体法案阻止請願受付国民集会”で司会の西川京子先生が、『なぜ、夫婦別姓が必要なのか、現在すでに戸籍(身分証・パスポート)などに旧姓を併記できるようになっているのに夫婦別姓を求める人達の目的は他にある』って言っていたのよ!」
華子「夫婦別姓社会主義思想で、家族の絆とかの伝統を壊しバラバラにして社会主義国家を建設する目的があったんだって!」
教子「民主党戸籍制度の廃止と外国人参政権付与も法律化しようとしているじゃない。鳩山首相は,“日本列島は日本人だけのものじゃない”って言っていたじゃない。日本が日本じゃなくなってしまうよね!信じられないけど、最終目的は『皇室の廃止』だと思うよ。」
華子「家族の絆が壊れ、地域社会もおかしくなってきたし、なんか日本がバラバラになってきているしね!」
教子「“人権擁護法案”とか“人権侵害救済センター法案”とかが通ったら、華子も私も逮捕されると思うよ。“平成の治安維持法案”なのよ。裁判所の令状なしで自宅などを捜索できる怖い法律なんだよ。」
華子「それらの変な法律の目的が、皇室廃止を狙っていることを国民が知ったら怒るでしょうよ!」
教子「それがね!夫婦別姓の時もそうだけど、マスコミ特にテレビは報道しないから、国民が知らないうちに日本が壊れるってことなのよ!インターネットで、友達とか国会議員とかに危険性を発信するしかないのよ。」

選択的夫婦別姓制度を推進:日本共産党公明党社会民主党

(部分抜粋引用終)

この件は、2004年頃から浮上してきたようだ。当時の私は、某大学で学生や教授の思想背景を把握し、咀嚼するのに必死な思いで、与えられた仕事をこなしていた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141010)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141011)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141012)。2007年からブログを始めたのは(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070622)、生活記録と勉強ノートを兼ねて、自分の考えを整理したかったからでもある(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091217)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101027)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151111)。もし、あの頃の混乱した経験を経なければ、また、2012年1月にダニエル・パイプス先生と知り合っていなければ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120114)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141017)、今の私はどうしていただろうか。半ばあきらめ、半ば自分の世界のみに集中して、自分のことさえしっかりやっていれば、という気分だったことだろう。そして、この種の話題についても、ニュースで報道される度に、(自分はそうしないけれど、そのような少数派のケースも認めていかなければならないんだろう)と心を広くするよう無理矢理に心掛け、渋々ながらも世論に同意する方向に行っていたことだろう。
そのような態度は、案外に保守と自覚している人々の中にも潜在的に多いのかもしれないが、それこそが左派の罠である。世論操作に誘導されて乗っているからである。
例えば、マイナンバーに反対して、あちこちで裁判を起こしている人々がいるが、最高裁では負けるとわかっていても、世論に喚起を促す意図で、ニュースを作るべく、地方裁レベルで騒ぐのだ。「今の政権、何でもやりますから」「怖いですねぇ」というように話を持って行き、問題なく満足して暮らしている普通の市民を眠りから覚まそうとするのである。
だから、各種運動の思想背景と文化宣伝工作の手法を、古い本を読んで学んでおく必要がある。ミトロヒン文書、ヴェノナ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20151201)、立花隆日本共産党の研究(一)(二)(三)』(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150921)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150924)などが適当ではないだろうか。

2015年12月21日追記:上記の引用サイト(http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/913.html)の最後の「ご意見、情報提供」欄の末尾に、こんなコメントが出ていたので、参考までに引用する。

「最近ははてなもフェミ洗脳がひどくて、夫婦別姓賛成のゴミフェミ婆だらけで気持ち悪くなってきてます。家庭崩壊と少子化して人口削減、世界支配したいユダヤの戦略どおりになってますね。その代理人として在日を使って自分たちは表に顔を出さない卑怯さは見事 - はてな 2015-12-20 12:58:06」

(引用終)
←「世界支配したいユダヤの戦略どおり」「その代理人として在日を使って自分たちは表に顔を出さない卑怯」とは、どういう意味か?証拠を出せ。